ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

京都の地蔵を見る

ハンド部の応援のため佛教大学

6月3日は、ハンドボール部新人戦の応援のため、佛教大学に行きました。

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佛教大学は丘の上の狭い土地にあるのに、非常に設備が充実していました。

かつて、京都精華大学に勤めていた当時は、太秦の自宅から、きぬかけの道、西大路と進んで、佛教大の前を通って、京都産業大学前の坂を登って、岩倉まで通っていました。片道12kmを毎日ロードバイクで通勤していたなんて、いまでは信じられません。

試合のあと、懐かしくなったので、バスに乗らずに周辺を散策して帰ることにしました。千本北大路周辺には、今宮神社、大徳寺など観光地も多いのですが、私にとってはなによりもまず船岡山です。浄土寺のアパートに住んでいたころには、よく船岡山までジョギングに来ました。山の頂上で景色を眺めて引き返すと、ちょうど10km程度のコースでした。

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山といっても、あるいて10分ほどで山頂に着きます。京都市西部を見下ろせます。

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刑事ドラマでは、よく船岡山で遺体が発見されます。

船岡山のふもとは、小さな路地がいりくんだ、京都らしい住宅地が広がっています。こういう景色もなつかしくて、どこにいくのかも決めずに歩き回りたくなりました。

 

路地には地蔵がある

小さな路地を歩いていると、お地蔵さんがあります。

お地蔵さんについては、かつて京都に住んでいる頃は、地蔵ブログを作っていたほど、よく見ては写真に撮っていました。地蔵の写真を集めているうちに、だんだんと、どんな場所にお地蔵さんがいるのかわかるようになりました。いわば、地蔵への嗅覚のようなものがついてきました。

しばらく京都を離れ、地蔵センサーが鈍ってしまっていないかと不安でしたが、相変わらずです。交差点にでて、どっちの道に進もうか迷ったりするとき、こっちのほうが地蔵がいるかもな、と思って進むと、案の定すてきな地蔵堂が待っています。

 

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日向に猫が群れをなすように、お地蔵さんの群れがあります。

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独特のタッチですが丁寧に顔が描かれています。

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おそらくこの三人の悪ガキみたいなお地蔵さんたちは、かつて地蔵ブログで取り上げたことがあったと思います。

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ここは、顔はシンプルなのですが、非常に地蔵堂がりっぱ(高さ2m以上あった)で、お地蔵さんの石も大きかったです。

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竹の花入が京都らしい感じです。

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こっちは行き止まりかな、と覗き込んだ路地の向こうに小さな地蔵堂。

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行き止まりのお家の前にあった立派なお地蔵さん。