ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ロードバイク再生プロジェクト

死蔵していたロードバイク

春ごろからもう一度ロードバイクに乗ってみようかと思い始めました。今持っているロードバイクは、助手時代の2010年に買いました。当時の職場は、京都の郊外にあったため、交通量が少なく、景色もよく、自転車通勤には最適だったのでした。しかしちょっと坂が多いので、クロスバイクからロードバイクに乗り換え、その後転居してからは片道12kmの通勤路を往復していたのでした。

西宮に移った4年前は、ときどきロードバイクに乗って、甲子園球場などにも出かけていたのですが、自宅で置く場所がないことが原因で、乗らなくなっていました。しばらくベランダに置いていましたが、雨風でどんどん傷むので、ホイールを外して輪行袋で包んで、自室のドアの裏側にしまっていました。

 

再生へ

引越し先でロードバイクに乗れるようにと、6月ごろから傷んだパーツのどれを取り替え、どのようにカスタムしたらいいかを具体的に考え始めました。

タイヤ・チューブやワイヤー類のような消耗品に始まり、せっかく乗るならもう少しグレードの高いパーツにしたいなと思ったりして、あれもこれもとどんどん交換する部品は増え、最終的には主要な部品ほとんどを取り替えることになりました。

 

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 整備中の様子。西宮時代のマンションはベランダが広かったので、ベランダでいろいろな作業ができました。やっとのことでタイヤ交換をすませ、チェーン交換に取り掛かった頃です。このあとのチェーン取り付けとディレイラーの調整にめちゃくちゃ手間がかかりました。

交換した部品は以下の通りです。

ホイール、タイヤ、チューブ交換

ホイールは純正のものからシマノアルテグラ6700へ。ヤフオクで購入しました。

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タイヤはすり減っていたので、コンチネンタルウルトラスポーツ2に変更。

 

 2本セットで5000円程度と安価です。

チューブも交換しましたが、久しぶりのチューブ取り付けで何度もミスをしてしまい、新品のチューブ2本に穴を開けてしまいました。タイヤがはまらないからって、焦ってタイヤレバーをぐいぐい押し込んだのがよくなかったようです。

 

クランク交換

前に乗っていたときに、いちばん違和感があったのが、クランクでした。踏み込むとギリギリっと音がしたり、シフトチェンジがうまく決まらなかったりと、あまり気に入っていなかったので、ここもヤフオクで入手したアルテグラ6700に交換しました。

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ヤフオクで見つけたこの商品ですが、ペダルが外れなくなっているらしく、タイムのビンディングペダルつきで出品されていました。到着したクランクを見ると、たしかにネジがつぶれていてペダルが外れそうになかったので、そのまま使うことにしました。

 

シフトワイヤー交換 ブレーキはそのまま

めんどくさいので正直なところワイヤーを外して付け替えるのはやりたくなかったのですが、8年前から付けっ放しなので、シフトワイヤーだけアウター込みで交換しました。

 

サドル交換

座り心地が悪く、生地が傷んでいたので、ワイズロード大阪で見つけた、安いサドルに交換しました。

 

SELLE ROYAL(セラロイヤル) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック
 

今のところとくに痛みを感じないのでちょうど良かったと思います。

 

チェーン張り替え

チェーンも消耗品なので、新品と交換しました。が、ちょうどいい長さに整えるのに、非常に苦労しました。(チェーン交換、長さの修正などで一週間くらいかかりました)

 

バーテープ交換

毎回テープを張り替える時は、車体と同系色の青色を選んできましたが、今回はタイヤに黄緑色が入ったので、バーテープもそれに合わせてライムグリーンにしました。

Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP 2.5 バーテープ グリーン DSP 2.5

Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP 2.5 バーテープ グリーン DSP 2.5

 

ちょっと高いですが、しっくりくる感触が気に入りました。 

 

キャリア取り付け

通勤仕様にするにあたって、キャリアとパニアバッグをつけることにしました。かつてのロードバイク通勤で一番辛かったのが、けっこう重いリュックを背負いつづけることでした。ロードバイクをこぐには、脚だけでなく、背中の筋力も使うので、できるかぎり背中に荷物を背負わないほうがいいのです。

 

TOPEAK(トピーク) スーパー ツーリスト DX チューブラー ラック

TOPEAK(トピーク) スーパー ツーリスト DX チューブラー ラック

 

