ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ブルーちゃんの甘えにおける形態の変化

毎日脚の上で眠るブルーちゃん

ちょうど一年前にブルーちゃんの挟まりについて書いていました。

schlossbaerental.hatenablog.com

 

ソファにねっころがってブランケットをかけた私の脚に、毎日ブルーちゃんは挟まって過ごします。だいたい夕方6時ごろから夜9時ごろに私の脚に挟まりに来るので、この時間を夕方の甘えと呼んでいました。

 

この一年くらい、ほぼ毎日ブルーちゃんの甘えを写真に収めてきましたが、一つ気づいたことがあります。ブルーちゃんの寝相がとても規則的に変化しているということです。

どういうことか、以下の写真で検証しましょう。

 

甘えの四形態

1)おしりを向けて箱座り

最初に脚の上に乗ると、いつも箱座りを始めます。

念のために言っておきますが、これらはすべて別の日に撮影しています。

 

2)横になって頭をくるんとこちらに向ける

第二形態が最初にのせた写真と同じ、頭をこちらに向ける形になります。

第二形態では、まだ眠ってはいないもののほとんど動きがなくなります。はじめはしっぽをゆらゆらさせているのに、だんだん動きが緩慢になっていきます。

 

3)つっぷして寝る

第三形態では、目を閉じてたいていはうつぶせで身体を伸ばして本格的に眠り始めます。

これが典型的な第三形態です。丸まっていた第二形態から顔をふとんにうずめたまま身体を伸ばし、熟睡状態に入ります。しっぽももう動きません。

第二形態から頭をふとんにくっつけてそのまま熟睡に入ることもあります。

前脚やしっぽで顔を覆うパターンもあります。

いずれにせよ隙間にぴっちり身体をくっつけるのが第三形態です。

 

4)寝返りをうって身体を伸ばす

最後の第四形態は覚醒への過程でもあります。寝返りをうって、身体を大きく伸ばします。

第三形態では私の左足に身体を寄せていましたが、逆方向に寝返りをうって、右足首のほうに手と頭を伸ばします。

前脚は伸ばさず、身体の向きだけをかえるパターン。

しっぽを脚の間に挟むなど、しっぽの方向もそれまでの形態とは異なります。

 

同じ日の写真で変化を捉える

ここまではいろいろな日に撮影した写真から四形態の特徴を概観しましたが、今度は同じ日にとった写真で比較してみましょう。

まずは第一形態。

第二形態。たいてい右耳を下にしてこちらに顔を向けます。

そして第三形態

さらに第四形態

このように、ほぼ必ず同じパターンで寝相が変化していることが分かります。

 

妻の脚の上でも同じ動きが再現される

ブルーちゃんの甘えの形態変化に気づいたきっかけが、妻から送られてきた写真でした。日ごろソファーに横になってブルーちゃんを挟むのはおもに私の役割なのですが、ときどき私の帰りが遅い日などは、妻が代わりにブルーちゃんを挟んで過ごします。

ある日の昼。ブルーちゃんの昼の甘えが始まりました。

私の脚に挟まるときと同じように第二形態に変形します。

妻からの写真を見ると私の脚に挟まる場合と同じように姿勢が変化していることから、ブルーちゃんの寝相には一定のパターンがあるのでは、と気づいたのでした。

 

中断を挟むと第一形態からやり直す

第一形態から第四形態への推移には、だいたい一時間くらいはかかります。(その間に私も眠ってしまうことがあるので正確な時間は分かりません)

途中でなんらかの原因により目が覚めてしまうこともよくあります。

脚を伸ばしてしっぽのほうを毛繕いしています。

こちらも目覚めて毛繕いをはじめています。

このように途中で目が覚めてしまう場合は、毛繕いをしたりトイレを済ませたり、食事をしたりした後に、また脚の上に戻ってきて、第一形態から甘えを再開します。

毛繕いを終えて、身体を丸くしながら後ろ向きに座り、第一形態に戻っています。

私が座り方を変えて脚をテーブルの上に延ばしていますが、ブルーちゃんは再度膝の上に乗っかります。

 

まとめ

実家で飼っていた猫たちももしかしたら同じように姿勢を変えながら寝ていたのかもしれないと思いますが、もうだいぶ昔のことなのであまり記憶に残っていません。

ブルーちゃんは日ごろから非常に規則正しく生活しており、一日の過ごし方や場所の移動もほぼ同じパターンをなぞっています。その一環として、このような甘えのさいの姿勢の変化も捉えられるのだろうと思います。