クロスバイクでいろいろ出かけた
コロナが始まった2020年春から、クロスバイクで通勤を始め、最近は通勤だけでなく、大阪から郊外へとちょっとしたツーリングもするようになりました。1月の初めには大和川のサイクリングロードを柏原市の大阪教育大まで行ってみたりもしました。
とても急で長い坂道を上りました。
やはりロードバイクに乗ってみたい
10年前にアルミの入門用ロードバイクに乗って、往復24kmくらいの通勤や、琵琶湖一周、久多の火祭り見物など、いろいろな場所に行っていましたが、どうしても前傾姿勢やハンドルの遠さがつらくて、7年くらい前にはほとんど乗らなくなっていました。そのため、スポーツ自転車に再び乗ることになったときも、ロードバイクは避け、気軽に乗れるクロスバイクを選んだのでした。
クロスバイク、とりわけ11月に購入したキャニオンのRoadliteはすばらしい自転車です。軽いカーボンフレーム、正確な変速機、よく効くブレーキと街乗りに必要な要素は最高レベルで満たしているといっていいでしょう。
毎日通勤で東大阪と自宅を往復するだけでは飽き足らず、遠出をしたりサドルやタイヤを変えたりとカスタムも楽しんでいました。しかしキャニオンのクロスバイクに乗ってしばらくすると、前傾姿勢で自転車に乗るさいのコツがつかめてきました。さらに手の向きは横よりも縦のほうが楽だと気づきました。クロスバイクのフラットバーハンドルよりもロードのドロップハンドルのほうが通勤でもサイクリングでも快適なのではないかと思えてきました。
電動シフトがすごい便利
ロードバイクが気になり始めていたころに、YouTubeで最新式のアルテグラDi2を見て、すごいスピードと精度で変速できる電動シフトをぜひとも使ってみたいと思うようになりました。
シマノの電動シフトは出始めてまだ日が浅いため、それほど普及しておらず、値段も高価です。カーボンフレームと電動シフトを装備したバイクを各メーカーから探して比較検討し、以前乗っていたクロスバイクと同じトレックのエモンダSL7に決めました。濃い青のカラーも好みでした。
欲しいバイクが決まっても、昨今では物流が不安定でなかなか購入することが出来ません。予約して数ヶ月待ちということもざらだそうです。トレックの場合ネットで在庫を調べることができたので、職場からすぐ近くにあるバイシクルカラー東大阪店にさっそく出かけて、一台だけ在庫が残っていたSL7を購入しました。
納車日は午後から仕事だったので、さっそく研究室にのりつけました。
久しぶりのロードバイクを乗り回す
2月半ばに納車され、ちょうど一ヶ月が過ぎましたが、東大阪までの通勤だけでなく、いろいろな場所にも出かけました。
ならし運転をかねて、まずは淀川サイクリングロードで木津川市まで往復してみました。少し風が強くてしんどかったのですが、ロードバイクに乗れる自信が得られました。
また、大阪のサイクリストに人気がある、池田市の五月山や、箕面市の勝尾寺にも行ってみました。
日ごろは平地でしか走っていないので、久しぶりの山登りに息が切れました。しかし箕面の山の中は信号がなく、交通量も少なくてとても気分良く走れました。日ごろの通勤とはまったく違う環境で、本来サイクリングとはこういうものだったと思い出しました。
去年の秋に何度も訪れた大阪湾の舞洲にも行きました。自宅から5分ほどで広々した風景を楽しめる素晴らしいコースです。距離は短いけど、ちょっとした運動に最適です。
桜の名所である武庫川にも最近行ってみました。
阪神武庫川駅からさらに海側に進むと河口に出ます。もう海です。
来月初頭あたりはお花見でにぎわう河川敷にチェアを立ててのんびりしました。
今年は少し寒くて桜の開花はまだでしたが、天気が良く、広い河川敷で気持ちよく過ごせました。
ロードバイクにつけたもの
最初にも書きましたが、自分の好みであれこれカスタマイズできるのがスポーツバイクの楽しみです。
新しく買ったロードバイクですが、さっそく以下のパーツをつけました。
iPhoneマウント レックマウント
これは以前買ったものの使わずにしまっていました。ハンドルの根本にあるステムに輪ゴムで固定しています。
ペダル:クランクブラザーズの片面ビンディングペダル
購入時はスニーカーや革靴でも乗れるようにフラットペダルをつけていましたが、せっかくのロードバイクなのだし、ビンディングシューズも使いたいと思い、メカっぽさがかっこいいクランクブラザーズを選びました。シマノに比べてビンディングのはめ方に癖がありますが、気に入っています。
ビンディングシューズ:アディダス グラベル
ビンディングシューズは10年前に買ったことがありましたが、クリートがじゃまで歩きにくく、あまり気に入っていませんでした。しかしこのシューズを見て、久しぶりに履きたいなと思いました。デザインはとても気に入っています。
ボトルケージ:ボントレガー、ネイビーとシルバー
フレームの色であるネイビーと、ロゴの色であるシルバーに合わせて一個ずつつけました。
サドル:スペシャライズド パワーエクスパートサドル
純正のサドルだと50km以上走ったとき少し痛かったので、評価の高いスペシャライズドに変えました。ターコイズブルーの色が特徴的ですが、黒かターコイズの2色が用意されているのに、ターコイズのほうが3000円くらい安かったので選びました。やや高いのですが、値段相応だと思います。
サイクルコンピュータ Trimm One Lite
これまでサイクルコンピュータは使わず、、スマホで済ませていましたが、電動シフターのポジションや、山登りのさいの傾斜などがわかるといいなと思って、サイコンを導入しました。TrimmOneはスマホアプリと連動させて、ナビゲーション機能が使えます。けっこう便利ですが、大阪の入り組んだ道ではナビはあまり役に立たず、すぐルートを見失ってしまいます。多機能でおもしろいのですが、まだ使いこなせていません。
ライト オーライト RN400
前にも書きましたが、10年前にスポーツ自転車に乗り始めたころに比べて大きく進化したのがライトです。以前は乾電池を入れるものが一般的でしたが、最近はスマホのように充電式バッテリーが入っています。電池が切れた場合も、モバイルバッテリーをつないで点灯させることができます。最新式なのでUSB-C対応です。
タイヤ ヴィットリア・ルビノプロ30c
クロスバイクもチューブレス化していたので、ロードバイクも太めのチューブレスタイヤに替えました。軽快な走りは変わりませんが、乗り心地は格段に良くなりました。タイヤのチューブレス化はかなりたいへんな作業です。うまくいけばあっけなく成功するのですが、このタイヤの場合はなかなかビードが上がらず(タイヤとホイールがぴったりくっついて空気がもれなくなること)、追加でこちらの器具も買いました。
ジャイアント コントロールタンク
自転車につけたものではないのですが、こちらも紹介しておきます。これは空気をためて高圧でタイヤに入れるという器具です。ネットで注文するより安い商品があったので、本町の自転車屋さんまで雨の日に買いに行きました。思いのほか大きく重くて(箱の大きさ55cm、3kgくらい?)、30分くらい歩いて持ち帰るのにへとへとに疲れました。
考えてみると、この道具はタイヤ交換のときしか使い道がありません。こんなに大きくて重いのに。仕方ないので部屋の隅に転がしておきます。