ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

工事現場の記録(2)2015年度

土地を均し、穴を掘り、基礎を固めた15年度

15年度春から、本格的に工事がはじまりました。しかし、最初の頃は、重機がたくさんいるわりに、何が行われているのかさっぱりわからない状況で、とくに何も作られていないように見えました。

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授業のたびに往復1km。移動にうんざりする毎日

授業が始まると、毎日仮設通路を通らなければならないことが非常にストレスになりました。授業が行われる教室までは、約500mですから、往復1km。事務に用があってでかけることもありますから、だいたい1日に3往復、多い日は5往復くらいする日もありました。

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上の地図のように、11号館から21号館までは、二種類の経路がありましたが、右側紫色のルートだと、工事区域への車両出入り口をまたぐ仮設歩道橋を上り下りしなければなりません。私たち教員は、少々距離は増えても、左側の赤い矢印、15号館・18号館を経由するルートをとっていました。

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18号館から15号館へと、国際学部棟の工事現場を迂回する通路がつけられていました。この通路が通っているのは、かつてのトイレです。タイルでわかるでしょうか。

2015年6月初め

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6月中旬

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このころ急に巨大なタンクが設置されました。どうやら、セメントを混ぜるのに使うものだったようです。

7月31日

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7月ごろから、多数の鉄筋が運び込まれ、それを組み合わせる作業が行われるようになりました。手前には、たくさんの鉄筋。それを溶接して柱のような形に加工する職人さんがいました。どうやら、穴を掘った場所に、円柱型に組んだ鉄骨を埋めていたようです。

8月21日

夏休み中ですが、オーストリアへの出張を前に、工事現場の様子が気になって、写真を撮っていました。

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同じような作業が続いています。気がつくと、かなり大きな重機が増えてきました。

 

9月14日

夏休みが終わり、久しぶりに登校して、さっそく工事現場を撮りました。これは15号館の教室から撮ったものと思われます。

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これまでにはなかった、穴が掘り始められています。

 

10月14日

穴がより深くなり、また、重機を乗せるための鉄板が敷き詰められた足場が作られています。

下の写真左側のシートで覆われているのが、国際学部棟です。もう4階あるいは5階部分までできているようです。

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10月29日

年末調整の手続きのため、普段は来ない、10号館の部屋に行きました。ここからは工事現場がよく見えるだろうと思いうきうきしながら写真を撮りました。

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2016年1月20日

冬の間しばらく写真を撮っていないうちに、ずいぶん工事が進んでいました。

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穴とその周辺部分の落差が10m近くあるように見えました。穴ばかり毎日深くなっていくだけで、何ができるのか全然見えてきませんでした。一方写真上の方にうつっている、国際学部棟ですが、シートがかけられた前面は見えないものの、側面の様子から、もう完成していることがわかります。

 

2016年3月

本部校舎東側で工事が進んでいた、新法学部棟のC館がほぼ完成しました。春休みに再び私はウィーンを訪れていましたが、帰国して早々、教務関係の仕事のため、法学部棟に入りました。

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現在はすっかり整備されている非常勤講師室や、事務室は、この当時まだ全く中身が入っていませんでした。5階にある研究室には入れたものの、C館に入る際にはスリッパを履かないといけませんでした。

このころ、本部キャンパスの工事現場のほうも、一気に作業が進んでいきます。

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