ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

クロスバイクで通勤してみる

ロードバイクを売却してクロスバイクを購入 

今年1月から3月あたりにかけて、ロードバイク、PC、カメラ、妻の靴などさまざまな不用品を売却した売り上げで、トレックのクロスバイク FX-Sport4を買いました。

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さようなら10年乗ったジオス・アルライト。京都の主な峠や琵琶湖一周などいろいろな場所に行きました。

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ヤフオクで買ったアルテグラのクランクとホイール、105のブレーキなど、カスタムだけで車体価格の倍くらいお金がかかっていたと思います。

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新しく買ったトレック。3月初頭に注文したものの予約が殺到していたらしく、納車まで2週間以上かかりました。

クロスバイクなので、ポジションは非常に楽だし、油圧ディスクブレーキがついているので、街中でも快適に乗れます。ロードバイクのリムブレーキよりもずっと軽い力で恐ろしい制動力で止まれます。長時間乗っても握力がなくなったりはしません。

一方で、ギアはフロント2、リア10のティアグラがついています。ロードバイクと同じ変速性能なので、加速減速もしやすく気持ちよく走れます。クロスバイクとしてはおそらくかなり高価なものを買ってしまいましたが、非常に満足しています。(高価といえば、せっかくだし、さらに高い25万円のフルカーボンクロスバイクを買おうかとも思ったのですが、マンション内の駐輪場に置くことが心配になったので、断念しました)

 春休み中は淀川河川敷をサイクリングしたりしていましたが、ここ最近、自転車に乗る機会は、梅田へのちょっとしたお出かけと週に1、2回ほどの東大阪市への通勤です。

 

大阪市北西部から東大阪への通勤経路について

福島区の自宅から、東大阪市の勤務先までは、最短距離で13.5kmくらいあります。京都市右京区に住んでいた頃は、左京区岩倉の職場まで、坂道だらけの12.5kmをロードバイクで通勤していました。それに比べると距離は少し長いものの、平坦な道ばかりなので、それほどたいへんでもありません。(ただし信号が多いので一時間くらいかかってしまいます)

単に交通量が多い、距離が遠いというわずらわしさはあるのですが、それ以上に毎回頭を悩ませているのが、どこを通ったら安全かつ早く目的地に着けるかということです。それは大阪市内の場合であれば、どこを通って市内中心部を抜けるか、そしてどこで環状線をくぐるかがポイントになります。

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ちょっと見づらいのですが、JR環状線と東西の主要な道路、そして上町筋をマークしてみました。(南北の通りは御堂筋、なにわ筋などいろいろありますが、中心部だとどこを通ってもあまり変わりません。)

ということで、これまで走ってみたルートをまとめてみました。

1)なにわ筋、御堂筋などを通って、千日前通、鶴橋駅前を抜けて布施へ出るルートは交通量が多く、坂もきびしい。

2)なにわ筋から長堀通を東へ進み、玉造駅から千日前通りへ合流するルートもまた坂が長い。

3)桃谷あたりから細い道をたどって、俊徳道駅前へ抜ける道は、交通量はそれほどでもないものの、信号が多く、また狭い道がほとんどでやや走りにくい。

4)本町通りで大阪城に出て、中央大通りを高井田まで進んで、小阪へというルートは、大通りにもかかわらずわりと走りやすい。しかしつねに車の動きに注意し続けないといけない。

5)土佐堀通りを大阪城北詰まで進み、寝屋川に沿って放出駅北側へ、そこから南下して、おおさか東線沿いに小阪へ抜けるルート。これがいちばん起伏がすくなく、またわりと交通量が少ないので安全に走れます。

だいたいこの5パターンくらいを試しに走ってみましたが、自転車でのルート選択の場合、車と違ってポイントになるのは、鉄道と川だと気づきました。

 

写真を撮りながら走ってみる

高低差や大通りを避けるとなると、やはり放出駅まで東西線沿いに進むルートがベストだろうと思います。中之島から大阪城北詰までの土佐堀通り(とくに北浜〜天満橋あたりが道が狭い)は交通量が多く、ちょっと怖いときもあるので、最近は中之島北側の細い通りを進み、京阪天満橋駅あたりで、大川を渡って大阪城北詰に出る道を使っています。交通量がそれほど多くないので安心です。

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家から2km、大江橋駅前(御堂筋)です。高速道路の向こうに見えるのが雨がっぱ倉庫。

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写真ではわかりにくいのですが、ライオン像のついたなにわ橋。北浜駅近くです。

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奥に京阪天満橋の駅ビルが見えます。このあと川沿いの道は造幣局前で途切れるので、歩行者用の橋で南側へ渡ります。

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大阪城北詰駅前です。ここから寝屋川にそって、環状線の外に出ます。

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環状線をくぐったところで京橋駅の見たことがない改札に出ます。南口?でしょうか。小さい出口の周りには狭い道と住宅街が広がっています。

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寝屋川はコンクリートで両岸が固められた、とくにきれいでもなんでもない川ですが、古い工場や住宅などを見ながら、真っ直ぐな道をすいすい進めます。

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川沿いを東へ行き過ぎて、気付いたら放出の一つ先にある徳庵駅に出ていました。

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小さくて古い商店ばかりなのですが、そこそこ人は歩いていて寂れている雰囲気ではありません。通勤路からは外れてしまいましたが、日頃いかない街を散策できてなんだか得した気分になれました。

 

 

通勤用クロスバイクでこれが便利

通勤用にパニアバッグがとても便利。2年前、ロードバイクを整備して通勤仕様にしたときに購入したキャリアとパニアバッグはクロスバイクで相変わらず使っています。パニアバッグは背面のフックでキャリアに固定する仕組みですが、ちょっと引っ張ったくらいではびくともしないので、走行中の振動でずれたり落ちたりすることはまずなさそうです。中にクッションや仕切りがあるので、カメラやPCなどを入れることもできます。

ただ、荷物をおろして歩いたりする際には少し不便(パニアバッグ自体をショルダーバッグとして運べるようにはしていますが、若干重いし硬い)なので、荷物がそれほど重くないときや、自転車から降りて歩くことがあれば、リュックの方が良さそうです。

それから、クロスバイク購入時に取り付けたのが、スマホスタンドです。アルミ製の頑丈な金具をハンドル部分に固定しています。スマホ側には、浅いねじ穴のような切り込みの入ったケースを装着します。45度くらいの角度でスタンドにはめてクルッと回すだけで固定できます。

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走行中に電話がかかってきたり、あるいはマップを見たりするのにとても便利です。

ロードバイク に乗っていた頃はサイクルコンピュータをつけていましたが、今ではそれもスマホアプリで使えます。

私はこちらのアプリを入れていますが、速度や経過時間を表示するだけでなく、地図やナビとしても使えます。ふだんはサイコンがわりに距離や速度が表示されます。

www.strava.com

あと地図がみられるのは非常に便利です。私の通勤範囲はどうしても細かい道が多く、あてずっぽうだとどこにいるか本当にわからなくなってしまうからです。(私の車のカーナビでは、細街路としてあまりちゃんと表示してもらえないような道ばかりです)