気がついたらもう2月後半
先日の記事にも書いたように、寒くなって走りやすい時期なので、ここ2ヶ月くらいは少しずつ走る回数を増やしていきました。
今年は2月初旬の口熊野マラソン、2月末の五島つばきマラソン、4月末の香住マラソンと、春までに3回の大会(いずれもフル)に出場する予定です。ここ数年は、仕事が忙しくなくなる春休みの時期にとにかくできる限り多くの大会に出るようにしていたため、中二週間でフルマラソンを走るなんていうこともありました。しかし、大会に出てばかりだと、疲れがとれないし、結局ぶっつけ本番で出場してばかりになっていました。今年は、2月の泉州国際マラソンや3月の六甲山縦走トレイルなどには出場せず、フルマラソン3回に絞り込むことにしました。
今回は、2月3日に出場した、口熊野マラソンの結果をまとめます。
口熊野マラソンの概要
同じ時期に開催される近隣の大会に比べ、規模が小さいため抽選がないことや、大阪からだと車で二時間程度と行きやすい場所なので、毎年この大会に出場してきました。また、この時期の和歌山は、大阪や兵庫に比べてだいぶ暖かいので走りやすいというのも、この大会が気に入っているポイントです。
これまでの完走記録
ウルトラマラソン(100km)はまだ完走できていませんが、考えてみたらフルマラソンはこれまですべて時間制限やリタイヤはなく、完走できています。とくに口熊野は、毎回好タイムだったり、気持ちよく走れることが多いです。
1回目、2016年:数年ぶりのフルマラソン。距離的には問題なかったものの、早く走る方法を完全に忘れていて、5時間近くかかりました。
2回目、2017年:激しい雨の中でのレースだったのですが、寒くはなかったので快適に走れました。自己ベストに迫る好記録でした。
3回目、2018年:あまり練習していなかったし、当日はかなり冷えましたが、ほぼ自己ベストくらいのタイムでした。
そして今回のレース
前日から晴れていて、当日も好天に恵まれました。例年に比べて非常に暖かかったので、毎年冬のレースでは身につけていた、アンダーアーマーのタイツは今回は不要だと判断しました。フルマラソンだと汗が冷えることがいちばん危険だといつも思うのですが、今回の大会では、ゴールまでほとんど寒さを感じることはありませんでした。
序盤は、かなりハイペースで10kmを通過し、どんどんいけると思っていたら、足の裏がじわじわ痛くなりだしました。もう慣れっこになっている、足裏の水ぶくれの兆候でした。
足裏の水疱は、たいてい左足の小指にできます。すでに帰宅ランを数回繰り返しているうちにちょっと水ぶくれができ、皮膚が硬くなってきていたので、今回はある程度耐えられるかなと思っていました。しかしだんだんと、足指というより前足部の指の付け根あたりが広範囲にわたって、痛んできました。
15km地点で痛み止めを飲むと、体の各部に痛みが出始める25km以降、すこし楽になるので、毎回同じようなタイミングでロキソニンを飲みました。脚の痛みはほとんどなくなったものの、やはり足の裏はかなり痛く、一歩ごとに、水疱にたまった水がぎゅむ、ぎゅむと移動するのが分かるほどでした。
一旦つぶして中の水を抜いたほうがいいのだろうかと考えながらゆっくり走っていましたが、35kmすぎで、水疱が弾けて、中の水が出ました。すると当然のことながらそれまでよりもっと痛くて走りにくくなってしまいました。
それでも体調は悪くないので、何とか痛む足を引きずるようにして、4時間25分くらいでゴールできました。そこそこ練習してきたし、気象条件もよかったのに、こういう結果になってしまい残念でした。とはいえ、序盤で怪我をしてしまったらどうするか、という良い経験になったと思います。
エピックリアクトフライニットのせいなのか?
今回のレースでは、通勤ランで気に入っていた、エピックリアクトを履きました。
ふだん通勤の14km程度を走る分には非常に気持ちいいのですが、長時間走り続けた結果、前足部に水疱ができました。これはおそらく着地の際に、やわらかいミッドソールが沈み込みすぎることが原因かと思いました。着地のたびにぎゅ、ぎゅとソールが沈むので、少しずつ足裏がすれていたのかもしれません。私の走り方は、エピックリアクトでのフルマラソンには向いていないようです。
早く練習を再開すればそれだけ回復も早くなるのでは
毎年、2月はじめの口熊野以後、気持ちがゆるんだり、疲れが抜けないことを理由に走るのをやめてしまったりしがちで、その後の大会には緊張感がなくなってしまうこともありました。
今回はとてもくやしい思いが強かったので、大会の三日後くらいから、さっそく練習を再開しました。フルマラソン後は1日くらいは何もできませんが、その後は徐々に回復して、だいたい一週間程度で筋肉痛が抜けます。
先週からは帰宅ランも再開しています。水疱ができた左足の裏は、その後やぶれた皮が硬くなってめくれてきたので、ハサミで切り取りました。(切り取った皮がエイヒレのようでした)今は新しい皮膚ができ、痛みもありません。
次は五島つばきマラソン
口熊野マラソンから三週間がすぎ、もうすぐに次の大会です。
次は、昨年も出場した、長崎県福江島の五島つばきマラソンで、ふたたびフルマラソンを走ります。福江島のコースは、非常に上り下りが多く、おそらく口熊野よりもスピードは出せないと思うのですが、天気がよければ雄大な景色を楽しめるだろうと期待しています。