ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

甲賀市の鮎河千本桜を再訪してみた

今年の桜は予定がずれた

例年4月のお花見シーズンには、車で少し遠くに出かけて桜の名所を訪れています。

今年は3月までずっと寒かったのに、4月に入り気温が一気にあがったせいか、あっという間に桜のシーズンは過ぎ去りそうになっていました。

大阪は10日ごろには見ごろを過ぎてしまったし、もう13日、14日の週末はどこの桜も散ってしまっているかもしれない、そう思った私はまだ間に合う桜の名所を検索してみました。

すると、2年前に訪れた甲賀市の鮎河千本桜がちょうど満開との情報が見つかりました。これはぜひとも行かなければ、ということで13日土曜日の朝にお花見に出かけました。

 

2回目だから準備はしっかり

前回は、奈良の酒屋に日本酒の買い出しに出かけるついでに、まだ見られる桜を探して、夕方近くにやっと甲賀市に辿り着きました。たしかに桜はきれいでしたが、駐車場を探すのに手間取ったり、写真を撮るのにちょうどいい明るさが得られなかったりと、準備不足を反省しました。

あたりまえのことですが、写真を撮るなら午前中の光のほうがいいです。おそらくガチの風景写真ファンは、早朝の誰もいない時期に撮影していたりします。私たちは家も離れているので、ともかく午前中に現地に着けるように出発しました。

新名神からわりと近いところなのですが、高速道路を降りてからはずっと山道が続くので、慣れていないと不安になります。

 

それなりに賑わっているけど、混雑しているわけではない

家から2時間弱で、甲賀市の鮎河千本桜に到着しました。少し道を忘れていましたが、途中の風景を見ながらだんだん思い出していきました。空いている駐車場に車を停めて、さっそく川沿いの桜を眺めます。

前回はソニーのα9で撮影したのですが、今回は去年の春に買ったキヤノンのEOS R8です。おもに動画撮影のために買ったカメラですが、キヤノン機らしい明るい色味と繊細な描写が気に入っているので写真でも重宝しています。

背景のさくらがきれいにぼやけます。

桜の花を接写するのはけっこう難しいのですが、このカメラだとあまり考えないでシャッターを押すだけでもかなり良く写ります。

川の両岸にはずらりと桜並木が広がります。橋の右側には公園があり、売店も少し設けられていました。

観光案内地図も設置されていました。新しそうです。

ここは桜の名所なのですが、大阪城や吉野のように観光地化されていないので、いつも静かに桜を眺めることができます。おそらく地元の方々の並々ならぬ努力があって維持できているのでしょう。

 

桜並木の美しさに圧倒される

前回は気づかなかったのですが、今回は地元の自治体による注意看板が設置されていました。

散策する人、お弁当を食べる人、音楽を奏でる人などみんな思い思いに春の日を楽しんでいました。

何より川の水がとてもきれいです。こういう美しい川を近くで眺めるのも久しぶりだったなと思いました。

最後に橋の上から桜並木の全景を撮りました。この橋の上には写真ファンのみなさんが多数集っていました。

 

お花見の後にはハンバーグを食べる

ちょうどお昼すぎにお花見を終えたので、近所でお昼を食べることにしました。高速道路の土山SAに行ってもいいけど、ほかに何かないのかなと探していたら地図で偶然みつけたのが、こちらのレストランでした。

人の家みたいなお店だなとちょっと心配しながら入ってみたら、なんと予約が必要な人気店でした。

ちょうど空席があったのですぐに入れました。

名物のハンバーグを食べました。すごく美味しかったです。

コーヒーを飲んで滋賀を後にしました。

 

滋賀県に来るたび、将来的に田舎暮らしをするなら滋賀がいいなあと思います。おそらく内陸の自然豊かな風景が故郷の栃木を思い出させるからでしょう。