1)水がきれいなノーネンブルネン
滞在中に、ミュンヘン大学図書館で、いくつかミュンヘンにおけるブルネンの歴史や、有名なブルネンを紹介する本を読みました。市内中心部にあるブルネンでも、私がまだみたことがなかったものがいくつかあったので、実際に歩いて撮影に行ってみることにしました。
ミュンヘン大学前、ショル兄妹広場の噴水。
地下鉄Universität駅前の八百屋さん
ミュンヘン大学獣医学科前の蛇の噴水(残念ながら工事中でした)
ヴィッテルスバッハブルネンの裏は、公園になっていますが、その公園の北側で見つけたのが、ノーネンブルネンです。
大きな三体の彫刻がついていて、その間から水が流れています。この三体の女性像こそが、ノーネン(北欧神話の運命の女神たち)です。ウルド、スクルド、ヴェルダンディの三人の女神だそうです。
この噴水も、ヴィッテルスバッハブルネンと同様、水量が多く、水がきれいなので、暑い日は水盤に入って水浴びをする人も多いのだろうと思いました。
ノーネンブルネンのすぐ隣にある、マクシミリアンプラッツの公園には、二人の女性が横たわった形の、ネレイデンブルネン(Nereidenbrunnen)がありました。
もうひとつこの広場の近くには、ルートヴィヒ二世の摂政をつとめた、ルイトポルト王子のブルネンもありました。
このブルネンの隣には、それにちなんでカフェ・ルイトポルトというお店がありました。
2)ゼンドリンガー門から市内中心部へ
カールスプラッツから南側には、前回の滞在時にはあまり行ったことがなかったので、今回初めて足を踏み入れました。カールスプラッツがあるカール門と同様に、旧市街入り口の門、ゼンドリンガー門がここにも残っています。この門から市の外側に出たところに、オクトーバーフェストの会場、テレージエンヴィーゼがあります。
門から市内へと続くゼンドリンガー通りです。非常に賑やかできれいな建物が立ち並ぶ通りです。
隠れた名所アーザム教会
ここで目を奪われたのが、こちらの教会、Asamkircheです。
あまり大きくない建物でしたが、中に入ってびっくり。装飾の密度に圧倒されました。
亀の上の少女ブルネン
アーザム教会の写真ばかりになってしまいましたが、この教会の近くに、ガイドブックに載っていたブルネンを見つけました。
Mädchen auf der Schlidkröte(亀にのる少女)の噴水です。
少女像の優雅なポーズや亀のかわいらしい雰囲気がいいですね。
リンダーマルクトの牛のブルネン
ゼンドリンガー門から伸びる通りをまっすぐ進むと、市内中心部のリンダーマルクト広場に突き当たります。ここにあるのが、Rindermarktbrunnenです。ここはもともと家畜の取引場があったそうです。現在は、大きな噴水にたくさん人が集まる広場になっています。
ヴィクトゥアリエンマルクトの小さなブルネン
リンダーマルクトからほど近いところには、大きな広場にたくさんのお店が立ち並ぶ、ヴィクトアリエンマルクトがあります。ここにはさまざまな食料品やお酒を売る店があり、さらにはビアガーデンもあります。
広場の中心には、おなじみのバイエルンの柱が立っています。
きのこ屋さん
初めて見るとぎょっとする、シュピッツコール。尖ったキャベツ。
これも見た目ではなんだかよくわからないコールラビ。カブの一種です。
ビアガーデンはいつ来ても盛り上がっていました。
ビアガーデンの中には、いくつものブルネンがあり、集まった人たちはビールの合間のお水を飲んでいました。
ビアホール前のメルキュールブルネン
広場から北に進むと、旧市庁舎や新市庁舎前のマリエンプラッツなど、中心部にでます。ここにはアウグスティーナー、ホーフブロイハウスなどいくつものビアホールが並んでいます。中でも有名なのが、パウラーナーイムタールです。観光案内にも取り上げられる、伝統的なビアレストランです。
このお店のすぐ近くにあったのが、メルキュールブルネンです。
冷たくておいしい水が出ていました。
同じ通りに見つけた、民族衣装屋さん。
マネキンのお姉さんたちが、上から見下ろします。
東に進むとイーザル門。東側の市門にぶつかります。