ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

初期の自作棚をリメイクする

自作本棚リメイクシリーズ第2回

以前のブログにも書きましたが、私が本棚自作を始めて3年半が過ぎました。これが自作本棚の最初の記事です。

schlossbaerental.hatenablog.com

これまでに自宅や研究室にいろいろな棚を作ってきましたが、わずか3年とはいえ工具を揃え、少しずつ知識が増えて、棚の作り方も変わってきました。前回も、あまりできがよくなかった初期の棚を作り直しましたが、今回は、2019年の7月に初めて作った自作棚を現在の技術で作り直してみました。

 

リメイクのポイント

以前机の前の棚をリメイクしたときと同様に、この棚もネジと棚受け金具だけで組み立ててあるので、すぐに全部バラバラに解体できました。

リメイクしたいと思ったポイントは以下の三点です。

1)棚受け金具を取り除いて棚のスリム化

初期の棚はディアウォールの白いプラスチックの棚受け金具を使用していました。これは丈夫だし、棚板を直角に接合できるので便利ですが、ぎっしり本を詰め込もうとすると少しじゃまになります。

この写真のように、薄い文庫本くらいの隙間ができます。

 

2)棚板、側板のトリミングと塗装

この棚は楽天市場で購入したカット済み木材を、軽くヤスリがけだけして、そのまま組み立てているので、木材の表面はガサガサしていて角もきれいに丸められていません。気になった箇所は以前からヤスリをかけていたのですが、もうちょっと全体的にきれいにしたいと思っていました。

今回は棚板の端をトリマーで丸く加工し、水性ウレタンニスで塗装します。

 

この塗料は乾燥が早く、仕上がりがきれいなのですが、ちょっと高いのが難点です。

3)棚の高さを見直し収納力アップ

以前の棚はどうやって設計図を描いていたのかよく思い出せないのですが、棚板が11枚で、一番下が床から7cm、本棚が10段で一番上に天板がついていて、天井までに10cmほどの隙間がありました。自作本棚の場合、市販品と違って天板をつける必要はありません。天板と天井の間は何も置けないスペースになってしまうからです。

今回は天井までの高さから改めて各段の高さを計算し直しました。下から9段目までは、新書も入る180mm、10段目以降を文庫本サイズの160mmに設定すれば、天板をつけずに11段の棚にすることができます。

つまり以前の棚と棚板の枚数は同じでも、一段多くすることができるというわけです。

最近は毎回このようなかたちで計算しています。

板の厚さは1x材の場合19mmですが、計算のしやすさを考慮して20mmとしています。

棚板の高さ、棚の高さなどを微調整することができます。

 

4)大入れ継ぎとポケットホールスクリューでしっかり接合

側板にトリマーで溝を彫り、そこに棚板をはめ込んで、ポケットホールスクリューで裏側から接合すれば、きれいに棚板をつけることができます。

なお最下段は床から4cmの高さしかないので手が入らず、ネジ止めすることはできません。この段だけはネジ止めも接着剤もなしではめ込んでいます。大入れ継ぎならば、ぴったりはめ込むことができます。

この工程についてはすでに何度も書いているので省略します。

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解体と再組立

こちらが解体前の状態。すべての棚にぎっしり本が詰まっています。天板の上右手には私の部屋に有線LANを通すためのルーターが置かれています。

本を取り出します。壁一面とはいえ薄型の本棚なのに、こんなにたくさん本が入っていたのかと驚かされました。

LANケーブルを残し、すべて撤去できました。

 

木材をトリミングして、水性ウレタンニスを塗り、ポケットホールを開けたら再度組み立てます。この作業は驚くほど短時間でできました。

以前のガサガサした、角の残っていた棚板もつるつるすべすべになっています。

一番上の段は高さ160mmで、ルーターがぴったりはまります。

取り出した本をすべてもとに戻します。このように、少し隙間ができました。まあ、本が増えるスピードを考えれば焼け石に水でしかありませんが。

一番上の段はこのように文庫本と天井の隙間が1cmくらいしかありません。

 

新旧の棚を並べるとこの通り。左がビフォア、右がアフターです。

ほぼ同じようにしか見えませんが、実際に本を出し入れしてみると、質感が良く、やはりリメイクしてよかったと思いました。

木目がきれいに浮かび上がっているのがわかります。

棚板、側板ともにトリマーで角を丸く加工しました。なめらかです。