ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

1ヶ月に2回のフルマラソンに出場する

2月5日の口熊野マラソンと、2月19日の泉州国際マラソンに出場しました

一般的に、マラソンのシーズンというと、10月末ごろから4月末までです。それ以外の時期は走るには暑すぎるので、トレイルランやウルトラマラソンなど、一般の人があまり挑戦しないエクストリームな大会が中心となります。私はそっち側もやっているのですが、冬に行われるマラソン大会にも、毎年数回出場しています。

大阪、神戸、福知山など、関西で人気の大会は秋に開かれますが、毎年この時期は、学会シーズンですし、最近は大学の様々な業務が土日に入るので、出場は諦めています。しかし、一月後半以降、三月いっぱいまでは、大学の仕事が落ち着くので、この時期に集中的にマラソンに取り組んでいます。

 

この春は、フルマラソン3回、トレイルランニング1回の予定

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泉州国際マラソンスタート地点の浜寺公園。見事な噴水だったので撮っておきました。

フルマラソンの参加は、2月5日の口熊野、19日の泉州国際マラソンのほか、4月末に兵庫県北部で香住マラソンに出場します。また、3月11日には六甲縦走トレイルに出ます。

おそらくいちばん大変なのは、六甲トレイルです。42キロの行程のうち、ほとんどが山道です。7時間くらいかけてひたすら山道を昇り降りします。私はもともと京都で12月に開かれる東山三十六峰マウンテンマラソンに毎年出場していました。この大会は近年ものすごい人気で、参加者募集が始まって半日ほどで定員に達してしまうそうです。それで最近は、自宅に近い六甲トレイルを優先しています。

自分にとって最も大切な大会は、やはり夏休み終わりの丹後ウルトラマラソンです。フルマラソンもトレイルも、そのための下地づくりという位置付けです。夏までにしっかり走れる体を作っておくことが何より大切です。

 

口熊野マラソンでの好記録、泉州国際マラソンの伸び悩み

あくまで本番はウルトラマラソンなので、フルマラソンのタイムへのこだわりはあまりありませんでした。いつまでたっても体重は重たいままだし、完走すること自体は難しくないけれど、早く走ることは無理なのだろうと半ば諦めていました。しかし、昨年春に5年ぶりくらいでフルマラソンのベストタイムを更新しました。

それで今シーズンは、4時間を切ることを目標に、大会に出ています。

口熊野マラソンは、和歌山県上富田町で行われる小さな大会です。町を挙げて盛り上げようとしている姿勢がすばらしいので、昨年から二回連続で出ています。コースは平坦で、景色もいいのですが、とにかく道路が荒れていました。これはこの町だけでなく、和歌山県全体の問題だろうと思います。大阪府を超えるととたんに対面二車線になる高速道路、高速を降りて一般道を走っても、ずっと渋滞が続くなど、和歌山県は道路の整備が遅れている印象を受けました。マラソンのコースも、今年は大雨が降っていたので、路肩や歩道に池のような水たまりができていたり、でこぼこが多かったりと、なかなか過酷でした。しかし大雨と路面の荒れという悪条件にもかかわらず、それなりにいいタイムが出ました。

口熊野マラソンから二週間あけて、泉州国際マラソンを走りました。フルマラソンの疲れや筋肉痛は、一週間以上残るので、水泳と筋トレ以外の練習がまったくできませんでした。そのせいか、序盤からなかなかスピードがあげられず、30キロ以降は昇り下りが多いため、だいぶ減速してしまい、好天に恵まれたのに口熊野とほぼ同じタイムでゴールとなりました。

 

もう少しインターバルをとるべきか

今回それなりに早く走れたもののいまひとつタイムが伸び悩んだ理由として、やはり疲労が抜けていなかった、あるいは脚のダメージが完治していなかったということが考えられます。

マラソン大会後の疲労について調べると、やはりフルマラソンを走り終えたあとのリカバリーには二週間くらいの期間を要するとのことです。今回はたしかに、泉州国際のスタート時には、とくに脚の痛みが残っているということはありませんでした。いちおう治ってはいたのでしょう。しかしそれだけでは不十分で、もっと休養、そしてそこからのトレーニングが必要だったのでしょう。

 

それぞれの大会で良かった点、悪かった点

口熊野マラソン

○自然が美しい。コースは山の中ですが、行き帰りの車窓からは海が見えます。

○地域の人たちの声援があたたかい。

○エイドが多い。梅干の会社がスポンサーになっていることもあり、各エイドで紀州の梅干しが食べられました。

○スタート・ゴール会場が充実している。多くのお店がでているため、ゴール後の食事には困りませんでした。

○町を挙げてイベントに取り組んでいること。スタート地点の上富田町役場は、着替えや待合所として解放されていました。ふだんは役所なのに、こんな場所を使わせてもらって良かったのかと驚きました。

×道路が狭い、傷んでいる。和歌山県全体の問題でしょうが、今回は大雨のため、コース上にたくさんの水たまりができていました。

×受付がわかりにくい。スタート会場に案内図がないため、受付に行くのに前回も今回も迷いました。

 

泉州国際マラソン

○規模が大きくレベルが高い大会。制限時間5時間で5000人。

○コースが広く、走りやすい。普段は車がたくさん走る広い国道や府道をコースとしているため、非常に走りやすかったです。

○古くからの街道を通るため、それぞれの町の中心部を見ることができました。岸和田城も見えました。

○応援が途切れず賑やか。とにかく人口の多い場所を走るので、最初から最後までたくさんの人に声援をもらえました。

○ゴール地点の更衣室が使いやすかった。ゴール地点は広々していて、ランナーと応援の人のスペースを完全に分けていたので、ゴール後の給水や着替えがスムーズにできました。

○ゴール地点のうどんがおいしい。杵屋さんが露店を出していて、美味しいうどんが食べられました。

×スタートとゴールが離れている。これは良し悪しあるのですが、私の場合は車で行き帰りできなかったのでちょっと不便に感じました。

×事前のコース案内が不親切。大会ホームページや案内の冊子には、ざっくりとしたコース案内しかなかったため、どんな場所を走るのか当日までよくわかりませんでした。ゴール直前の大きな橋が難所だということもネットで調べてわかりました。

 

用具と故障

備忘録として、今回使ったシューズやギア、そして今回の故障についてもまとめておきます。

シューズ:アディゼロジャパンブースト3

昨年飛騨高山ウルトラマラソンで履いたシューズです。アウトソールがだいぶ減ってしまったので、1月にもう一度買い直しました。 

時計:ガーミン、フェニックス3

昨年丹後ウルトラマラソンに向けて買った、ガーミンフェニックス3を使いました。それまで使っていたスントに比べると、GPSの電波を拾うのが非常に早いです。フルマラソンを完走しても、バッテリーは75パーセントくらい残っていました。100kmのウルトラでも大丈夫です。

 

 

 

脚:泉州国際では、右足の親指のつけねに水泡ができました。アディゼロジャパンブーストを履くと、豆や爪の痛みなどは極端に少なくて済んでいます。口熊野では雨が降ったこともあり、足裏は全くの無傷でした。