ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

香住マラソン2回目の完走

得意なはずの暑さと坂道に負ける

昨年は好タイムを出せた、兵庫県香美町の香住マラソンに今年も参加してきました。昨年同様、好天に恵まれましたが、走っている間は暑くて倒れそうでした。走り終わって一息つくとそれほどきびしい暑さではなかったとわかりました。

この大会の特徴は、景色がいいけど、かなり起伏の激しいコースです。香住港周辺のいくつもの小さな湾をぐるぐると回るコースなので、海岸部は低く、集落と集落の間はぐねぐねした坂道の上り降りがなんどもありました。昨年は、3月から4月にかけて、自宅近くの急坂でトレーニングを積んでいたので、この坂道にも対応できていました。

しかし、今年は3月の六甲山縦走トレイル以後、あれこれ忙しく過ごしているうちに、水泳以外ほとんど運動する機会がありませんでした。一週間前に、すこしくらい足を動かしておこうと、走りに出かけましたが、暑くて10km程度しか走れませんでした。

 

いかにぶっつけ本番で走るか、という競技ではない

今回ははからずも、全く準備をせずに、いかにぶっつけ本番でフルマラソンを走るかというチャレンジとなってしまいました。幸いリタイヤもせず、4時間半以内でゴールできたわけですが、これは良くないなと痛感しました。

多くの参加者は、みんな普段積み重ねた練習の成果をたしかめようと、大会にきているわけです。いっぽう私はほぼ事前の練習ゼロでした。

以前、マラソン大会は学会発表みたいなものとたとえました。それなりに調べてきていることであれば(あるいは昔からの持ちネタなどであれば)、準備ゼロでも学会発表らしきものはできるのかもしれません。しかし、せっかく出てきてそんな不本意な出来では、やはりもったいないですね。

マラソン大会も同じです。当日ぶっつけ本番でも完走できるとはいえ、ちょっとくらい準備をしておかないと、大きくタイムを落とすことになりますね。

 

足は痛いが、温泉と砂丘を楽しめた

今回は、香住港周辺にちょうどいい宿が見つからなかったので、すこし離れた湯村温泉に泊まりました。たしか楽天トラベルで検索すると、周辺の宿ということでヒットしたので、適当にこの辺でいいか、という感じで決めたのでした。

どんなところか全くイメージがありませんでしたが、非常に素晴らしい温泉でした。

香住からは、鉄橋で有名な餘部の集落を通って、40分ほどでつきました。

途中道の駅あまるべに寄って、新しくできた鉄道橋と古い鉄橋の跡を見ました。

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列車転落事故からもう30年も経ってしまったことに驚きました。

 

 

ホテルの部屋から見た、湯村温泉の街です。山間の小さな谷に、温泉街が広がっています。有馬温泉を思い出しましたが、ずっと人が少ない静かな街でした。

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この源泉、荒湯は98度もあるとのことで、近づくと熱かったです。源泉近くには、温泉卵を煮たり、山菜やタケノコを浸している人たちもいました。

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川沿いの足湯で脚を温めました。

 

翌日は鳥取砂丘に行きました。

修士課程のころ、バイクで訪れて以来おそらく4度目です。

毎回、季節が異なるため、砂丘の様子が違っていて、おもしろいです。

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今回は、天気が非常に良かったため、砂丘の向こうに広がる日本海の青さがあざやかに見えました。

 

このあと、日本酒ととうふちくわを買って帰りました。山陰というと地の果てみたいなイメージがありますが、自宅から車で3時間もかかりません。気軽に行ける地の果てです。

 

次の大会は、6月の飛騨高山ウルトラ71kmの部です。今回のようなていたらくでは、リタイヤすることになりそうですから、もう少し練習を積んで臨みたいところです。