ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

いたずら子猫との戦い

あいかわらず在宅勤務

大学の後期の授業がはじまり、ふたたび毎日授業動画を作る日々が始まりました。そして、子猫が家に来て一ヶ月がすぎました。体重は2kgにもなり、あきらかに家に来た頃より大きく、たくましくなっていることに気づきます。

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私も妻も家にいる時間が長いのは、子猫との暮らしをはじめるのには好都合でした。お腹が空いていないか、寂しがっていないかと仕事の合間に様子を見たり、餌を与えたりできるし、子猫も寂しい思いをせずに暮らせているかと思います。

 

猫のいたずらとしつけ

子猫の体格がよくなるにつれ、いろいろなところを飛び回ったり、いたずらをしたりすることも増えました。

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私のイスに登り、本棚へ飛び移ろうとします。

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机の上で仕事の邪魔をするのも大好きです。

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妻の部屋は本棚にゆとりがあるので、ちょうどいい場所を寝床にしています。

f:id:doukana:20200912110437j:plain本棚のうしろはトンネル遊びとして潜って楽しんでいます。

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PCの液晶ディスプレイに登り、そこからさらに本棚に手をかけようとしています。しかし隙間が狭くて入れず、かといって降りることもできなくなったので、私が抱きかかえて引き剥がしました。



本棚はともかく、食卓には登らせないよう、いつも注意していますが、イスや冷蔵庫(ワインセラー)に上って、そこからキッチンカウンターに飛び乗って、調理中の妻を困らせたりするようになりました。

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ワインセラーは食卓と同じくらいの高さで、カウンターにも飛び移りやすいので、子猫にとってはちょうどいい基地になっています。

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何かおいしいものがあるわけでも無いのに、すぐテーブルに上りたがります。食事前は日々テーブルに上る猫との攻防戦です。

 

もちろん子猫のいたずらくらいは想定の範囲でしたし、実際のところ何をやっててもかわいいのですが、危険なことやしつけとして守って欲しいことなどは子猫にもちゃんと教えないといけません。

実家ではどうしていたっけ?と30年近く前のことを思い出すのですが、あまり猫のいたずらに悩まされた記憶がありません。実家で飼っていたのは、そんなにお行儀のいい猫たちだったっけと記憶を掘り起こしてみましたが、私たちが猫をしかっていたのは、台所のものを盗み食いしたり、泥だらけの足で部屋を駆け回ったり、セミやネズミを捕まえて持ってきたりしたときくらいでした。そう、あきらかに今飼っている子猫のブルーよりもふだんの行状はひどかったし、それゆえに家族もやや諦め気味で、あれをするなこれをするなといちいち怒ったりはしていなかったのでしょう。

父などは、猫たちを甘やかすあまり、自分の食べ物までどんどん欲しがるだけ与えていました。

 

キッチンをめぐる攻防

私の部屋や妻の部屋で暴れるくらいはかまわないのですが、やはりキッチンの調理台に入ってくることは、危険がいっぱいなので、妨げないといけません。

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お昼は何にしようかなとキッチンに入るとすでにこういう状態です。

我が家はカウンターキッチンになっているので、カウンターと調理台の間に仕切りを設けることにしました。

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まずは簡易なものということで、ラップと余っていた木材(1x6の板)でこのようにカウンター上に仕切りをつくりました。

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裏側はガムテープでとめているだけです。

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横はアマゾンの段ボールなどを組み合わせ、子猫が超えられない高さの壁を作りました。

ラップを張り巡らせただけなので、強く押したり、爪で切り裂いたりすればすぐに突破できます。一日二日で壊されるだろうと予想していました。

 

意外と抑止力になっていた

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一晩たったら破られていたなんてことになっても笑い話になるかなと思っていたのですが、意外にもラップによる仕切りは有効でした。カウンターには上ってきますが、それ以上踏み込むのは無理と判断し、大人しく過ごしていました。

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写真にとったカウンターをみた妻が、物が多くて恥ずかしいと、掃除をしました。ごちゃごちゃ物が積み上がっていたカウンターがすっきりすると、子猫にとっては快適な安らぎの場所ができました。

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カウンターやキッチンを猫から守るためにガードを設けたはずなのに、逆に子猫の居場所を作ることになってしまいました。

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べったりと体を伸ばし、すこし頭と手を乗り出すのが気に入っているようです。

1度目の突破、そして二期工事でちょっと強化

10日間くらい持ち堪えたラップによる猫ガードでしたが、ここ数日何度か侵入されかけることがありました。

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調理中の妻から呼ばれて見てみると、子猫が隙間に手を突っ込んでいました。

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ラップをカウンターの端にガムテープで数カ所とめただけの簡易な作りなので、隙間から穴を広げれば簡単に突破できます。ついにこの弱点が子猫に気づかれてしまいました。

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頭が通ってしまえばもう攻略したも同然です。

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この通り、簡単に突破されてしまいました。

この晩は、すぐに子猫を抱きかかえてキッチンから下ろし、ラップとカウンターの間をガムテープで補修しました。

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翌日にはもうこんな状態。今にもラップの隙間に手を突っ込みそうなくらいぴったり近づいています。

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何か補強する方法はないかと考え、部屋の隅に積み重ねてあった木材を、カウンターの縁に並べて、バリケードを作りました。

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相変わらず子猫は侵入を試みていますが、今のところまだ破られてはいません。

 

しかしいつまでもこんな小学生男子の工作みたいなことをつづけているわけにはいきません。設計図を書いてホームセンターで木材を買って、しっかりした猫ガードを設置する必要があります。ということで、猫ガード制作編に続きます。