四年ぶりに夫婦で帰省
コロナ禍でずっとお盆や正月の帰省をしていなかった私たちですが、先日のシルバーウィークにひさしぶりに栃木に行ってきました。
私自身は昨年春に、立教大学の学会に合わせて一泊だけ実家に戻っていたのですが、その後はなかなか東京に行く機会もなく、コロナ感染も落ち着いていないしで、帰省することができずにいました。相変わらず状況は良くなっていないのですが、そろそろ父の墓にも行っておきたいし、猫も留守番ができそうだと判断したので、今回の帰省をすることになりました。
小山駅でクルマを借りる
実家は東武日光線新大平下駅またはJR両毛線の大平下駅から徒歩10分以内（田舎では非常に珍しい駅近です）なので、ほんとうは最寄り駅まで電車で行ってもいいのですが、すでに新幹線を乗り継いで来ているので、乗り換え待ちをするよりはクルマに乗り換えたほうがずっと気軽なので、小山駅前でレンタカーを借りています。
初日は夕方に父の墓まいりをして、お墓の掃除をしました。
子供の頃新幹線ができたときからとくに変わってない小山駅。
しかし西口の市役所は建て替えられてきれいになりました。
母が買っておいてくれた名物のぶどうを食べました。
二日目は益子へ
せっかく家族が揃うので、どこか普段出かけないような場所に行ってみようということで、妻が知っているけど行ったことがないというので益子町に陶器を見に行ってみることにしました。
栃木県民にとってやはり益子焼はいちばんなじみのある焼き物です。私たちは小学生の頃に遠足で益子にでかけ、茶碗に絵付けの体験をしています。しかし遠足のときも思ったのですが、県東部の益子町は県南の栃木市周辺からはやや遠くて、どうやってそこまで行ったのか、行った先でどんなふうに絵付けをしたのか、私も兄もまったく覚えておらず、道中でもそもそもどんな遠足だったのかという話をしていました。
子供の頃にはまだできていなかった北関東自動車道を通れば、栃木から益子は一時間ちょっとです。田園地帯に点在する雑木林を見ながら東へ向かいました。平地に農地とともにあるちょっとした林を見ると、栃木らしい風景だなといつも思います。
益子ってこんなとこだったっけ？
一番大きな駐車場がある益子焼窯元共販センターに車を停めました。大仏のような巨大なたぬきが出迎えています。
焼き物いっぱいの壁と池
キッチュなトイレ。
このトイレのとなりに絵付け工房があったのですが、たぶんここに小学生のときに来たのでしょう。現地を見てもあまり記憶が蘇らなかったのですが、なにせ35年以上前のことなので仕方ないですね。
ここから坂道沿いに、大きな焼き物屋さんが立ち並んでいます。いろいろな作家さんの陶器を眺めました。
このお店はすごく親切に商品を探したり解説したりしてくれたので、いくつか購入しました。
栃木でぜひとも食べたかったのがお蕎麦です。コシのある盛りの良いおそばでお腹いっぱいになりました。このお店は益子焼を積極的に使っているそうで、そばちょこやお皿などすべて益子焼でした。
笠間稲荷にも行った
この日はとにかく暑さが厳しく、なるべく外を歩きたくなかったので、お昼を食べてすぐ益子を離れました。もう少し時間があったのでさらに茨城県の笠間市に寄ってみました。笠間市は美術館が有名ですが、笠間稲荷も人気の観光地です。子供の頃水戸線に乗って来た記憶があるのですが、笠間稲荷に入ったのは初めてでした。
神社の周辺にはお店がたくさん並んでいます。稲荷神社だけにいなり寿司のお店が多いです。そして酒蔵などもありました。
りっぱな社殿です。
社殿の傍らには藤の大木がありました。なにかの天然記念物らしいです。
門前町で私たちが気になったのが、そばいなりでした。そばってどういうこと？あぶらあげにそばめし的なものが入っているのでしょうか？気になって仕方ないので、買って車の中で食べました。
二個買ってみました。
油揚げを広げると、中に短いそばと舞茸が入っていました。つゆがしみていて美味しかったです。
最後に栃木のお酒をまとめ買い
ドライブの最後に、栃木市中心部のおおわだ酒店さんで、栃木の地酒をおみやげに買いました。
鳳凰美田、朝日栄、九尾、四季桜など全国的にも知られているお酒を扱っているお店です。買いすぎたので、一部は宅配便で送ってもらいました。
買ってきた益子焼をさっそく使う
いろいろ買ってきました（写真は自宅）。
さっそく買ってきたぐい呑みで小山市のお酒、鳳凰美田を飲みました。
マグカップは研究室で使います。コーヒーを入れるのにちょうどいい大きさで、手にもよく馴染みます。下のほうの面取り加工されている部分がなめらかで気に入っています。
もう一つ小さめのカップも買いました。エスプレッソ用にするつもりでしたが、お茶を少しずつ飲むのにもちょうどいいです。急須は見た目よりも軽くて容量も二人で分けるのに最適です。
