ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

顔が腫れていた

お盆休みは何もできなかった

8月ももう下旬で、そろそろ新学期に向けていろいろな仕事の準備を始めないといけません。

昨今私立大学は夏休みが短く、前期試験の採点をお盆前ごろに終えて、一休みしたらもう9月という忙しさです。私の場合はまだ家族のために時間を取られるということが殆どない(育児、介護なし)ので、まだまだ余裕はありますが、自分の研究をすすめる時間はもう少し取りたいなといつも思います。

そんな貴重な休暇ですが、顔が腫れて一週間ちかく何もできずに過ごしました。

今回はその顛末をまとめます。(顔が腫れていたときの動画もあります)。

 

きっかけのひとつは虫刺され?

7月下旬に梅雨が終わってから、通勤やサイクリングなど自転車に乗る機会が増えました。夏休みはふだんより時間が取れるのだから、100km以上のロングライドをしてみたいと思って、そのための準備をしていました。

8月7日の日曜日も、気温が下がり始めた夕方の時間に、淀川サイクリングロードを走りに出かけました。淀川大橋から枚方市の関西医大まで行って戻ってくるとちょうど50kmです。かなり暑い日で、氷を入れた水のボトルを持ってでかけましたが、1時間ほどですっかりぬるくなってしまっていました。そろそろ関西医大が近くなったところで、急に頭に何かがぶつかって、強烈な痛みを感じました。慌てて自転車を停めましたが、ヘルメットとサングラスの間の左こめかみ周辺をなにかの虫に刺されていました(手で払い落としたときの感触と大きさからたぶんアブだったと思います)。すごく痛くてしばらく悶絶していましたが、虫刺されなら水で洗ったり冷やしたりするのが大切と思い出し、ぬるくなった水でとりあえず刺された場所を洗い流しました。

関西医大のベンチで休憩

その後関西医大前の自販機コーナー(ここは淀川のサイクリストたちの休憩所となっています)で水を買って、頭を冷やし、刺された場所を洗いました。痛みはひどいものの、熱が出たり気分が悪くなったりすることはなかったので、その日はそのまま家に帰って休みました。左目の上あたりが少し腫れ上がったので、冷却シートを貼って寝ました。

翌日は京都に出かける用事があったのですが、昼頃にはまったく問題ないくらい腫れが引いていました。

京都の喫茶店で恩師と会っていました

 

一週間後、急に顔が腫れる

この虫刺されは、腫れが引くと痛みもかゆみもなくなったので、大事に至らなくてよかったと思ったのですが、一週間たった8月14日の日曜日朝、顔を洗って鏡を見ると左目の上が少し腫れていることがわかりました。

痛みもかゆみもないけど急に腫れだしたので、ネットで調べると、虫刺されの後が時間がたってから腫れたりかゆみがでたりすることはあるとわかりました。

その日もサイクリングに出かけるつもりでしたが、腫れが気になるので家で安静に過ごしていました。昼寝をして起きると、目の周りがあきらかに腫れ上がっていて、まぶたを開けるのが難しくなってきました。

読書をするのも不自由になってきたので、仕方なくソファに寝そべって猫とだらだら過ごしていましたが、妻がうわっと驚くほど顔が腫れてしまいました。いつのまにかもう左目はふさがってしまい、かなり力を入れないと開けられないほどでした。

タイミング悪くちょうどお盆なので病院は軒並みしまっています。15日に見てもらえる病院を探して、翌日朝イチで行ってみることにしました。

 

大きな病院で診てもらう

15日月曜日の朝に、自宅から2kmほど歩いて(自転車でもよかったのですが、片目がほぼふさがっているので、念の為自転車は避けました)、皮膚科医院に行ってみました。早口で話すお医者さんから、アレルギーでしょうねとさらっと言われてあっというまに診察が終わりそうだったので、虫刺されのことなども話したところ、大きな病院で血液検査もしてもらうほうがいいと判断され、自宅近所の大病院の紹介状をもらいました。

大病院は予約や紹介状なしで診察を受けることができないので、これまでまったく利用する機会がありませんでした。血液検査を受け、待っている間に妻に連絡し、病院のレストランでお昼を食べました。このレストランがとても充実していて、そこそこ量が多いのにカロリー控えめの定食が食べられました。

その後皮膚科のお医者さんに診てもらい、2種類の薬をもらって帰りました。

眠くなる成分が入っている強い薬を飲んで昼寝をすると、明らかに腫れが収まっていることがわかりました。

 

3日間でだいたい治った

お医者さんからもらった薬をその後毎食後に飲み、家でのんびり過ごしていると17日ごろにはほぼ腫れが収まっていました。

18日には体がなまっていたので、久しぶりにサイクリングに出かけました。べつにもともと体調は悪くはなかったので、運動をしても問題はありませんでした。

最初虫に刺されたのはこめかみ周辺ですが、腫れは目のまわりから始まり、その後頬骨や下まぶたに移動し、最後はほっぺたのあたりに残って、消えていきました。なぜ上から下へと移動したのかはわかりません。

目の周りが腫れていたときは、本の文字が非常に読みづらくなっており、いよいよ老眼まで始まってしまったかと驚きましたが、腫れが引くともとに戻りました。おそらく目が押されて眼圧が変わったりしたためでしょう。

ブルーちゃんは顔の変化はとくに気にせず接してくれました。

以上のように、顔の腫れがどのように生じて、どのような経過で治っていったのかを振り返ってみました。

16日の夕方、まだ腫れが残っている段階ですが、動画を撮っていました。じっさいにどの程度の腫れだったのか、こちらで見ることができます。

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