ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

2016-01-01から1年間の記事一覧

備忘メモ:本文と後註の境目を消す、後註の行数を揃える

先月書いた、註の番号に)をつける方法に続き、自分自身の備忘メモとして、後註がはじまるまえの区切り線の消し方や、後註と本文との行数を揃える方法についてまとめておきます。 今回も使用するのは、Word for Mac 2016です。 本文と註の区切り線を消す は…

講義科目をどうするか?(5)文学テクストを使った講義実践

第4回までで、これまで2年間の試みの紹介、さらに大学教員になる以前に教えていた看護学校での講義、そして2016年度の講義をどう変えるかという話をしてきました。 今回は、今年度取り組んでいる講義を実際にどうやって進めているのかを説明します。 使用す…

国際化と異文化理解、受講生のみなさんへ

中間レポートのおしらせ 国際化と異文化理解の授業では、先週5月23日の授業で、中間レポートについてアナウンスしました。 レポートの締め切りは6月6日月曜日の授業です。手書きではなく、PCで印刷したものを提出してください。 レポートの課題や執筆に際し…

講義科目をどうするか?(4)学生に文献を読ませる授業へ

これまでに3回にわたって、私が担当する講義「国際化と異文化理解」についての考察を続けてきました。1回目では、講義科目がなぜやりにくいのか、2回目では、2014年、15年度における実践、3回目はこれまでの教育経験から考えた講義のあり方について述べ…

講義科目をどうするか?(3)学生は敵ではない

3年目を迎えるにあたって、これまで2年間にやってきたことを大幅に見直してみようと思いました。そう考えた一つのきっかけは、前回の記事に載せた、8月の学内研究発表会です。この会では、第二外国語の他の先生方に自分の授業を紹介して、いろいろと意見…

講義科目をどうするか?(2)1、2年目の試み

講義内容をどうしたらいいのかということについて考えた前回に続き、今回は1、2年目(2013、2014年度)にやったことのまとめです。 映画を見せることにした (2015年夏に、職場内での研究発表会でこの講義について報告しました) 講義内容や方法論を模索し…

講義科目をどうするか?(1)

講義科目って難しい 今の職場に着任して3年目、毎年半期ごとの講義を担当しています。しかし毎年こんなんでいいんだろうかと反省するばかりだし、難しさを痛感するばかりです。どうしてこんなに難しいのか。ドイツ語を教えるのはだいたい2年目くらいで教科…

カップ焼きそばを食べてもいいんだ!と気づいた—大学教員と昼食

毎日職場でお昼ご飯を食べる。昼食について考えたこと、そして学生時代の思い出などをまとめました。 個人研究室で、何を食べてもいいという自由をかみしめる 私は、昼に仕事が集中することもあり(授業は1時限目から3時限目に固まっています)、お昼ご飯…

2003年春、手探りで論文の書き方を模索していた頃

講義の資料に使えそうな昔の発表原稿や資料などをHDDのなかから探していると、2003年ごろのメモ書きが出てきました。コンピュータに保存してあるデータというのは、全く場所をとらないものですから(当然ですね)、何でこんなものまでとっておいたのかと思う…

1999年秋アパート取り壊しと立ち退きの思い出

どういう脈絡かわからないけど、急にずっと昔のことを思い出すことがあります。 東京で大学に通って4年目、アパートの取り壊しが決まった 大学4年生になって、大学院進学を決意した頃だったと思います。当時住んでいたアパートは築40年以上の木造で、階段や…

iMacの起動ディスクをSSDに換装しました

(右:2013年に買い換えたiMac。左は2008年に買った21インチ) 先日職場用のコンピュータを買い換えたことを書いたばかりですが、先月家で使ってるiMac27インチ(Late 2012)も起動ディスクをHDDからSSDに取り替えていました。その結果、大変使いやすくなっ…

カーナビと道迷い

連休はドライブをしました 隣町の明石に行ったり、淡路島に出かけたりしました。どちらも帰り道で激しい渋滞に巻き込まれ、えらい時間がかかりました。 近隣の、土地勘がある場所なら様々な抜け道を考え付くのですが、ちょっと離れた場所だと、どうやって渋…

4月だけがループすればいいのに

5月になってしまいましたね 私たちドイツ語教員は毎年1年生に新たにドイツ語を教えます。私たちの大学では、ほとんど1年生向けのクラスしかない(2年生以降は選択科目なのでクラス数は激減します)ので、1年生ばかりを教えています。 4月から始まった今年の…

備忘メモ:脚注にカッコをつける

毎年注のつけ方を忘れてしまっている! 日常的に論文を書いたり読んだりしています。全体的な書き方のルールのようなものは、大学院生の頃に身につけて、そのまま現在に至っています。学会誌でも学内の紀要でも、文字数やページ数の制限は違えど、だいたい同…

釘煮を作っていた

春休み中のできごとを振り返って、いかなごを作った時の話をまとめておきます。 兵庫県民になって3年目 同じ関西でも京都市と今住んでいる阪神地区とは色々違っていて興味深い。 例えば、京都では夏に毎日食べていた満願寺とうがらしは、大阪や兵庫ではあま…

あの時は何で書いていたのだろうか?

最近仕事用のコンピュータを買い換えた。 これまで使っていたMacBook Air(11, Mid 2011)からMacBook Pro (15, Mid2015)になった。 www.apple.com ふと思ったんだが、これまでどのくらいコンピュータを買い換えてきたのだろうか。そしてどの機種で、どんな…

私たちは何を教えているのだろう

今年2月に定期試験が終わったあとに残したメモから。 毎学期、文法事項を中心としたドイツ語の筆記試験を行っている。できる学生も、できない学生もいる。 学生たちを見ていて、自分がやってきたことは何だろうか、と考えることが多い。 定冠詞・不定冠詞の…

授業

2016年度の授業 月1時限 法学部 ドイツ語総合3、4 月2時限 経営学部商学科 基礎ゼミ1、2 月3時限 経営学部(経営・会計)学科 国際化と異文化理解(前期・後期) 火1時限 神戸大学医学部 ドイツ語1B 火2時限 神戸大学工学部 ドイツ語1A 水2時限 経…

経歴と職歴

経歴 1976年7月5日生まれ。 1989年 栃木県大平町立大平西小学校卒業。 1992年 栃木県大平町立大平中学校卒業。 1995年 栃木県立栃木高等学校卒業。 1996年 河合塾大宮校(ハイレベル国立文系コース)。 2000年 明治大学文学部文学科ドイツ文学専攻卒業。 200…

研究業績

著書 • 『携帯&スマホでドイツ語』(川村和宏・竹内拓史・松崎裕人・押領司史生と共著)郁文堂、2014年。 携帯&スマホでドイツ語 作者: 川村和宏,竹内拓史,松崎裕人,押領司史生,熊谷哲哉 出版社/メーカー: 郁文堂 発売日: 2014/02/14 メディア: 単行本 この…