2年ぶりに川村さんと対談
先日慶応義塾大学日吉キャンパスで行われた日本独文学会のあと、以前からの仲間であり、最近はYouTuber教員としても活躍されている岩手大学の川村和宏さんと対談の動画を撮影しました。



動画の冒頭に、学会一日目にvlogふうに自撮りしながら会場が分からなくて迷っている様子を入れています。
前回のコラボ動画では、YouTube動画とドイツ語教育への利用について意見交換をしたのですが、今回はもうちょっと違うテーマで話そうかなと思っていました。
このブログにせよ、私のTwitter(現X)にせよ、ドイツ語を学習している人よりもおそらく大学教員をされている同業者の方々に見てもらっているように思っていたので、インタビュー動画も同業者向けの話をしてみようと考えたのでした。
ドイツ語の先生って、この先生きのこれるの?
というテーマで最近のお仕事のことなどを話してもらいました。
動画撮影は楽しくできたのですが、あまりに久しぶりの外での動画撮影ということで、いくつか忘れ物をしてしまいました。
持ってきたもの
アクションカメラ オズモアクション4
自撮り棒 アクションカメラ用
一眼レフ ソニーα6700+シグマ18−50mm
ショットガンマイク ソニーECM-B10
忘れたもの
三脚
広角レンズ
ECM-B10用ウィンドジャマー(もふもふ)
自撮り棒は使う機会がなかったので持ってこなくてもよかったのですが、なぜか三脚を忘れていました。動画撮影なら絶対必要だとわかっていたはずなのに。
それから、外での撮影ならウィンドジャマーは必須なのですが、ECM-B10は自宅でしか使ってなかったので付属のウィンドジャマーがあったことすら忘れていました。
久しぶりのインタビュー撮影でノウハウをすっかり忘れていましたが、なんとか試行錯誤で、2つのカメラを使って撮影できました。
前半部分は、仕事のはなし。授業、海外語学研修、学会地方支部をいかに維持するかなど、けっこう切実な内容となっています。
後半は、動画撮影やガジェット趣味の話題です。川村さんが最近公開した、郁文堂社長へのインタビュー動画についてお話を伺いました。それから当日使っていたカメラや機材のはなしなど、動画撮影について雑談しています。
反省点 三脚とウィンドジャマーは何としても必要
当日2台のカメラで小一時間楽しく撮影したのですが、帰宅して編集してみるとだいぶ音声の質が悪く、またカメラの画角もそれなりに工夫したものの今一つだなと思いました。ほんとうに基本的なことですが、外で撮影するなら三脚とウィンドジャマーは絶対持ってこないといけないものだと実感しました。
久しぶりにFinal Cut Proで編集作業をしました。今回は、2台のカメラで撮った映像を同期し、ときどき映像や音を切り替えました。マルチカムクリップという機能を使ったのですが、これはなかなかおもしろかったです。

マルチカムクリップによる編集画面。α6700の映像(アングル1)、とOsmo Action4の映像(アングル2)を適宜切り替えて編集しました。
自宅であらためてインタビュー動画を撮る
川村さんとの対談の動画を公開した後、出来は悪くてもインタビュー動画は楽しいものだなと思いました。そして、前回の失敗からもっといいものを早く撮りたいと強く思ったので、自宅で妻を題材にインタビュー動画を作ることにしました。
テーマは、「大学教員の異動」です。わたしもそうですが、大学教員というのはいちど専任になってしまうとなかなか異動しないものです。良い職場だから勤務し続けているという人もいれば、なかなか公募で選ばれないので転出できないという人もいるでしょう。それはともかく、妻はこの10年で3つの大学を異動しているので、その経緯や各職場での経験を聞いて動画にしてみようと思い立ちました。
自宅だから使えるものは何でも使う
外での撮影と室内との大きな違いは、風や雑音の影響をあまり考えなくて良いところと、明るさをどう確保するかという点です。今回は妻が被写体ということもあり、ライティングには工夫をしました。
このライトはけっこう安いのですが、明るさは十分だし、光量や光の色を調整でき、またUSB-Cで充電できるのでとても便利でした。
α6700、Canon EOS R8、そしてマイクと照明を2台ずつ三脚に固定して、リビングで向かい合って撮影しました。

妻の前には、EOS R8とMKE400そしてLED照明を置きました。

私の方は、α6700+ECM-B10です。


土曜日の夕方なので、スパークリングワインを飲みながら話しました。

サムネイル写真は顔にモザイクをかけて匂わせ感を出そうとしましたが、思った以上に分かりやすくなってしまいました。
できあがったのがこちらの動画です。
撮影データは45分くらいあったのですが、細かすぎる話などはカットしてなんとか30分くらいに収まりました。

最後にブルーちゃんにも参加してもらおうと連れてきましたが、何かを察して抵抗されてしまいました。
川村さん対談動画に比べるとずっとよくできた動画になったと思うのですが、一つ反省点としては、マイクを一本だけにして、両方の音声が良く入る位置に置くのが正解だったと思いました。
久しぶりに動画作成に復帰し、自撮りではなくインタビュー動画を撮ってみて、改めて動画作成の楽しさを実感できました。インタビュー動画は面白いので、また他の人を相手に撮影しようと思っております。
