ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

話題になったカメラをつぎつぎ買ってみた(動画つき)

今年話題になったカメラたち

f:id:doukana:20201030141558j:plain

カメラ買いすぎだにゃん、と子猫もあきれます。

カテゴリごとに話題になった機種やレンズはいろいろあるのですが、少なくとも私が日頃使っているミラーレス一眼の中では、ブロガーやユーチューバーの間でよく言及されていたのがこれらの機種でした。

フジフイルムX-T4

キヤノン EOS R5、6

ソニー α7S3

ソニー α7C

パナソニック S5

実は、このうち三台も買っていました。(6月にXT-4、9月にS5、10月にα7c)もちろんただ買うばかりでは貯金がつきてしまうので、すでにもっているカメラをつぎつぎ下取りに出し、最低限の差額(5〜10万円くらいに収まるように気をつけています)で購入できました。

今回は、オンライン授業や、子猫の撮影、そして散歩でのスナップ撮影などで、それぞれの機種がどのような特性を持っていたか、どのような長所・短所に気付いたかをまとめていきます。

 

1)授業動画撮影での使い勝手

以前の記事に書いたように、私は前期から一貫して、オンデマンド動画のみで授業を行ってきました。私の動画は、一人zoomでも音声付きパワポ(この二つを使う先生が大半だろうと思います)でもなく、一眼レフで撮った自撮り映像とiPadでの画面録画またはスライドを、字幕とともに動画編集ソフトでまとめています

話している自分を撮影するという用途で動画機能を使っていました。気づいたことは以下の通りです。

・画質はどれもあまり変わらない

3台を使って、授業動画を撮影してみましたが、結論としてはどれもよく写るのでそれほど質の違いはないとしか言いようがありません。

・録画時間

以前使っていたフジフイルムX-H1は、30分で動画撮影が自動的にストップしてしまうという仕様になっていたので、長めの動画を撮るときは、あらかじめ20分から30分の間に区切りを設け、仕切り直してもう一回撮影する必要がありました。

しかし、今回取り上げる3機種は、1ファイルごとの時間制限はあるものの、録画はずっと続けることができます。(α7cは制限なしで、一つのファイルに録画可能です。しかしカードスロットが1枚しかないので、急に容量不足になることもあります。)

・操作性が重要

しかし、現時点で動画撮影はすべてパナソニックS5だけを使っています。他の2台に比べて、大きく違うのは、操作性の良さです。決め手になるのは、自撮りポジションに設置した状態で、どれだけカメラを操作し、設定の変更等ができるかという点です。基本的な設定は

 ・使いやすさの順位

1 Lumix S5

2 X-T4

3 a7c

という順番になります。S5やX-T4はボタンやダイヤルで自撮り位置から設定を変更できること、S5は録画中の表示が見やすいこと(録画中に赤い枠をつけたり、経過時間、録画可能時間が数字で表示されたり)が他に比べて抜きんでていると思いました。

a7cは自撮りVlog等の需要を見込んで作られたようです。たしかにマイクや電源のケーブルが液晶画面と干渉しないように配慮されている点は他2台とちがう便利さがありましたが、いかんせんボタンが少ないので、自撮り位置から動かしにくいように思いました。

 

2)静止画での比較 それぞれの持ち味が良い

静止画についても、画質じたいはそれほど大きな違いはありませんが、カメラおよびレンズの特性の違いが、出てくる写真の雰囲気に現れているように思いました。 

 

フジフイルム 色がきれい

f:id:doukana:20200904132003j:plain

f:id:doukana:20201006133157j:plain

f:id:doukana:20201006140310j:plain

パナソニック S5はボケ味ややわらかい描写がいい

f:id:doukana:20201201110003j:plain

f:id:doukana:20201201115353j:plain

f:id:doukana:20200930120522j:plain

ソニー α7cは色使いや暗所での描写がいい

f:id:doukana:20201107165727j:plain

f:id:doukana:20201211183446j:plain

f:id:doukana:20201113180611j:plain

 

三者三様にすばらしい写真が撮れます。

 

3)動画でカメラについて話しました

だいたい言いたいことは文章で書けているように思うのですが、最後に動画を挙げておきます。

youtu.be