三日目は移動が多い日
昨日書いたように、二日目はデュッセルドルフのヴァイナハツマルクトを回りました。
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三日目の12月27日は、午前中にデュッセルドルフからケルンに移動し、お昼頃に2回乗り換えを挟んで、トラーベン=トラーバッハに移動、そこでマルクトを見物し、バスでベルンカステル=クースまで行って宿泊という、やや移動の多い旅程でした。とくにローカル線や路線バスを使う区間は、うまく移動できない恐れがあったので、何度も時刻表を見直し、乗る電車を確認しておきました。
この日訪問するトラーベン=トラーバッハはじつは今回の旅行でいちばん楽しみにしていた町の一つでした。ネットで調べたヴァイナハツマルクトのなかでも、とりわけこの町が魅力的に見えたからでした。
https://www.mosel-wein-nachts-markt.de
これです。WeihnachtsmarktではなくWein-Nachts-Markt、つまり地下のワイン蔵で行われる、モーゼルワインのマルクトということです。これはぜひとも行きたいと思い、旅行先に加えました。
世界遺産ケルン大聖堂に圧倒される
デュッセルドルフを早朝に出発し、約40分かけてケルン中央駅に着きました。私はケルンに来るのは実は2回目です。せっかくデュッセルドルフから南下するのだから、世界遺産のケルン大聖堂を妻にも見せたいと思い、少し立ち寄ることにしました。
まだ夜明け前のような暗さですが、すでに8時半でした。
駅構内もクリスマスの飾り付けが残っています。
駅前広場から後ろを向くと、大聖堂があります。
大きさに圧倒されます。二つの尖塔は高さ150m以上です。昨年末に訪れた牛久大仏は120mです。大仏も巨大でしたが、それをさらに上回る大きさだと思うと改めて驚きます。
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巨大すぎてなかなか全体を捉えられません。
近づいてみると、細かい彫刻に圧倒されます。
天井が高い。
中央部分をアップにするとこんなに細かく作られていることに改めて驚きます。
この日は子供たちが歌う日らしく、さまざまな子供たちの団体が代わる代わるステージに上がっては、歌を披露していました。
豪華なクリッペ。
光が差し込んで、荘厳な雰囲気でした。
モーゼル川のワイン村トラーベン=トラーバッハへ
ケルン大聖堂を一通りみたら、次は列車でコブレンツからモーゼル川沿いを進み、途中で地方鉄道に乗り換えて、トラーベン=トラーバッハへ向かいました。
途中の駅Bullay(ブライ)でこの小さな列車に乗り換えました。モーゼルワイン鉄道という愛称がついています。
この列車の終着駅がトラーベン=トラーバッハでした。インフォメーションを兼ねた旧駅舎に立ち寄り、そこではじめてこの駅には荷物を置く場所がないとわかりました。二人とも10kgを超えるスーツケースを転がしていたため、当然コインロッカーなどに荷物を預けるつもりでいたのですが、どこにも置く場所がないというので、しかたなくごろごろ転がしながら、町を歩き回ることにしました。
駅を出たところにこのような地図がありました。1番から4番までのワイン蔵のマーケットを回ったのち、5番6番のレストランなどに行くのがおすすめらしいので、まずは近くにあった3番の蔵から見ていくことにしました。
地下のクリスマスマーケット
酒樽やワイン瓶、絞り機などが並んでいる通りから、ワイン蔵へ向かいます。
重たい荷物を持ちながら、急な階段を降りて行きます。
このように広い地下空間にお店がいくつも並んでいました。
チーズ屋さん。
このケラーでは、ワイン屋さんも出店していました。
軽食もあったので、ワインと共にスープも頼みました。
豆菓子やさん。
ワッフル屋さんもありました。甘くて盛りがよさそう。
続いて蔵の外にあったお店で、ロゼのグリューヴァインを飲みながら、肉のサンドを食べました。
バーベキューで焼いた肉を薄切りにしたものです。すごい人気でした。
モーゼル川を見下ろすテラスで景色を楽しむこともできました。
最後にモーゼル川の周りをあるいて駅へ戻ろうかと思っていたところ、一番大きな蔵があったことに気づきました。
なぜか私がカメラを構えていると、知らない女性が躍り出てきてポーズを決めていました。まあ、酔っぱらって陽気になっていたのでしょう。
まっすぐなトンネルをぬけて蔵へ入っていきます。
この蔵がいちばん広くてどこまでもお店が連なっていました。
スーパーマーケット一個分くらいの奥行きでした。
こちらのよさげなワインスタンドで一杯注文して飲みました。
ほかのお店でも多くの人が飲んでいました。
最初からここにくればよかったのかもしれないと思いました。
グリューヴァインを含めて5杯ほど飲んだところで夕方になったので、宿がある、ベルンカステル=クースへとバスで向かいました。(つづく)