ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

5年ぶりのドイツ滞在、持ってきて良かったもの

いつのまにか5年もたっていた

2013年から毎年ドイツに来ていました。夏休みにだいたい10日から2週間くらいミュンヘンやベルリンで過ごし、ビールを飲んだり、泉の写真を撮ったり、そして資料を収集したりといったことを毎年繰り返してきました。

しかしコロナや、自分の科研費が全く当たらなかったりで、気がついたらもう5年もドイツを訪れていませんでした。2020年にパスポートが切れてしまったので、今年は5月にパスポートの再発行から旅行の準備を始めました。これがとてもめんどくさかったです

今回は5年ぶりのドイツ滞在に際して、持ってきて良かったもの、持ってくる必要がなかったもの、持ってくればよかったものをいくつか挙げてみます。

 

持ってきて良かったもの

アクションカメラ 

春に買ったOsmoAction4は、今回の旅行で大活躍してくれました。映像がきれいに撮れるだけでなく、音声もクリアだし、なにより歩きながら撮っていてもブレがほとんどありません。起動が速く、ちょっとした瞬間を撮れるので、つねにリュックのポケットに入れて、いろいろな場所で撮影できました。

 

 

 

iPad mini

日頃の研究活動ではおもにiPad ProとMacBook Airを使っています。iPad miniは電子書籍を読むのにはいいけど、Goodnotesでメモを取るには小さくて使いにくいと感じていました。荷造りの時にiPad Proをリュックに詰めるとかなり重くなることがわかり、今回はminiでいいかと決断しました。滞在中はつねにカメラなどを持ち歩いているため、荷物が重く、MacBook AirではなくiPad miniを持ち歩くことで大幅な軽量化ができました。図書館に行く時も、文献の検索やメールの送信くらいであればminiでまったく不自由はなかったので、これが正解だと思いました。

 

パナソニックのラムダッシュパームイン

ピーナッツくんの動画を見て春に購入した電動シェーバーです。

youtu.be

小型でUSB-Cで充電ができる便利なシェーバーです。これまでは安全カミソリを使っていましたが、水質や湿度の違いなどもあり、剃刀負けしたりかゆくなったりすることもありました。しかし電動シェバーなら肌を傷つけることなく深剃りできます。

 

ボーズのノイズキャンセリングヘッドホンQuietComfort Ultra

飛行機に乗っている間ずっと耳にかけていました。私は機内の音がとても苦手で、昔から飛行機に乗るのが憂鬱でしたが、ノイズキャンセリングヘッドホンをつけるとほとんど無音状態で快適に過ごせます。ボーズのヘッドホンはふだんはワイヤレスで使えるし、機内では有線で映画などの音声を聴くこともできます。使わないときは小さく畳んで収納できます。

 

 

ブリタのフィルター付きボトル

多くの人にお勧めしたいのがこれです。

 

ドイツでは地域によって水道水でも美味しく飲めます。バイエルン州は水道水がおいしい地域ですが、そのままだと少し臭みがあったりします。このフィルター付きボトルなら、だいぶ飲みやすくなります。フランクフルトの水道水もこのボトルで問題なく飲めました。

 

ダイソーの除菌シート

旅行など不慣れな場所に来ると手を洗いにくいので、この除菌シートが役に立ちます。

国際線の飛行機でも以前のように最初のおしぼりが出なくなっているので、除菌シートで手を拭くといいかと思います。

除菌シートは食事時に役に立ちますが、私の場合はなぜか食べ始めてから手を拭いていないことを思い出して使うということが多かったです。

 

ジェルボール洗剤

今回の滞在中は結局コインランドリーに行かず、ホテルで洗濯物を手洗いしました。コンランドリーで使おうと思って、ジェルボール洗剤を三個持ってきましたが、これが役に立ちました。ただ、ジェルボールの場合潰れる恐れがあるので持ち運びの際には、ちいさなお弁当箱のような入れ物(ダイソーで購入)を使いました。

 

クリアバッグ

だいたいどこの州立図書館でも、手荷物はそのまま持つか、透明な袋に入れて館内に入ることが求められます。バイエルン州立図書館でも、受付でロゴの入ったビニール袋をもらえますが、ノートPCを入れたりするとすぐにびろんびろんに伸びてしまいます。

今回は、Amazonで探したクリアバッグを持参しました。私が選んだのは25cmx 25cmなので、MacBook Airを入れると少しはみ出しますが、iPad mini、パスポート、財布、筆記用具などをちょうどよく収めることができます。

 

 

持ってくれば良かったもの

トートバッグ

街をあるいて撮影する時に、どうやって荷物を運ぶかは難しい問題です。今回はα6700とOsmoAktion4と財布、そしてスマホを持ち運ぶ際に、カメラバッグとして使っていたグレゴリーパデッドショルダーMに入れましたが、ちょっと小さくて不便でした。もう少し大きいバッグを持ってきたら良かったと思いました。

 

GRIIIx

メインで使っていたα6700は軽量とはいえミラーレス一眼なのでそれなりにかさばります。ノートPCや水ボトルと一緒に運ぶとリュックがだいぶ重くなります。もっと気軽にいろいろな写真を撮るならコンデジのGRIIIxがあればよかったと何度か思いました。たいして重さも大きさもないのに、なぜ持ってこなかったのかわかりません。

 

 

爪切り

爪をよく切るほうなので、一週間以上爪をきれない生活はちょっとむずむずして不快でした。以前はドイツ滞在中にドラッグストアで安い爪切りを買ったこともあったのですが、品質が良くないので今回は帰国までがまんすることにしました。

関空の出発ロビーで、これから帰国するらしい外国人家族のお父さんが、「匠の技」と書かれた爪切りを買ってすぐに開封しているのを見ましたが、あのとき自分も買っておけば良かったと後悔しました。

 

 

持ってこなくて良かったもの

持ってきたものの、全く必要なくて荷物を増やしただけだったものもいくつかありました。

モンベルのスウェット

連日30度を超える熱波が来ていたので、まったく必要がありませんでした。宿には冷房がなく、夜間は気温が下がるもののずっと扇風機をフル回転させてしのぎました。

滞在中の気温ですが、調べれば2週間予報くらいは出てくるので、事前に確認しておくのがいいでしょう。ちなみに今(8月19日)調べたら、ほとんど30度近くになる日はなさそうです。私がいた期間がちょうど夏の盛りだったというわけですね。運が悪かった。

日本だと9月末から10月くらいの気温でしょうか。涼しくてうらやましいです。

 

替えのジーンズ

滞在中はほぼ半ズボンだけで過ごしていたので、これも必要ありませんでした。少なくとも長ズボンと半ズボン、部屋着の半ズボンの3つで十分でしょう。

 

交換レンズ

α6700の交換レンズとして、純正の18-135mm、シグマの標準ズーム18-50mm、そしてシグマの広角レンズ10-18mmの三本を持ってきました。大聖堂などを撮るときには広角レンズ、人通りが多い街路などを撮るならズームレンズ、そして基本の標準という具合に使い分けられるかなと思っていましたが、結局シグマの18-50をほぼつけっぱなしで使っていました。まあ、これもある程度予想通りですが、やはり標準レンズだけでとくに不自由なく街を歩いて写真をたくさん撮れました。

 

おまけ 今回の旅で撮った写真

ヴュルツブルクの聖キリアン大聖堂

ボーデンゼーに面した街リンダウ

リンダウ旧市街

ミュンヘンのレジデンツ

フランクフルト、ゲーテハウスのコルネーリアの部屋

それぞれ訪れた場所については帰国後に詳しく書きます。