ホワイトボードの教室が増える
以前の記事にも書いたように、今年度から、チョークと黒板を使う教室がほぼなくなり、ほとんどの授業がホワイトボードになりました。経営学部でのドイツ語の授業は、定員20名くらいの部屋と、定員50名くらいの多目的アクティブ・ラーニング教室で行なっています。
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(先週行ったグループワークです。各チームごとに地図を書いて、中にあるものを説明する文を作るというものです)
どの部屋も非常に使いやすく、気に入っていますが、残念ながら筆記具についてはまだまだちゃんと揃っていないと言わざるを得ません。
教室には何本かのホワイトボードマーカーとイレーザーが備え付けてありますが、マーカーは半分くらいインクが切れていますし、イレーザーは汚れていて、使うとかえってボードや手を汚すおそれがあります。
お気に入りのホワイトボードマーカー
そこで私はマーカーもイレーザーも自前で用意し、授業のたびに持ち歩くようにしています。とくにマーカーは、アクティブ・ラーニング教室では私だけでなく、各グループの学生たちも使うので、ちゃんとインクが出るものを多数用意しておく必要があります。
私が愛用しているのは、パイロットのボードマスター太字です。
黒、赤、青、緑、オレンジと各色買い揃えました。インクを交換することでずっと使えるのが便利です。最近では、本数が増えてきたので、使ってない100均のポーチにまとめて持ち運ぶようにしています。
イレーザーも自分で用意
ホワイトボードマーカー は各社色々な商品が出ていて、ボードマスターよりもいいものもあるかもしれません。しかし、やっかいなのがイレーザーです。なかなか納得のいくものが見つからず、何種類か買って使ってみました。今回は教室に備え付けてあったものと、私が買った商品3種類とを比べて、その特徴をまとめます。
コクヨ RA-12N
以前からホワイトボードのある教室においてあったのが、このタイプのイレーザーです。特に問題なく字を消すことができますが、汚れやすく、汚れてしまうとボードに粉が残るのが問題です。また、大学の教室では水洗い後にまだ乾いていないものが置いてあることがよくあります。ボードに水気が残っていると、マーカーで字が書けません。掃除係の方もたくさんの教室を一度に担当されているので、洗った後乾かすのがおろそかになってしまうのは仕方ないのでしょうが、使う方は少し困ります。
ナカバヤシ ホワイトボードイレーザーWES101
21号館6階のアクティブラーニング教室にあるのが、このタイプです。コンパクトで磁石が付いていて、ボードにくっつけることができ便利です。しかし、消す面に汚れがつくと、がっちりと塊のようになってしまいます。消し面を入れ替えることができますが、両面とも汚れているとどうしようもありません。
コクヨ ヨクキエール RA21
名前はちょっとあれですが、スタンダードな商品で、神戸大学の教室にあったものです。フタを外すとケースになっていて、細い目のマーカーなら2本くらい入ります。イレーザー部分は布でできており、布の面を入れ替えることで、消し字力を維持できます。
しかし、何回か使ってみて、消し字力が他と比べてやや劣るのであまり使わなくなりました。
コクヨ メクリーナ RA-31
これも何だよ?という名前です。イレーザーの布でできた面を、めくって捨てることで新しい面を使い、常に消し字力を維持できるという商品です。フェルトのような布がミルフィーユ状に16枚ついていて、私の場合週に1回程度、布をめくっていました。
ちょっと大きめなサイズで持ち運びにはじゃまですが、消し字力は高く、マグネットでボードにくっつけることができ、非常に気に入っていました。しかし一つ難点が、使い終わった後の粉が飛び散りやすいという点でした。
1ヶ月半ほど使った、私のメクリーナです。持ち手部分に黒い粉が飛び散って固着しているのがわかります。
持ち手や持ち運び用の袋についたインクの粉は、パラパラ落ちて教科書などを汚してしまい不快です。それ以外の使い勝手は悪くないので残念です。
アクティブラーニング教室用イレーザー、最強はこれだ
パイロット ホワイトボード用イレーザー LWBEH-L
先日たちよったヨドバシカメラの文具売り場で見つけたのがこの商品です。
「ボードマスターに最適」、「消しカス、強力キャッチ」というコピーを見て、使ってみようと決めましたが、これは非常に良い選択でした。消し字力は申し分ないし、たしかに消しカスが飛び散ることはありません。すいーっとボードを拭くだけで、インクの粉が全てきれいに取れます。
また、汚れても自分で洗うことができます。
授業後のイレーザーです。表面についている高密度ロングファイバーというシバイヌの毛のような部分に、しっかりインクの粉が入り込んでいます。これを流水でちょっとあらうと、だいたい汚れが落ちます。
しばらく流水にあてながら、毛をシャカシャカなでていると、ほとんど汚れが落ちます。水気を切って、1日置いておけばちゃんと乾燥して、翌日もきれいに使うことができます。
唯一の難点は、マグネットがついていない点です。イレーザーはホワイトボードの上にくっつけられた方がいいし、アクティブラーニング教室では学生たちもイレーザーを使うので、ボードについていた方が、見失わなくて便利です。この点はしょうがないので、売っている磁石をテープで貼り付けるなどして改造すればいいかと思っています。