ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ミニベロで六甲山を登ってきた

秋はサイクリングに最適な季節 ようやく長い夏が終わったものの、花粉症やら学会やらで忙しかったり、体調が悪かったりして、なかなか出かける機会がありませんでした。 よく晴れた休日なので、ちょっと遠くに(といっても午後から出かけて帰って来れる範囲…

秋の独文学会をふりかえる

日本独文学会秋季研究発表会に実行委員として参加しました 10月14、15日に京都府立大学で日本独文学会秋季研究発表会が開催されました。私は実行委員(会計担当)として参加していました。多くの仲間に助けられて無事職務をまっとうすることができましたが、…

ゲーテ全集を見比べる

ゲーテを研究するなら全集を読もう 今年はじめにゲーテの『リラ』について論文を書き、また10月には京大人文研でゲーテにおける妹への愛について『リラ』、『兄妹』を中心に発表しました。そして関学や近大での講義でも、『若きヴェルターの悩み』、『ヴィル…

夏の握り寿司練習

この夏も寿司を握った もう夏が終わってしばらくたちますが、夏休みごろに集中的に寿司を握っていたので、これまでの寿司とどう違うのか、どのような変化があったのかをまとめておきます。 8月に握った寿司。地元栃木(栃木市岩舟町)の朝日栄といっしょにい…

大文字山が見えるアパートと洗濯機の思い出

洗濯機とともに過ごした一人暮らし時代 日本の住宅はほとんど個人で洗濯機を所有しているが、それは外国人から見ると驚くべきことだ、と知人が言っていました。ドイツでは集合住宅の一階や地下一階などに洗濯機が設置されていることが多いものの、たしかに日…

複製可能なのに唯一無二、コピー本の世界

研究者共通の悩みとしての本の処分 研究者として大量の文献を集めて読んでを繰り返してこれまでやってきましたが、しばしば仲間内でも話題になるのが、蔵書の整理の問題です。 私はそれなりに広い自宅と個人研究室にめぐまれているので、現時点では本を置く…

あのころのドイツ文学―『ラテルネ』綜輯号を読む

同学社さんから『ラテルネ』綜輯号をいただく たしか2022年の秋の独文学会のときだったか、オンライン懇親会の席で同学社の近藤社長と話しているとき、雑誌『ラテルネ』のバックナンバーを送ってくださるという話になり、飲酒していたこともあってほとんど覚…

ソニーα6700を使ってみる

またカメラ買ってた 毎年春から夏頃にカメラを買って、写真や動画を撮っています。 じつはこの春はすでに、キヤノンのフルサイズ機EOS R8を購入していました。10年くらい前にドイツ出張で活躍したコンデジ以来のキヤノンですが、非常に取り回しが楽なのでじ…

ゲーテ研究、はじめました

ゲーテについての論文を書きました 先日発行された『希土』48号(希土同人社)に、「演劇で病を治すことはできるか——ゲーテの『リラ』について」という論文が掲載されました。 こちらからPDFをダウンロードできます。 researchmap.jp ドイツ近代文学講義から…

益子に行ってみた

四年ぶりに夫婦で帰省 コロナ禍でずっとお盆や正月の帰省をしていなかった私たちですが、先日のシルバーウィークにひさしぶりに栃木に行ってきました。 私自身は昨年春に、立教大学の学会に合わせて一泊だけ実家に戻っていたのですが、その後はなかなか東京…