ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

大阪24区の旅(2)未知の区を制覇したい

これまでの大阪24区めぐり

秋ごろから、大阪の街をもっとよく知ってみようということで、24区の知らない場所をめぐっています。

これまで書いた記事。

schlossbaerental.hatenablog.com

schlossbaerental.hatenablog.com

前回は、住之江区、大正区、西成区、旭区に行ってみました。今回は南東部の阿倍野区、東住吉区、生野区、平野区、住吉区です。

阿倍野区

天王寺駅から環状線の外側にある阿倍野区ですが、ほとんど義父と飲みに行ったことくらいしか想い出がありません。

ほぼ平地の大阪にある唯一の起伏、上町台地のピークにあたるのが、阿倍野区のあたりです。この写真は地下鉄と路面電車の阿倍野駅周辺で、大きなショッピングモールやマンションが建ち並んでいます。

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あべの筋は、広い道で、中央に路面電車が通り、それ以外に左右2車線ずつの車道が平行しています。

 

坂を下りて、あびこ筋(御堂筋線ぞい)に出たあたりに文の里商店街があります。

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住宅地の間にある、きれいな商店街です。松虫通を渡った南側には、さらに別の商店街、昭和二丁目商店街(あきんど村)が続いています。

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電気屋さん、八百屋さん、肉屋さんなど、が軒を連ねています。どの店もにぎわっていました。

近くには、池の真ん中に高級住宅地があることで知られる桃ケ池公園があります。

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池のまわりも立派な一戸建てが並んでいます。

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2021年のお正月に再訪した際、阿倍王子神社の初詣の様子を見た後、周辺の商店街にいってみました。

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コロナ禍にも関わらず多くの人が初詣に訪れていました。

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神社の前からあべの筋を渡ったところに王子本通商店街がありました。元旦なので、ほぼ休業していましたが、綿菓子を売っているお店が開いていました。

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奥へ進むと、むつみ通り商店街。こちらもほぼ閉まっていました。

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住宅街の狭い通りの先に、あべの王子商店街の入り口が見えます。

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狭くて古い商店街ですが、寂れている様子はなく、ふだんは多くのお店が開いていて、活気があるのだろうと思いました。

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ぎっしりとお店が並ぶ商店街ですが、その外側もまた、密集した住宅街です。

 

 

生野区

職場から近いものの、鶴橋や今里の駅周辺しか知らなかった生野区にも、自転車で改めて行ってみました。(11月半ばごろ訪問)

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大和路線東部市場前駅。この駅も初めて訪れました。このあたりが生野区、東住吉区、平野区の境界にあたります。

この駅から北西に進んだところに、生野本通商店街があります。

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交差点に斜めに入り口が開いています。

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夕方6時ごろですが、もうお店はだいぶ閉まっていました。

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この甘味屋さんはずいぶん古い店でした。

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ここはさらに細い商店街との分岐になっていました。自転車だと通れないので、中に進むことはあきらめました。

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かなり長い、まっすぐなアーケードが続いていました。

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商店街の終点から10分ほどのところに環状線寺田町の駅がありました。めったに来ない場所なので新鮮に感じました。

 

東住吉区 

先日の阿倍野区訪問のさいに、少しだけ通りがかった東住吉区ですが、もう少しちゃんと街の様子を見ておきたいと思い、再訪しました。(2020年12月に訪問)

松虫通と近鉄南大阪線が交差するあたりに北田辺の商店街があります。

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駅西側のカクカクと何回かカーブしているのが北田辺商店街です。

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お店があまり開いていませんでしたが、アーケードは広々していてきれいでした。

 

松虫通の南側に続いているのが、新道商店街です。こちらは狭くて古い、いかにも味のあるアーケードです。

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なかなか雰囲気のよさそうな居酒屋さんなどがありました。

 

 

平野区

高速道路で通過する以外に、これまで全く足を踏み入れることがなかった平野区ですが、職場から自転車で10分ほどで区域の北側に入ることができます。(12月に訪問)

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平野区ではなく、職場から近い、東大阪市源氏が丘に、非常にユニークな円形の銭湯がありました。

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大和路線平野駅。なんというか特徴のない郊外の駅です。駅前は広々しているけどそれほどにぎわってはいません。駅の南側、少し離れたところに平野本通商店街がありました。

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西側の入り口周辺は、暗い照明、古いアーケード、そしてほとんどお店が閉まっていました。

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途中から新しいアーケードに変わります。

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この商店街でおどろいたのは、歴史のある古い建物がきれいに残っていて、今もお店等に使われていることです。

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ここは周辺の旧市街も含めて、またじっくり見て回りたいと思いました。

 

住吉区

大阪市立大学以外に何も知らなかった住吉区ですが、一番最後に訪れました。(2021年お正月に訪問)。

自宅からだと、西成区や大正区はそれほど遠くない気がするのですが、さらに南の住之江区や住吉区は、片道で10km近く離れているので、クロスバイクとはいえ、それなりにやる気を出さないと行けなかったのでした。

コロナ禍のお正月ということで、どれくらい初詣に人が来ているのか気になって、住吉大社とその周辺に行ってみることにしました。

なにわ筋から松虫通に入り、少し道に迷ったところで、玉出本通商店街を見つけ、寄り道しました。

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元旦にもかかわらず、商店街の中はけっこう人が歩いています。

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スーパー玉出はお正月も営業していました。

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たばこ屋さん件おもちゃ屋さんも開いていました。さっそくお年玉をもった子供さんが買いに来ていました。

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商店街を抜けたところで阪堺線の路面電車が通っていました。この線路沿いに進めば住吉大社です。

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警備員の方がたくさん路上で交通整理をしていました。そんなに人が来ているのだろうかと思いながら近づいていきました。

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信号が変わるたび、駅からたくさんの人が歩いてきて、横断歩道を渡って、神社に入っていきます。やはりコロナ禍でも初詣には来る人は多いようです。

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電車の本数は多く、つぎつぎやって来ていました。

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それでも自転車を押して歩ける程度の混雑なので、例年の十分の一くらいなのかもしれません。

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南海本線住吉大社の駅ですが、切符売り場以外はあまり混雑しているようには見えませんでした。ただ、たえず人がいる感じでした。

住吉大社駅の西側には、粉浜商店街がありました。このへんは、住吉区と住之江区の境界で、商店街は正確には住之江区に属するようです。

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歩いている人はいるのですが、お店は当然のことながらほとんど開いていませんでした。

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人が並んでいたのは、鈴カステラ屋さん。

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隣の粉浜駅前までアーケードが続いていました。

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粉浜駅から東に坂を登って行くと、帝塚山の高級住宅街です。住吉大社の前で分岐した路面電車は、カーブしながらお屋敷街のなかを通って、あべの筋へと向かいます。

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このへんに来るのは初めてだったので、阪堺線を見たのも初めてでした。いろいろな車両がけっこうな頻度で通ることにおどろきました。途中で何度も鉄道写真ファンの人を見ましたが、たしかに写真を撮りたくなる路線です。

 

24区めぐりはつづく

ひとまずこれで、すべての区に行ってみることはできたのですが、当然まだまだ知らない場所はたくさんあるし、身近な区のなかでも日々、新たな発見があります。大阪24区の旅はこれからも続いていきます。