ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

猫の避妊手術および臍ヘルニアの手術について

わが家に来て5ヶ月、いよいよ手術へ

8月にわが家にやってきた、白猫のブルーですが、もらってきた当時はだいたい生後3ヶ月ほど、体重は1.5kgしかありませんでした。その後毎週100グラム程度のペースで成長をつづけ、12月末ごろには、3.2kgとちょうど2倍の重さまで成長していました。とはいえ、昔飼っていた6kg超の雄猫にくらべるとだいぶ小さく、まだまだ子供の大きさです。

大きさの変化

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8月下旬ごろ

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9月中旬ごろ

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12月下旬ごろ

 

臍ヘルニアのこと

保護親さんが引き渡しの際に非常に心配していたのが、臍ヘルニアのことでした。ブルーのお腹には、たこ焼きくらいのでっぱりがあります。さわるとふよふよしていています。要は生まれたときに臍がうまくふさがらなかったので、腹筋がちゃんと閉じておらず、おなかの脂肪や腸の一部が、外に出ていたわけです。もし腹筋の隙間が成長とともに閉じてきて、はみ出た部分が締め付けられることになると、ひどく痛むことになるし、緊急手術が必要になるかも知れません。それがずっと心配でした。

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8月末ごろ

臍ヘルニアをもった犬や猫について、ネットであれこれ調べました。多くの場合は、小さな脂肪細胞などが入っているだけで、放置しても問題ないことや、ブルーのように大きくはみ出ている場合は、去勢・避妊手術時に形成手術をすることなどがわかりました。それでも、やはりこの半年くらい、へその出っ張りがどんな状態かチェックする(さわってみて、固くなってないか、ぱんぱんに張っていないか)のは、私たちの日課になっていました。日々、お腹をさわり、ぷりんとしたヘルニアを撫でては安堵していました。

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しかし、本猫としては、とくに気にするわけでもなく、毎日元気に遊び、どんどん大きくなっていきました。私たちの心配の種だった臍ヘルニアも、彼女のかわいい特徴のように思えていました。

 

避妊手術の直前に発情期がはじまる

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夜中になると箱から顔を出して遊びをせがむ

12月の半ば、仕事が落ち着いてきた時期だったので、思いきって病院へ連れて行きました。血液検査の結果が若干基準値とずれていたため、手術の日程はしばらく延期となりましたが、驚いたことに、病院へ連れて行って、一週間後くらいに手術ができるかな、と思っていたところで、発情期が始ってしまいました。

毎日ずっと大きな声で鳴くし、夜もうろうろして落ち着きません。この時期は在宅勤務の私がおもにケアをしていましたが、どうしようもなく、かといって放置して外出するのもかわいそうで、しかたなくしんどい思いをしながらずっと家にいました。

 

発情がおさまり、クリスマスに手術

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約一週間後、発情期が落ち着いてきたところで、病院に連絡をし、12月25日に手術を行うことが決まりました。手術の前日は9時以降絶食となります。ふだんなら、私たちが晩酌をし、猫が活性化する夜中には、チュールやカリカリ系のおやつなどを与えていましたが、この日は何も食べさせられません。この時点で猫は、今日は何か違う、と気づいていたかも知れません。

翌日も何も与えず、キャリーケースに入れて病院へ連れて行きました。昼に手術をして、夕方には引き取り可能ということで、私がふたたび病院へ行くと、無事手術は終わっていました。

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術後服がじゃまでしかたがない

手術後、自宅に戻るとすぐに全速力でケージからとび出し、ソファの下に隠れました。いくら名前を呼んでも出てきません。採血時に巻かれた包帯をとってあげたかったのですが、なかなか姿を現さず、なんとか捕まえても、シャーと威嚇するので、包帯をとるだけでも一苦労でした。

その後、落ち着いてくると、私のひざの上に乗り、身体を奮わせながら小さくなっていました。白い術後服に包まれた身体をなんどもなでさすりました。

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私にはなぜか添い寝ではなく、脚の間に挟まって寝るのが好きみたいです。
翌日あたりまで震えとおびえは残っていたように思います。しかし、2日ほど過ぎると、痛みはなくなったのか、キャットタワーに上ったり、食器棚に上ったりと、いつものように動き回るようになりました。

