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ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

六甲縦走トレイルラン、3回目の完走

3月11日は、神戸で六甲縦走トレイルランに出場しました

地元の山を走る(厳密にいうと、走れる区間はかなり限られています)大会ということもあり、西宮に移住してから毎年参加しています。

前回の日記にも書いたように、2月中はフルマラソンに続けて出場していて、あまり山を走る練習ができないまま当日を迎えました。いちおう自宅から歩いていけるゴロゴロ岳(565m)に登ったり、その周辺を散策したりで、15kmから20km程度の練習はしていましたが、所詮は付け焼き刃にしかならないとわかっていました。それくらい大変なコースです。

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大会HPに用意してあるコース図。スタートからゴールまで約40kmですが、ほとんど山の中だということがわかります。

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やたら眺めがいい苦楽園中学

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苦楽園から登れるゴロゴロ岳。登山口から山頂までは30分ほどですが、けっこう険しい道です。

 

前半:須磨浦公園から鵯越駅まで

距離は40kmと普通のマラソンと変わりませんが、制限時間は8時間*1もあるので、それだけスタートの時間は早めです。8時半に須磨浦公園スタートということで、自宅を6時半に出て、会場に向かいました。

私は3番目の組(5分ごとにずれるブロックスタート形式)で、8時40分にスタートしました。須磨浦公園からさっそく鉢伏山の急な登りが始まります。みんな元気な時間帯なので、がしがしと坂を登って行きますが、私はゆっくり行くよう心がけました。もう3回目なので、きついポイントはよくわかっています。すなわち、中盤の菊水山、鍋蓋山、そして摩耶山です。そこで頑張る体力を取っておかなければならないので、最初から登りはゆっくり、平坦地は歩き、下りのみ走る、という方針を決めておきました。

今年は風が強いものの、わりと暖かい日だったので、前半は楽に越せました。

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スタートからすぐの旗振山。明石海峡大橋が見えます。

前半はわりと低い山がつづくきますが、5kmあたりの栂尾山の階段が、ちょっとした挫折ポイントです。特に練習しないでなんとなく来てしまった人は、この階段を見て後悔するのでしょう。

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急斜面にはりつく栂尾山の階段は有名です。

栂尾山を越えると、名勝須磨アルプスがあります。岩がごろごろ飛び出した地形が見事です。ここは道が狭いので、みな慎重に歩いて超えます。

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アップダウンが非常に激しい丸山の住宅街を越えると、第一関門の鵯越駅。初参加の時は、なんでこんな山奥に鉄道駅があるのかと驚きましたが、新開地から出る神鉄電車が通っているのでした。

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中盤:菊水山から摩耶山掬星台まで

このコースで一番きついのが、中盤の菊水山から摩耶山までです。

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先ほど挙げた図からの抜粋です。第2エイドのすぐあとに、菊水山があり、一旦下って鍋蓋山、もう一度下って第3エイド、その後摩耶山の登りと続きます。

昨年は、レースの二週間くらい前に、鵯越駅から摩耶山まで行き、六甲道から電車で帰るという練習をしていました。

今年はこの区間に特化した練習をしていなかったので不安でしたが、やはり去年と同じくらい疲れました。

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菊水山ではちょうどお昼頃になるので、おにぎりを食べて休憩しました。

摩耶山は、多くの観光客でにぎわう掬星台で、神戸市の町並みを眺めることなく、麦茶をがぶ飲みしていました。

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夜景の名所としても有名な摩耶山の掬星台。神戸市中心部の真上なので眺めはいいです。しかし私はもう展望台までいく気力がなくて、ベンチに座って休んでいました。

 

終盤:六甲山最高点から有馬温泉

摩耶山から六甲山までは、高原地帯なので、大きな登りくだりはありません。ほぼ平坦な舗装路区間もありますが、毎年ぜんぜん走る体力が残っていません。今回もロード区間はほぼ歩きました。

