ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

授業に何を持っていくか?

授業用のポーチを紹介します

いつも教科書やプリントとともに授業に持っていく筆記用具などを、ポーチに入れて持ち歩いています。ペンケースではなくポーチを使うようになったのは、たしか滋賀県立大に通うようになったころからだったと思います。カバンをリュックやトートバッグに変えても、授業に必要な道具はポーチに入れておけば忘れずに持ち出せるだろうと考えたからです。毎日違う大学に違う交通手段で通っていた(京大は太秦からロードバイクで通っていました)ころだったので、この方法は画期的だったのでした。

現在は、毎日同じ大学の、ほぼ同じ校舎で授業をやっていますが、ポーチはそのまま使い続けています。今日は日々持ち歩いている授業道具を紹介します。

 

筆記用具とその他いろいろ

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下に写っている黒いのが無印良品のポーチです。iPad miniがぴったり入るくらいの大きさ(ちょうどA5くらいでしょうか)です。

 

ボールペン、蛍光ペン、万年筆

出席簿や授業ノートをつけるための筆記具です。

 

コピーカード、カードキーなど

経営学部の授業準備室に入るためのカードキーなどを入れています。ふだんあまりいく用事がないところなので、カードキーを持っていないことが多いのですが、忘れると部屋に入れないので困ります。

 

VGAケーブル

PCやiPadを教室で使うとき、プロジェクタと繋ぐためのケーブルです。最近では大抵の教室に備え付けてありますが、万が一見つからなかった場合に備えて自前のケーブルを持ち歩いています。講義ではiPadからプロジェクタに写すので、いつもライトニングケーブル変換アダプタをつけています。

 

iPad mini4とスピーカー

ドイツ語の授業で使う音声は、iPadからワイヤレススピーカーをつなげて再生します。以前は教室のスピーカーと音声ケーブルで接続していたのですが、教室によってはスピーカーすらないので、手のひらサイズのものを自分で買いました。ブルートゥース接続で音声が出るのですが、やや音量が小さいので、ケーブルを繋げています。

語学の先生方は今でもCDラジカセを教室までもっていく人が多いのですが、私は京大で非常勤を始めた8年前からずっとこの方法です。最初はiPhone3Gと教室のスピーカーを繋げていました。CDラジカセの場合、トラック番号をリモコンからカチカチ押さないといけないのでしょうが、iTunesの場合ささっと選曲できて楽です。

iPadは、講義の際にスライドを見せたり、ドイツ語の授業ではYouTubeの動画を見せたりするのにも使えて便利です。

 

ノート(メモ用紙)

 かつては手帳やメモ帳などを持ち歩き、授業の進度(各クラスがどの辺りまで進んだか)などをメモしていました。数年前から授業ノートは、一回ごとにメモパッド一枚程度にまとめるようになったので、授業にもノートではなく、切り取ったメモ用紙を数枚持ち歩いています。授業の中で気づいたことや、次の授業でやってみたいワーク、練習問題などをメモしておきます。

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以前の記事でも紹介した、マルマン、ニーシモネのA5メモパッドです。

schlossbaerental.hatenablog.com

ホワイトボードマーカー

以前はほとんどの教室が黒板でしたが、今年度はゼミと講義以外はすべてホワイトボードの部屋になったので、毎回数本のホワイトボードマーカーを持ち歩いています。もちろん、マーカーくらいは教室に置いてあるし、講師控え室には新品が箱に入っています。しかし、大学が買っている使い捨てのマーカーはどうも書き味が悪く、たいていインクが少なくなっています(しかも残量が見えない)。もっと使いやすいものがないかと思って見つけたのが、このボードマスターというマーカーです。

 

 万年筆のようにカートリッジ式のインクを交換することができるし、またペン先も替えられます。なかなかお店では売ってないので、アマゾン等でまとめ買いしています。

 

ホワイトボード用イレーザー

今年度から、ほとんどの授業がホワイトボードになり、自分のマーカーを使って、快適に授業をしています。黒板とチョークよりも、手が汚れないし、落として床や靴を汚すこともありません。ホワイトボード超便利!と思っているところですが、唯一不満なのが、教室に置いてあるホワイトボードイレーザーです。

昨年まで通っていた神戸大でもそうでしたが、どの教室も、イレーザーの手入れが不十分で、汚れすぎていてちゃんと消えなかったり、あるいはイレーザーが洗いたてでびしゃびしゃだったりします(水に濡れたイレーザーで字を消すと、その後しばらくホワイトボードに字が書けなくなってしまいます)。

これでは快適な授業ができないので、マーカーと同様、イレーザーも自前のものを用意することにしました。

 

 今回買ったこのイレーザーは、フェルトのようなものが貼り付けてあり、ある程度汚れたら、フェルトを一枚剥がして、新しい面を使うことができるというものです。マグネットもついているので、教室のボードに貼り付けておくこともできます。

非常に便利なので、買ってよかったと思っているのですが、ひとつ困っていることがあります。

 

イレーザーってどうやって持ち運べばいいのか?

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昨日は買ったばかりのイレーザーでさっそくホワイトボードをシャカシャカ消して、いい気分で授業を終えたのですが、終わった後にどうやって持ち運ぶかをあまり考えていませんでした。そのまま無印のポーチにしまえば、当然のことながら持ち物がすべて粉まみれになってしまいます。

とりあえず買った時の袋に、上の写真のようにしまっていますが、袋の中にボードマーカーのインクの粉がついています。取り出すたびに今度は手に粉がつくことになりそうです。

中学3年生の頃、受験に向けて志望校のすぐ近くにあった小さな塾に通っていたことがありました。新興の塾でほとんど生徒がいなかったため、丁寧に指導を受けられました。しかし、そこの先生は身なりに気を使わない人で、いつも髪はぼさぼさ、手はホワイトボードマーカーが爪やシワにみっしり染み込んで黒くなっていました。友人と鳥の巣先生と呼んでいましたが、このままでは私もそうなりかねません。

 

イレーザーを運ぶ入れ物はない?

買った時の袋に詰めて持ち運ぶのがいやなので、「ホワイトボード イレーザー ケース」で検索していますが、なかなか探しているものは見つかりません。ホワイトボードマーカーのケースにもなるイレーザーとか、イレーザーとマーカーをホワイトボードにくっつけて収納できるケースなどしか見つかりません。

おそらくだれも、私のように、自分用のホワイトボードイレーザーを持ち歩こうとは思わないのでしょう。考えてみれば、黒板の教室だからってチョークを持ち歩く人はいても、黒板消しまで自分用のを持参する先生はいなかったでしょうから、やはりしょうがないのかもしれません。

とりあえずジップロックにいれて持ち歩くことにします。