ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

今年買ってよかったもの2017

今週のお題今年買ってよかったもの

 

気がつけばもう年末なので、今年の出来事を振り返りたいと思います。

1月から順番にと思ったのですが、いつ買ったか忘れているものもあるので、思い出せる順に並べていきます。

 

MacBook12インチ

科研費で7月ごろ購入しました。

schlossbaerental.hatenablog.com

ドイツでの調査の際には、軽さが大いに役立ちました。最近では、移動中に仕事をしたり、自宅でブログを書いたりするのに使っています。速さや画面のきれいさは申し分ないです。うどんのように太いケーブルが気になりましたが、現在はアンカーのUSBーUSB-Cのケーブルに買い換えて使っています。

 

ナイロンの繊維でコーティングされていて、子供の頃実家にあったコタツの線みたいですが、ケーブルを束ねられるケースがついていたのでドイツでは役に立ちました。

 

デュアルコネクタ搭載のUSBメモリ

今年夏の海外調査では、コピーはとらず、すべてUSBメモリにスキャンして持ち帰ることにしました。しかし、新しく買ったMacBookはUSB-Cの差し込みしかついていません。USBハブを取り付けるという方法もありますが、より簡単なのが、こちらのデュアルコネクタのついたメモリを使う方法です。

要するに、片方はUSB-A(ふつうのUSB)、もう片方にUSB-Cのコネクタがついており、つまみを動かすことでそれぞれのコネクタが飛び出してきて、差し込むことができるという作りです。スキャナを使うときには、USB-Aを使い、MacBookでデータを確認するときはUSB-Cを使いました。容量も大きいので、まだしばらくスキャンデータの保存に活用できそうです。

 

アンカーのUSB急速充電器

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ミュンヘンのホテルにて。こうしてベッド横に充電器を置いて、あらゆる機器の充電を一気に済ませていました。


海外に出かける際にいつも悩むのが、電子機器をどうやって軽量化するかです。

カメラのバッテリー、PC、iPadiPhoneなど、手持ちの機器を充電するためには、それぞれ充電器が必要です。しかし今回は、この急速充電器を買ったおかげで、スマホタブレットMac、デジカメのバッテリーがすべて一個の充電器だけで充電できるようになりました。

 

 

要はこの充電器にUSBで接続できる機器はすべて充電可能ということです。おかげで毎回持ち歩いていたMacやPCの大きな充電アダプタは持ち歩かなくても済みました。

MacBookを使いながら急速充電することはできませんが、寝ている間に放置しておけば、翌朝には充電完了していました。小さくて軽いので持ち運びにも便利です。現在は、ダイニングテーブルの下に置いて、MacBookiPadApple Watchの充電に活躍しています。

 

 パナソニックのカメラ ルミックスDMC−G8

 

これまで使っていたペンタックスより軽量なカメラということでミラーレス一眼のパナソニックG8を購入しました。写りの良さは、これまで使っていたAPS-Cサイズとほとんど遜色はありません。

一緒に買った単焦点レンズの写りも気に入っています。ちょっと高いけど広角ズームレンズなども来年は買えたらと思っています。 

このカメラでは、ミュンヘン・ウィーンで噴水をたくさん撮りました。

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水面をきれいに撮れるというPLフィルターを初めて使いましたが、たしかに反射が抑えられ、水がクリアに写っています。

PL(偏光)フィルター | ケンコー・トキナー

このカメラを買うのに伴い、ペンタックスの古い一眼を下取りに出し(5000円)、使ってなかったコンデジ2台(キヤノンS120とリコーGRD2)をメルカリで売りました(2台で4万円くらい)。G8はやや高かったのですが、4割近くはこの売り上げで回収できました。

 

iPhone

どうしても赤いiPhoneが欲しくなってしまい、それまで使っていた6Sを妻に譲って、iPhone7赤を買いました。機能的にはそれほど差はありませんが、防水の安心感と、ホームボタンの感触の良さは気に入っています。

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マラソン大会の際、待っている妻と連絡をとるのに、どうしてもスマホは必要なので、これまでは汗や雨水による浸水をさけるため防水ケースなどにしまってウェストポーチに入れていました。iPhone7ならば、雨に打たれるくらいは大丈夫なので、安心して持ち運べます。

 

 

Doron RabinoviciのDie Außerirdischenほか、面白かった(面白そうな)本

 

Die Ausserirdischen

Die Ausserirdischen

 