そして、元気になるにつれて、術後服が気になるようで、起きている時間はずっと毛繕いのように体中をべろべろなめ、服のほつれた糸を歯で噛みちぎっていました。おかげで、わずか数日で、セーターのような術後服は、ぼろぼろになってしまいました。

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12月28日

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12月30日

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12月31日

 

ちゃんぽんのカップでカラーを自作、失敗

術後服をべろべろするだけならいいのですが、糸くずを歯でむしって、糸を食べてしまったり、糸を飲み込んで喉に引っかけてしまうことを危惧した私たちは、やはりエリザベスカラー的なものをつける必要があるのではないかと考えました。

ネットを検索すると、カップ麺の空き容器で簡単にカラーが作れることが分かりました。買い置きしてあった、マルタイのちゃんぽんをさっそく食べて、良く洗ってからカラーを作りました。ガムテープを周りに貼って、首回りが直接容器に当たらないように工夫しました。

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そんな私ががんばって作ったカラーですが、装着したところ、どうにも嫌らしく、しばらく後ずさりしながらうろうろと歩き回り、3分ほどで、家具のすきまにカラーを挟み、首を引き抜いて脱出に成功していました。

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おそらく視野が狭くなったり、髭が使えなくなったことが猫にとっては不安だったのだろうと思います。かわいそうなので、カラーはあきらめ、術後服は好きなようにむしらせておくことにしました。

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1月1日

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1月3日。もうハイレグ水着というか葛生原人というか、みたいな露出度。
 

性格の変化 

成長に伴い、ちょっとよそよそしいというか、ツンツンしていたブルーですが、手術後はなんとなく柔らかい雰囲気になり、とくに妻に甘えたがるようになりました。

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このままかわいく人懐っこい猫になっていくのかなと思っていましたが、抜糸が近づく頃から、以前と同様、あまり飼い主に甘えない猫に戻りつつあります。

 

病院嫌い

猫はとにかく知らない場所への移動や知らない人に会うことを嫌います。病院はとくに、知らない人に触られるだけでなく、痛いことをされるため、毎回ケージに入れようとすると大暴れします。

じつはキャリーケースは最近買ったもので、最初は箱形のトートバッグを使っていました。青い布製できれいなので、気に入っていましたが、開口部が狭く、いやがる子猫を押し込むのに毎回苦労したため、プラスチックの前からも上からも開けられるケースに換えたのでした。

一度目の診察以降、ほぼ週一回のペースで病院に連れていっていたため、最近は私たち二人が同時に外出の準備を始めると、病院だなと察して、部屋の隅に逃げるようになりました。また、キャリーケースのとびらを開閉したりすると、たとえ夜中でも逃げてしまいます。

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察して逃げた様子。妻の机の下に隠れます。 

無事に抜糸

1月4日の夕方に、ふたたび病院に連れて行き、抜糸をしてもらいました。お腹の5cmほどの傷は、すこし腫れていますが、ぴったりくっついているようです。抜糸もやはり怖い体験だったようで、当日家に帰ってからは、部屋の奥に隠れたり、病院に連れて行ったことを恨んでか、私を避けたりしていました。

翌日になると気持ちは落ち着いたようで、元気にあそんだり、おやつを食べたりできるようになってきました。今日も私のもっている紐やリボンを追いかけて走り回っていました。また、私たちへの不信感も薄れて、妻に添い寝をしたり、私の布団の上に上ったりもしていました。傷口はやはり気になるらしく、べろべろなめ回していますが、この調子で順調に回復していくことを願っています。

 

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1月4日。おなかの毛が刈られているのが分かります。筋状の部分が傷跡。

8月に引き取った日からずっと心配していた、臍ヘルニアの手術、そして避妊手術が無事に終わりました。考えてみるとこの一ヶ月くらいの期間、ずっとこの問題が気になっていましたが、やっと終わったんだとほっとしました。

私たちが、たこ焼きとかぽよんこと呼んで、毎日撫でていた彼女の丸いおへそは無くなってしまいましたが、かわいさはかわりません。

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本の付箋やスピンが大好きで、本を読んでいるとときどき飛びついてきます。