先月書いた、註の番号に)をつける方法に続き、自分自身の備忘メモとして、後註がはじまるまえの区切り線の消し方や、後註と本文との行数を揃える方法についてまとめておきます。
今回も使用するのは、Word for Mac 2016です。
本文と註の区切り線を消す
はじめに確認しておきますが、区切り線というのは、こういうものです。
本文のあとに註が並ぶ形式を選ぶと(あるいは脚注の場合も同じ)、本文と註の境目に線が自動的に入ります。投稿論文によっては、この線を消さないといけないことがあります。
線を消す方法ですが、註番号にカッコをつける操作よりも簡単です。
まず、ファイルの表示形式を、「下書き」にしましょう。
文書の一番下(ズームする+とーがあるあたりです)で、下書きを選びましょう。
つぎに、上のリボンメニューから、「参照設定」→「注の表示」ボタンを押しましょう。すると、本文ではなく註が表示されます。
この状態では、「すべての文末脚注」が表示されています。このメニューを文末脚注の境界線に変えましょう。
すると、区切り線が表示されます。これをdeleteで消していきます。
全部消してから、ファイルの表示を「印刷レイアウト」に戻します。
このように最初の写真に写っていた区切り線が消えていますね。
後註の行数を揃える
論文を書きながら註をつけていくと、自動的に註は「脚注文字列」という書式でページの下あるいはファイルの末尾に並べられていきます。
このように、本文(上の行)と註(下の行)とで、行間の詰まり方が異なっているのがわかります。本文のほうは、ページ設定から文字数と行数を決めることができます。註の行数はどうしたらいいのでしょうか。
スタイルウィンドウを開いて、スタイルを選べるようにします。
次に、後註部分を選びます。
すると、現在のスタイルは「文末脚注文字列」となっています。これを「標準」にします。すると、本文と同じように行間が広がります。
文字の大きさが本文と異なっている場合は、フォントの大きさを整えます。これで、本文と後註が同じ行数、文字数になるはずです。