三台のMac、全部ちがうキー配列
昨年はMacを三台買って、自宅と研究室の環境を一新していました。
自宅書斎のMacStudioには、以前買っていたMagic Keyboard(日本語配列)を接続して使っています。
schlossbaerental.hatenablog.com
(いきなり壊れて焦りましたが、修理後は全く問題なく使えています)
自宅リビングのMacBook Air(シルバー)は、UKキー配列です。
また、研究室用のMacBook Air(ミッドナイト)はUSキー配列を使っています。
USキーとUKキーの違いについては、こちらに書いていました。
schlossbaerental.hatenablog.com
三台ともすべて違うキー配列なので、不便を感じることがないかというと、じつはけっこう混乱します。
やっかいなのは、日本語キーボードで覚えたショートカットを他のキーボードだと押し間違えることが多いという点です。
便利なショートカット
日頃授業ノートや論文などを書く際に多用するのが、カタカナ変換とドイツ語入力のショートカットです。
カタカナ変換は、入力ソースを日本語にした状態で、スペースキーを押して変換するのではなく、Control+kを押してカタカナに変換できます。Macの日本語辞書に登録されていない人名を多く使うので、日頃とても重宝しています。
ドイツ語入力のショートカットは、入力ソースを「ABC(英数直接入力)」にした状態で、option+uのあとに、a, o, uを押してウムラウトのついた文字(ä, ö, ü)を出したり、option+sでßを出したりできます。*1
これらのショートカットを使いこなすことで、ストレスなく仕事を進めることができるのですが、日本語配列ではないMacBook Airの場合、キーの場所が違っていたりして、ときどき押し間違えたり、いちいち手元を見ないと間違えてしまうということが多発していました。
こちらがMacBook Air(ミッドナイト)のUSキーボードです。
写真からも分かるように、左手の下に位置する地球儀、control, option, commandの4つは小さくて押し間違えやすく、左手の影に隠れてしまうので、目視しながら打とうとしてもいったん手を離さなければなりません。
なんとかならないかなとしばらく考えていましたが、最近いい方法に気づきました。
キーボードの配列が違って押しにくいならば、配列を入れ替えてしまおう
Macは、システム設定からキーの配置を入れ替えることができます。
「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」→「修飾キー」と進んで、Caps Lock, control, option, command, 地球儀キーのそれぞれの機能を入れ替えることが可能です。
USキーやUKキーには一番端に地球儀キーというのがあります。これは本来なんのためのものなのかわかりませんが、キーボード設定の画面で、入力ソースの切り替えなどの機能を割り当てられます。
私がとくに違和感をもっていたのが、コントロールキーの位置です。日本語キーボードだとtabの下にあってわかりやすいのですが、なぜかUS/UKキーでは左下にあります。そこで、US/UKキーのCaps Lockをcontrolに割り当てます。
日本語配列のMagic Keyboard。controlはAの隣にあります。
そして地球儀をCaps Lockにします。日本語キーの場合も一番端がCaps Lockなのでちょうどいいと思います。
さらに、ドイツ語を書く際に多用する、optionキーですが、これも左下の小さいキーを押し間違えやすいので、もともとあった左optionに加えて、controlもoptionに割り当てます。そうすることで、option, controlどちらを押してもショートカットが使えます。
このように設定を変更しました。
左手薬指または中指の位置に二つoptionキーがあることになるので、押し間違いが減りそうです。
*1:ついでに挙げると、矢印(→)を出すショートカットも便利です。z+kで↑、z+jで↓、z+lで→、z+hで←を出せます。レジュメ作成などに活用できますね。