ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

大阪城公園で桜を撮る

もうだいぶ時間がたってしまいましたが、今年の花見の振り返りをします。

3月末、桜を見に嵐山まで行ってみた

3月は半ばごろまで毎日寒かったのですが、月末に一気に気温があがり、桜の開花が進みました。私も春休みが終わる前に一度遠くまでサイクリングに行きたいと思っていたので、天気がいい三月末の平日に、京都の嵐山まで淀川サイクリングロードを北上して行ってみました。

自宅を出て1時間、まだとなりの摂津市です。ここで買ってきたサンドイッチを食べて休憩しました。

途中で桂川、鴨川、木津川が合流する地点に背割堤という桜の名所があります。ふだんはサイクリストの休憩場所ですが、桜の期間は多くの花見客でにぎわいます。

私が来た日はまだ咲き始めでしかありませんでした。

夕方、日が傾き始める時刻に、やっと嵐山に到着できました。

京都に入ったところで見つけたちょっとした桜並木。

見ての通り、まだ夕方ではないのですが、少し暗くなりかけていました。

かつて2013年まで太秦に住んでいたときは、一年を通じてよく散歩やジョギングに訪れていた場所ですが、あまりに久しぶりすぎて昔のことが思い出せないほどでした。観光客でごったがえす嵐山を、滞在時間5分ほどで後にして、家に帰りました。

淀川沿いを大阪市のビル群に向かって走ります。

中津駅前で公園の桜をながめました。ここまで戻ってくると地元という感じがします。

 

夢洲の桜

淀川サイクリングロードよりも気軽に走れるのが、淀川の河口、北港方面です。道が広く、交通量が少ないので走りやすいです。4月の初めに、海を見るつもりで夢洲へ行ってみると、ちょうど桜が見頃でした。ここは公共交通機関がないため、お花見スポットとしてはマイナーですが、それでもデイキャンプをする家族連れなどでにぎわっていました。

夢洲から自宅までの間には、此花区の古い町や商店街があります。

街の中にある桜もいいものです。

測量士のKのように毎日城内をうろつく

新学期がはじまり、また自転車で通勤する日々が戻ってきました。

通勤ルートはいくつかありますが、最近は、田蓑橋、筑前橋で堂島川と土佐堀川をわたり、靱公園の手前で左折し、そのまままっすぐ谷町筋まで進み、大手通りから大阪城公園に入って、公園内を一周して東に抜けるという道を使っています。

森之宮から先は、中央大通りを高井田まで行き、そこから河内永和または河内小阪のほうへと南下します。

途中で靱公園や大阪城公園など美しい公園を通るので、桜の写真を毎日撮っていました。

靱公園も満開です。

大阪城ではちょうど満開で天気がいい時期にたくさん写真を撮ることができました。

昼間の様子を撮りましたが、さらに夜の帰り道にも立ち寄っています。

ふだんは人っ子一人いない夜の天守閣前ですが、さすがに桜の時期はけっこう人が来ていました。

さらに今度はソニーのフルサイズ一眼、α9をもってきて撮影しました。

通勤中にいつもバイクを担いでのぼりおりする階段です。階段や坂があるのが、大阪城の魅力だといつも思います。

さらにもう一度夜の城内を撮るために来ています。

まるでカフカが長編小説『城』で描いた、測量士のKのように、毎日毎日城の周りをうろうろして過ごした、今年の春でした。