ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ロードバイク通勤で荷物をどうやって持つか?

荷物を運ぶために自転車に乗っているのか?

ロードバイクでの通勤を始めてそろそろ2ヶ月。

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通勤中に通る大阪城。城内の階段はかついで上り下りします。


それ以前にもカーボンクロスバイクで4ヶ月通勤をしています。両者に共通しているのは、積載性がほぼないという点です。ママチャリのように前カゴをつけることも、アルミクロスバイクのように荷台(キャリア)をつけることもできません(厳密には不可能ではないのですが、やらないほうがいいでしょう)。

schlossbaerental.hatenablog.com

キャニオンのクロスバイクに乗り始めたとき、ドイターの通勤向け大型リュックを購入していました。22リットル程度ですが、すっきりしたデザインでポケットも多く気に入っています。しかし、自宅までの約一時間ずっと荷物を背負っているのはちょっとつらいし、重いものを運びにくいので、結局ほぼ毎日着替えと財布しかリュックに入れなくなっていきました。通勤とは着替えを運ぶことなのかと思うほどでした。

自転車通勤で着替えが必要だというのが、もしかしたら多くの人には理解できないことかもしれません。私も高校時代は毎日4km(+部活のときはテニスコートまでの2km)を往復していましたが、体育着以外に着替えなど持っていくことは考えもしませんでした。

自転車というのは、いうなれば半身浴のようなものです。ゆっくりしたペースでも、時間(目安としては30分以上)が経てば確実に汗をかきます。真冬でも背中や顔には汗が出ます。そのままだとびちゃびちゃで不快だし、冬はあせ冷えをしてしまうということで必ず着替えるようにしています。

着替えとしては、最低でもシャツ、アンダーウェア、ズボン、タオルのセットは持ち歩かなければいけません。さて、これをどうやって運ぶか、それが問題となります。

 

大型サドルバッグという解答

アルミのクロスバイクに乗っていたときは、キャリアに引っかけるタイプのバッグを使っていました。これはやや重いのですが、安定感があって便利でした。

わずかな欠点として、履いてる靴にもよりますが、私の場合はペダリング時にときどきスニーカーのかかとがひっかかってしまうのが気になりました。

(こういう形のものです。私のもっていたものは、酷使しすぎたためねじが抜けてぐらぐらになり、直せなくなりました)

カーボンバイクの場合、キャリアはつけられないので、シートポストとサドルにバッグをとりつけ、そこに大きな荷物を入れることができます。

ここ最近キャンプツーリングなどで使う人が増えているのが、トピークなどから出ている6リットルから15リットルほどのサドルバッグです。シートポストに大きなベルクロで固定し、さらにシートレールにバックルを通して締めつけると、かなり大きな荷物でも安定します。

 

 

私が買ったトピークのバックローダー10リットルの場合、自転車にくくりつける外側の部分と、荷物を入れる内側の袋が分かれる構造になっています。(取説)

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つまり、荷物を下ろすときはバックルを全部外すのではなく、中身だけを取り出せばいいわけです。これが非常に便利です。

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内袋には空気を抜くためのバルブがあり、荷物をより小さくすることができます。

ふだんは先に述べた着替えセットを入れていますが、10リットルのうちまだ3割から4割くらい余裕があります。ジャケットなども(しわくちゃになるかもしれませんが)小さく畳めば余裕で入ります。

ちなみに昨日は、着替えの他に本を二冊入れていますが、重さも気になりませんでした。電子機器はiPad miniならば問題なく入ります。

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手荷物はハンドルバッグ、メッセンジャーバッグ、ウェストポーチなど

着替えをサドルバッグに入れるとなると、カメラはどうやって持ち歩けばいいのでしょうか。私の趣味の一つが、自転車通勤でのスナップおよび動画撮影です。これまでのブログでも何度か取り上げてきました。

二年前ごろは、リュックサックのストラップに金具をつけ、そこにカメラをぶら下げるという方法をとっていましたが、前傾姿勢が強いロードバイクの場合、肩にカメラがくっついているとかなり邪魔になります。

そもそもリュックは必要なくなってしまうので、カメラの持ち方も変えなければなりません。本当はカメラもサドルバッグに詰めればいいのかもしれませんが、揺れが気になるし、すぐにとり出せないのは不便です。

ということで、私は財布や小物類だけの場合はハンドルバッグやステムバッグ、カメラを持ち出すときは小さいメッセンジャーバッグというふうに使い分けています。

 

このバッグは薄くて軽く、一眼レフカメラ、財布、iPadなどを入れることができます。メッセンジャーバッグとしての機能は本格的なので、重いカメラやレンズを長時間背負っていても疲れません。

街中に出かけて駐車する場合は、このバッグにU字ロックを入れていくこともあります。

 

このロックを買いましたが、軽くて使い勝手がいいです。

本格的にロードバイクで写真撮影をする人のなかには、一眼レフはバッグには入れず、ストラップでたすきがけにして一日中かついでサイクリングをするという人もいます。私も一度ためしに自宅から神戸まで往復してみました(約50km)が、α7は角がとがっているため背中が痛くて二度とやるまいと思いました。

それから、ドロップハンドルの前につけるハンドルバッグは容量が大きいので、財布やバイクロックをいれたり、補給食やサングラスを入れたりといろいろ使えるし、付属のストラップで肩から提げて使うこともできます。

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カメラを持ち歩かない日であれば、財布はハンドルバッグ、着替えはサドルバッグで収まるので自分自身は身軽に自転車に乗ることができます。

 

また、これも最近よく見るようになりましたが、ハンドルの根元にストラップでくくりつける、巾着袋的なステムバッグはマスクや小物類を入れるのにちょうどいいです。

 

ウェストポーチは最近では軽い荷物だけのときにたすき掛けにして使用していますが、以前は大型のものを通勤やロングツーリングでも使っていました。

 

 

12年前に琵琶湖一周をしたときは、この12リットルのウェストバッグに一眼レフなどを入れてロードバイクに乗りました。このバッグはショルダーストラップが附属していて、重い荷物も肩と腰で支えられるようにできているので、MacBookプロ13インチも収納可能でした。通勤でも利用していましたが、腰が固定されてしまうのでやはりロードバイクには不向きかと思います。

 

いずれもそれほど大きくないバッグですが、いくつかのバッグに分割して荷物を入れると、身体的にも、自転車的にも負担が少なく快適な通勤ができます。

 

ロードバイクに乗るときの荷物の運び方については、10年前に京都でアルミのロードバイクを乗り回していた頃から悩みの種でした。あれこれ試行錯誤しましたが、現在の自分の考えとしては、小分けにしてバイクに載せる、自分も持つという形になります。