ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

五島つばきマラソン2回目の完走

福江島に行ってきました

先週末に3泊4日と長めの日程で、長崎県の福江島に行ってきました。昨年も出場した、五島つばきマラソン(フル)に出場するためです。

大阪から福江島へは、長崎まで飛行機で行き船で行く、または福岡から飛行機に乗るなどの交通手段があります。今回は妻がためていたマイルを使って、長崎までの飛行機のチケットを買い、長崎からは高速船を使うことにしました。

昨年は1日目の夕方に福江島に着き、2日目にマラソン、3日目は長崎市を観光したため、福江島や近隣の島々にある教会群をゆっくり見る時間がありませんでした。

schlossbaerental.hatenablog.com

長崎の書店で地元出版社が出している本を買ったり、帰宅後に調べたりして、今回は事前に訪れたい場所を決めて、いくつかの教会を訪問することができました。観光については、別の記事にまとめるので、今回は2日目のマラソンのことを書きます。

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前日のスタート・ゴール会場の様子です。

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福江港近くのうどん屋さんで五島うどんの定食を食べました。

 

コースが厳しい五島つばきマラソン

福江島は、行ってみて初めてわかったのですが、かなり大きな島です。日本の島では上から数えて(沖縄本島、佐渡島をはじめ)9番目の大きさだそうです。そのため、フルマラソンといっても、島を一周するのではなく、島の北部、旧三井楽町・岐宿町のあたりの海岸線を走ります。

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上述したように、昨年はほとんど下見もせずに出走して、たいへん苦労しました。このコースは、入り組んだ海岸沿いを通ることもあり、かなりのアップダウンがあります。東京マラソンや大阪マラソンなど、大都市のレースはたいていあまり起伏がないコースとなっています。

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上から東京マラソン、大阪マラソンのコース図です。小さい図ですが、高低図もついています。東京の場合は、西新宿のスタートから5km走って皇居周辺に出るまでは下りで、その後はほぼフラットです。大阪の方は上町台地にかかる箇所くらいしか高低差はありません。

先日出た、口熊野マラソンは川沿いのコースで、ゆるやかなのぼりくだりはありましたが、それほどきつい箇所はありませんでした。

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急な坂は20km手前の一箇所だけです。

それに比べると、こまかなアップダウンが多いのが、つばきマラソンです。

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10kmから15kmあたりで60mくらい登りますが、それほど急な坂でもないし、まだ足が元気だったので楽に超えられました。それよりも大変だったのは、後半です。細かく上って下ってがずっと続きます。とくに35km付近の急坂では、多くの人が歩いていました。フラットで走りやすいのは最後の2kmくらいでした。

 

今回の結果

昨年は、なんとか4時間15分くらいでゴールでき、自分でもこのコースでこのタイムなら上出来かな、と思っていました。やはりかなり厳しいコースなので、口熊野よりも遅くなるのは仕方ないだろうと考えていました。

今回はある程度コースの厳しさがわかっていたので、前半の元気な時間帯になるべく距離を稼ぐことを目標にしました。最初の2時間で22km、次の2時間で20kmを走れば、4時間で帰ってこれる、という計算をしていました。

天気がよく、足の具合も悪くなかったので、最初の2時間で22,5kmほど走りました。これはいいかな、と思っていたのですが、前回大きな水泡ができた、左足裏がまた痛み出しました。前回とは違うシューズを履いているのに、同じ箇所に水泡ができそうな感じがしました。

水泡とは、摩擦熱でできるものだから、水をかければいいというネットでのコメントを見ていたので、給水のたびに左のシューズに水を注ぎ、足裏を冷やしながら走りました。32kmまではほぼ計算通りに進んでいましたが、後半は風が吹き付ける海岸沿いを通るので、坂道と風で徐々に失速し、足の痛みもあって、だいぶ遅くなってしまいました。

それでもゴールしてみると、4時間3分。自己ベストがでました。

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妻が撮影したゴール時の様子です。

4時間はきれなくて残念でしたが、この過酷なコースを考えれば、まあ仕方がないといったところでしょう。

 

シューズと足裏のダメージ

毎度恒例となっている、足裏のダメージまとめです。

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水をかけて足裏が熱を持たないように気を使っていましたが、終わってみると左足裏に水疱が二箇所できていました。

今回は前回のレースで痛い思いをしたので、エピックリアクトフライニットを履くのはやめました。どのシューズで走ろうか散々迷って、直前に買った、ズームフライ フライニットを履くことにしました。

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エピックリアクトと同じく、アッパーがフライニットでできていて、履いてみるとぴったりフィットしているように感じました。昨年のレースで履いたズームフライ と同様、靴底にはプレートが入っているので、反発力で楽に前に進む感覚はありました。しかし問題なのは、アッパーのゆるさで、走っている間中、左足が外側にずれるような感じがしました。走り方の癖なのでしょうが、もう少しシューレースをきつく結ぶべきだったかと思います。

シューズの中で足指が動いてしまう、前足部が滑ってしまうというのは問題ですが、シューズ自体は走りやすくて悪くないと思います。インソールを入れるなり対策をして、今後も履いていきます。

 

レース後は温泉へ

この大会は小規模(フル出場者は800人程度です)なため、走り終わったランナーのための昼食が出ます。地元のお魚や味噌汁、唐揚げやカレーなどが出ます。非常にありがたいのですが、私はたいてい胃をやられてしまうので、あまり食べられませんでした。

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食べやすそうなものということで、豚肉、マグロ、鯖寿司、お味噌汁をとったものの、胃袋が落ち着いて食べられるまでに10分くらいかかりました。

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弊社のマグロ養殖場が福江島にもあるそうです。大人気でした。

 

1時間ほど会場で休んだ後、車で福江島の西部にある、荒川温泉にいきました。ここは入浴料が三百円と安く、いつも空いているのでおすすめです。

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入浴後に、港にある駐車場で海を眺めました。温暖で、天気がよくて、いいマラソン大会だったとしみじみ思いました。