夏休みごろにオーストリア書籍賞にノミネートされた作品です。ウィーンの作家ラビノヴィッチの小説は、ある日突然に世界が「die Außerirdischen(地球外生物)」によって占領されてしまい、世界は混乱に陥るという物語です。まだ最後まで読み通せていませんが、この「地球外生物」がなんらかの我々の世界が直面している現実を写したものであることはよくわかります。どんな結末になるのか楽しみです。

その他、まだ読んでないものも含めて、おもしろそうな本をいくつか買いました。

 

Die Hauptstadt

Die Hauptstadt

 

 ドイツ書籍賞を受賞したのは、ローバート・メナッセの作品でした。

 

Die Kieferninseln

Die Kieferninseln

 

 ドイツから来た研究者の男が、日本の松島(die Kieferninseln)へと旅をするというポシュマンの作品もおもしろそうです。

 

Katie (German Edition)

Katie (German Edition)

 

 2015年に『Der Fuchs und Dr. Shimamura』がドイツ書籍賞候補にノミネートされたクリスティーネ・ヴニケですが、また新作が賞候補となっていました。こちらも早く読みたいです。

 

夢遊病者たち 1――第一次世界大戦はいかにして始まったか

夢遊病者たち 1――第一次世界大戦はいかにして始まったか

 

 以前ドイツでドイツ語訳版を見て、買うかどうか迷って結局買わなかった、クリストファー・クラークの大作ですが、今年初めに邦訳が出ました。ヘルマン・ブロッホの長編小説からとられたタイトルもかっこいいし、内容も非常に充実しています。 

 

コーチのトートバッグ

japan.coach.com

夏頃に、ある研究会後の懇親会で、参加者の先生が間違えて別の人のカバンを持ち帰りそうになるという事件がありました。地味なブリーフケースを持ち歩きがちな大学教員ですから、こういったことはしょっちゅう起こりうるでしょう。この時は、すぐ持ち主に戻ったので大事には至りませんでしたが、やはり取り違えはできるだけ避けたいものです。せっかくならまず取り違えられることのないカバンを買いたいと思い、青いカモフラ柄のトートバッグを買いました。大きいサイズなので、A4サイズのファイルなども入ります。荷物が多い日には重宝しています。

 

ブログ執筆にも役立つドイツ語文法書

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで

 

ブログを書いたり、授業の準備をしたりするのに、ドイツ語学習者向けの参考書は時々買っています。今年買った本では、やはりこの本がいちばん網羅的にまとめてあって、調べる際に役立ちました。ちょっと分厚くてページ数が多いので、たしかに初学者向けではありませんが、大学院入試や検定試験にむけて、文法知識を確認したい人、難し目のテクストを読む際に文法を調べたい人にはちょうどいいかと思います。

ほか、ドイツ語のオススメ参考書については今年春にまとめた記事をご参照ください。

schlossbaerental.hatenablog.com

 

 ナイキ ズームフライ

schlossbaerental.hatenablog.com

つい先日の記事にまとめましたが、ナイキのランニングシューズ、ズームフライも非常に気に入っています。ずっと品薄状態が続いているので、いいタイミングで入手できてよかったです。早くへたってしまわないように、もう一足色違いで買っておきたいと思っています。

 

Apple Watch Series3

これも先日記事に書きました。

schlossbaerental.hatenablog.com

日常的には、スマホを取り出さなくとも着信がわかることと、PCのロックを自動で解除してくれる機能が非常に便利です。

 

ワイヤレスイヤホン Air Pods

Apple Watchとともに買ったイヤホンですが、これも装着感になれて、便利に使いこなしています。

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

 

 Apple WatchのようなGPSランニングウォッチや、AirPodsのようなブルートゥースイヤホンは既にある技術だし、自分でも使ってきているものでしたが、今回新製品を使ってみて、やはり数年前よりずっと進歩していると実感しました。

 

プリーンのお祭りで入手したグラス

最後に、いちばん安かったけど非常に気に入っているのがこのグラスです。

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8月15日に、ミュンヘンからバイエルン南部のキームゼーに出かけた際、帰りの電車を待つ間に、プリーンの市場祭りを少し覗きました。屋台でワインを買うときにもらったグラスは、ふつうは飲み終えたら返却して2ユーロくらいのデポジットを返してもらうのですが、このお祭りではワインを飲んでる途中で電車の時間が来てしまったので、そのまま持ち帰ったのでした。

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休日だったので小さな町の広場が人でいっぱいでした。

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お祭り広場から駅までグラスワインを持ったまま移動しました。波紋法の修行者のように気をつけて歩きましたが、こぼれそうになったらちょっと飲んでしまいました。

飾り気のないシンプルなグラスですが、丈夫できれいなので、いまもワインやビールを飲むのに活用しています。