ロードバイクの場合、クロスバイクなどと違い、キャリアを車体に固定するための穴が空いていないので、取り付け金具も必要です。

 

VIVA(ビバ) クイックエンドアダプター リア

VIVA(ビバ) クイックエンドアダプター リア

 

こちらはキャリアをエンド金具(車軸部分)に固定する金具です。

 

 これはキャリアの前をシートポストとつなぐ金具です。

 

パニアバッグ

通勤とかちょっとしたお出かけなどには、20リットル程度の大きさのパニアバッグをつけるのが良さそうだと思い、いろいろ探してみましたが、長距離旅行用の2個セット(左右にくっつけるタイプ)ばかりで、片側のみではあまり売ってません。Wiggleで見つけたこの商品が安くて丈夫そうだったのでこれに決めました。

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ライト

京都時代は、夜に峠を越えて、50km離れた左京区の奥地まで行ってお祭りを見たり、通勤路から外れて、人里離れた峠道を通ったりと、けっこう夜に走る機会が多かったので、充電電池3本をつかう明るいライトをベルクロでハンドルに固定していました。しかし、電池を入れるタイプは、走行中の振動で、内部のバネがすぐダメになります。

7年前と現在を比較して大きく進化したのが、ライトです。ママチャリなどはいまやほとんどLEDのダイナモライトになっていますし、ロードバイクにつけるライトも、単3電池を入れるのではなく、リチウムイオンバッテリーをUSBで充電するタイプが主流になっています。

大阪では、あまり真っ暗な道を走る機会はないので、こちらのライトにしました。

 

 安いので、もし明るさが足りなければもう一つつけてもいいかと思います。

 

あれこれパーツを買い替えていったら、クロスバイク1台分くらいお金がかかりましたが、ロードバイクでもこのクオリティの完成車を買うと20万円以上はかかります。フレームや変速機に特にトラブルがないので、このまま乗り続けるのがむしろ安上がりかなと思いました。

 

自宅保管用のスタンドで縦置き

京都では、玄関から室内へまっすぐ伸びる廊下があったので、玄関にミノウラのディスプレイスタンドを置いて、廊下にバイクを立てかけていました。

新居の方が廊下が広いので、ロードバイクくらいは置けますが、廊下からすぐの私の書斎もまだまだ余裕があるので、こちらにバイクを立てて置くことにしました。

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こう見えてかなり安定感があり、ちょっと押したり引いたりするくらいではまったく倒れたりする気配はありません。

 

じっさいに走ってみる

久しぶりにロードバイクに乗ってみて、ハンドルの遠さと加速感に懐かしい気持ちになりました。軽くこいでるのにすぐスピードが上がり、そしてすごい勢いで汗が噴き出します。最初の試走では、自宅から片道3kmほどの大阪ドームまで行きました。速さは申し分なかったのですが、変速機の感触が気になったので、もう一度ディレイラーの調整などをしました。

 

職場まで14km走ってみる

土曜日は午後からFD研修会があったので、ちょうどいい機会だと思い、自転車で出勤してみました。

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自宅から大学までは、最短距離で12.5kmくらいだったので、まあむりなく通える距離かなと思っていたのですが、やはりこの暑さだったのでかなりきつかったです。

それ以上に、大阪の中心街を通り抜けることになるので、道がわからなかったり、信号待ちが多かったりして意外と時間をロスしました。自宅から大学まで約50分と、電車で行くのとほぼ同じ時間かかりました。Apple Watchのアプリで確認したところ、距離は片道で14kmくらいありました。

電車と違って駅での待ち時間がないのはいいのですが、駅から大学まで歩くよりも暑くて辛い時間を耐えないといけません。汗だくになって自宅に戻ってきて、通勤は無理なんじゃないかという気になってきました。

 

通勤にも使えるウェアを着て、再チャレンジしてみたい

土曜日はポロシャツとチノパンという仕事着でロードバイクに乗って、暑くて死ぬ思いをしました。やはり出勤時くらいは専用のウェアを着て、研究室で着替えた方がよさそうです。調べてみると、通勤に着ててもそんなに違和感のないウェアもあるようです。

また、通勤ルートについても、まだまだ大阪の交通に慣れていないため、回り道をしてしまっているところもありました。

暑さはどうしようもないですが、ウェアやボトルを用意し、ルートもよく考えて、再度チャレンジしてみたいと思います。