第三関門がある六甲山記念碑台から少し進むと、コースはゴルフ場の中を通ります。この神戸ゴルフ倶楽部からの眺めが一番きれいだと毎年思います。

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もう3時半ごろなので、空が暗くなり始めていました。

スタートから6時間半くらいかかって、やっと六甲山最高点に到達できました。もう午後の3時を回っているので、山の上は寒くなり始めます。普段の練習では、なるべく3時を過ぎたら山から出るようにしています。秋から冬は、すぐに気温が下がるからです。毎回この大会は、ゴール地点に着く頃には夕方になってしまうので、今年は寒さ対策としてフードのついたウィンドブレーカーを着ていました。耳や首にかいた汗が、風に当たってどんどん冷えてくるので、後半はフードをかぶってしのぎました。

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六甲山最高峰のすぐ下。大阪の街が見渡せます。かなり冷たい風が吹いていました。

六甲山からゴールの有馬温泉までは、ひたすら石がゴロゴロした山道を下ります。あとはゴールするだけなので、最後の力を振り絞って走りますが、今年はここで転倒してしまいました。幸い手のひらと膝をすこし擦りむいただけですみましたが、痛くてしばらく歩いてしまいました。去年と同じくらいのタイムだろうと予想してゴールにつきましたが、よく見ると前回より10分くらい早く着いていました。おそらく3回目ということでコースに慣れていたのと、直前にフルマラソンを2回走っていたので、体力がついていたのでしょう。

ゴール後は迎えに来た妻と合流して、有馬温泉金の湯につかりました。泥水のようなお湯ですが、温まりました。

 

使用した用具、足のダメージ等

今回は昨年と同様、モンベルのクロスランナーパック7を背負いました。このバックパックは、背中にハイドレーションパックを入れることもできるし、ポケットにボトルを挿したり、胸ポケットにボトルやスマホをしまうこともできます。ハイドレーションパックは落ち着かなくて苦手なので、背中に食料と一緒に500mlのボトルを一本、胸ポケットにスポーツドリンクを一本という形で水分を持ち歩きました。

 

 

シューズも昨年と同じ、ブルックスのカスケディアを履きました。

 

 幅やかかとのフィット感が申し分なく、安心して履いていられるシューズです。ウルトラマラソンなど、ロードでも長距離を走るのにいいかなと思いました。

それから、今回はじめてシューズにくっつけるゲイターを使ってみました。足首が締め付けられる感じがして、うまくフィットしないと痛いのですが、小石が靴に入ってこないので、靴を履き直すことがなく、便利でした。

 

[サロモン] ゲイター  L32916600 BLACK ブラック 25.5-27(25.5cm)

[サロモン] ゲイター L32916600 BLACK ブラック 25.5-27(25.5cm)

 

 

足のダメージですが、トレイルは土の地面なので、足裏に関しては、まったくなにも問題は起こりませんでした。これはロードとは大きな違いです。膝周りの筋肉痛も、フルマラソンのときよりもはるかにマシで、翌日にはふつうに階段の上り下りができるほど回復していました。山歩きが健康的だというより、舗装路がいかに脚に悪いかということを逆に認識させられました。

 

大会は終わったが、まだまだ山を楽しみたい

六甲山トレイルが終わると、また次の冬まで山登りは封印となってしまうのが、毎年のパターンでした。しかし、考えて見ると山登りが楽しいのはむしろこれからの季節です。夏は虫刺されなどが心配ですが、春の山は、暖かくて気持ちいいでしょう。今年はせっかくなので、また山登りを楽しみたいと思っています。

 

*1:速い人だと4時間台でゴールできるそうですが、ふつうにハイキング気分で歩くと8時間でもゴールは不可能です。トレイルコースなので舗装路のマラソンとはまったくペースが異なります。私の場合、京都東山三十六峰マウンテンマラソン(30km)では、3時間40分くらいかかりますが、六甲山トレイルの場合、10kmしか変わらないけど時間は7時間半かかります。山の険しさで時間のかかり方が全然違うわけです。