本を大量に買ったなら棚を作るしかない
先日、ヤフオクで講談社現代新書をまとめ買いしたことを書きましたが、当然置く場所などないので、ずっと部屋の真ん中に大きな段ボール箱がありました。床に箱を置いておいても別に困ることはないのですが、箱の底のほうにある本は取り出しにくいし、こういう本の置き方に慣れてしまうといよいよ自室が古書店の倉庫になってしまう、ということで新しい本棚を作ることにしました。
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本棚を立てる場所などもうないのだろうか
自作本棚を作り始めてそろそろ3年になります。2018年9月に父が亡くなり、没後一年くらいから、本格的にDIYを始めました。最近DIYのサブカテゴリーとして「自作本棚」のカテゴリーを作りました。こちらからこれまでの本棚作りを見ることができます。
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始めて3年もたつと、マンション中のおもだった壁はほぼ本で覆われてしまっているのですが、よく考えればまだまだ本棚を作れる場所はあります。
今回は、引っ越した当初に窓際に置くために買った背の低い本棚をベースに、いまこの本棚を置いている廊下の壁の上に本棚を作ります。
無印の既製品棚の上に本棚を作る
自作本棚の最大のメリットは自由に形が作れる点です。これまでも狭い隙間や部屋の引き戸の上などに本棚を設置しました。そういった部屋のデッドスペースだけでなく、既存の棚を生かしてより収納力のある棚を作ることもできます。
大まかなイメージ図です。幅80cm高さ83cmの棚がふたつあるので、柱となる2x4材を三本たて、5段の棚を2列作ります。2x4材は奥行き89mmなので2本まとめて奥行きを178mmにしました。この深さなら大抵の本は入ります。
台風で工期が遅れる
設計図は夏休み前にできていたのに、西向きのベランダが作業場所となるため、暑い夏はなかなか作業に取りかかれませんでした。9月に入り、そろそろ授業期間が始まるし、少しは涼しくなるだろうと思って木材を買いました。
今回は2x4材と1x4材をそれぞれ2枚並べてくっつけるビスケット接合を試みました。ビスケット接合とは木に細い溝を彫って、そこに木片を差し入れてボンドで接着するという方法です。これまでネジと金具でなんでも組み立てていたので、こういう新しい方法もちょっとやってみたいなと思ったのでした。
トリマーという溝を彫ったり、くり抜いたり、木の角を整えたりする工具を新たに買いました。
テーブルに板を固定し、決まった位置に溝を掘ります。このとき大量の木屑が飛び散るので掃除がたいへんでした。
トリマーで溝を彫ったら、板をそれぞれ2枚ずつ接合し、接着剤が乾いたら塗装して組み立てと予定を立てていましたが、大型の台風が来たため、ベランダに出していた木材もテーブルとベンチもプランターや鉢植えもすべて室内に入れることにしました。
ブルーちゃんは植物や土が大好きなので、毎日楽しそうに遊んでいました。
台風のせいで二週間以上予定が遅れましたが、先日やっと塗装と組み立てが終わりました。
ベランダで組み立てると重くて部屋に入れるのが難しくなるので、リビングで組み立てました。
妻の助けを借りて棚が完成しました。
さっそくブルーちゃんが登りに来ました。
こうやって登って遊べるのも今のうちだけです。
自作本棚など、焼け石に水である
出来上がった棚に、さっそく先日買った新書や部屋の中で無造作に積んであった文芸雑誌などを詰め込んでいきます。
最上段にヤフオクで買った講談社現代新書120冊(くらい)詰め合わせがきれいに収まりました。文芸雑誌も三段目に発刊順に並べています。
本棚のできについては、大変満足していますが、こうして本を並べてみると、この棚もあっというまにいっぱいになることが予想できてしまいます。いつも思うことですが、自作本棚は焼け石に水でしかないのかもしれません。
あと何ヶ月でこの棚が埋まるのか分かりませんが、もう次の棚づくりを模索し始めています。棚の完成とは、次の棚作りの始まりなのです。