11号館での授業にチョークを忘れる。
木曜日は一週間で唯一の、11号館での授業です。11号館とは、去年冬まで私の研究室があった、旧近大付属高校の建物と教室をそのまま利用した校舎です。おそらく現在使われている学内の校舎の中では、1、2を争う古さでしょう。
(田舎の中学校のような教室です。スクリーンやプロジェクタはなく、液晶テレビとDVDデッキが黒板前に置かれています)
今日の授業の際には、いつもこの教室を使うときに持ち歩く、チョーク箱を忘れていたことを思い出しました。この校舎の教室は、メンテナンスがあまり行き届いていないので、チョークの在庫がほとんどないことがあります。それが気になったので、3年前に自分でチョークを注文したのでした。(自腹です)
しかし、この教室を使うときだけでなく、最近では、他の授業の時にも、ほとんどチョーク箱を持ちださなくなっていたことを思い出していました。
黒板とチョークを使う教室が減っている
2年前にこの記事を書いていた当時は、多分ほとんどの授業でチョークを使っていたはずでした。(以前のブログから転載しました)
schlossbaerental.hatenablog.com
しかし、よく数えてみると、私が現在担当している9コマの授業のうち、黒板がある教室を使うのは、たったの3コマ。そのうち一つは講義なので、Keynoteとせいぜい書画カメラしか使わないので、板書はしません。水曜1時限のドイツ語総合1(21号館)と木曜4時限のコミュニケーション1の時間しか、黒板を使っていないことがわかりました。
かつてはあまり設備がよくなかった本学ですが、近年はどの校舎も改装が進んでいます。経済学部、法学部の校舎は真新しいのですべてホワイトボードです。
経営学部の授業も、昨年と今年は、人数が少なめなので、ホワイトボードを使うゼミ室を使っています。*1
非常勤先の神戸大は、黒板とホワイトボードが混在していたと思いますが、私が使う教室はこの三年間ずっとホワイトボードです。
チョークを使う機会はなくなるのではないか
今日授業があった11号館ですが、おそらく今年度中に取り壊されると言われています。大学改装の二期工事が行われるからです。(この建物ではネイティブ先生による英会話など、かなり多くの授業が行われているようですが、代わりの校舎がないのに、どうやって取り壊すのでしょう。そのへんの計画は全く見えてきません)
もし11号館がなくなり、もっと別の教室を使うとなると、やはり黒板ではなくホワイトボードの教室になるのでしょう。
21号館でのドイツ語の授業も、実は人数が少なすぎて(9人程度)通常の教室だとやりにくいので、ゼミ室に移動しようかとも思っています。
箱買いしたチョークはどうすれば?
そうなると問題になるのが箱買いしたチョークです。
わりと消費量が多い(丸一日授業をやると一本以上なくなるくらいのペースです)はずの、白チョークですら、箱を開けるとまだ8割くらい残っています。色チョークに至っては、各色2、3本しか使っていません。
白もカラーチョークもせいぜい一箱千円程度なので、せっかくだし箱買いしておこうと思ったのですが、どう考えてもこのまま使い切ることはないでしょう。
もうメルカリに出すしかないのかもしれません。
そしてホワイトボードマーカーは?
私は筆記具はこだわりのものを自分で揃えるのが好きなので、ボードマーカーも好きなものを使っています。カートリッジやペン先を交換できるボードマスターが気に入っていて、各色揃えています。
マーカーのインクもまたよく減るので、箱買いしてもすぐ使い切ってしまいます。しかしホワイトボードで問題になるのは、マーカーの書き味よりもイレイザー(クリーナー)の消し味です。神戸大学の教室にはこのクリーナーが備えてあります。
しかし、残念ながら教室によっては汚れが固着していて、あまり消えない場合があります。しかたないので、休み時間などにイレーザーの布をひっくり返したりしています。できればこれも、自前で使いやすいものを揃えておきたいところです。