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ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ミュンヘンの噴水を撮る(8月20日〜8月27日)

Stuttgartをへて、ミュンヘンに到着したのは、8月20日のことでした。それからまる一週間ミュンヘンで調査と噴水の撮影を行いました。

ミュンヘンは寒い?

ジャーナリストの熊谷徹さん(ちなみに私の父と同姓同名です)が、ツイッターで発信していたミュンヘンの情報から、どうやら今年は冷夏らしいと思っておりました。しかし、ドイツについてからフライブルクもStuttgartもだいたい毎日快晴で、日本ほどとは言わないまでも、毎日十分暑い日々でした。本当にミュンヘンだけ涼しいなんてことがあるのか?と思いながら到着しましたが、たしかに着いて2日くらいは、4月から5月くらいの涼しさでした。

しかしそれも長くは続かず、滞在の後半は、毎日30℃近くまで気温が上がり、長時間外に出ていると頭がクラクラするほどの暑さでした。日本に帰ってきて、日本の日差しにあたると、たしかにこちらのほうがずっと暑いということはわかるのですが、ヨーロッパの日光のほうが、眩しさは上なのかもしれないと思いました。(とはいえ約三週間毎日あんなに外を出歩いていたのに対して日焼けしていないので、日本の日光とは質が違う?太陽光線の素性が違うのか?と思いました)

キラキラしたミュンヘンで噴水を撮る

トーマス・マンの小説にあるように、ミュンヘンは輝いています。

ここからいくつかミュンヘンの代表的な噴水を紹介していきます。

まず、中央駅から伸びるSchützenstrasseで見つけた噴水。これはわりと新しい作品のようです。

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そして、旧市街の入り口にあたるカールスプラッツの噴水。

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派手に水しぶきを飛ばしているので、暑い日はまわりにたくさん人が集まっていました。子供たちが中に入って遊んだりもしていました。

 

旧市街に進むとすぐに見つかるのが、この噴水。

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NeuhauserstraßeにあるBrunnenbuberlという噴水です。子供がおっさんに水を吐きかけられています。

この噴水から数十メートル進んだところにあるのが、Richard-Strauss-Brunnenです。高い円柱に細かい彫刻が刻まれています。

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にぎやかなNeuhauserstraßeから一本脇に入ったところに、ミュンヘンで最も有名な教会である、フラウエン教会があります。教会のまるっこい尖塔は、遠くからも目立つ、町のシンボルです。

建物の奥に見える緑色のまるっこい塔がフラウエン教会です。

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この教会の前のこじんまりとした広場にあるのが、こちらの噴水です。

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キノコのようなものがたくさん池の中から生えています。この噴水は、Wasserpilz-Brunnen(水のキノコ)という名前だそうです。あまり派手さはないけど、かわいらしいので、滞在中何度も見に来ていました。

フラウエンミュンスターからメインストリートに戻ると、市役所前広場に出ます。この市役所Neues RathausとMarienplatzは旧市街の中心です。

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市庁舎の塔には仕掛け時計がついていて、定時になると人形たちが動きます。そのほかにも彫刻があり、地下のビアホールがありと非常に豪華な市庁舎です。この建築からも、いかにミュンヘンが豊かな街だったかがうかがえます。

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市庁舎の前にあるのが、Fischbrunnenです。中世の昔からこの場所にあったそうです。そのわりにてっぺんの魚の像が新しそうですが、どうも何度か形を変えていて、今の形になったのは戦後のことだそうです。

マリーエンプラッツから少し南に行ったところに、くだものや肉などさまざまな品物を売る市場があります。この市場Viktualienmarktには、ビアガーデンも設けられています。ビアガーデンの周りには、小さな人物をかたどった噴水がいくつもありました。

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このおじさんたちのように、民族衣装(革半ズボン)を着て飲んでいる人も多く見られました。

マリーエンプラッツの北のほうには、ヒトラーが決起集会を行ったことで知られる、ホーフブロイハウスがあります。

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 このビアホールは建物はそれほど大きくないように見えますが、中がたいへん広くて、どこまでも客席が続いているように見えるほどです。このビアホールのほかにも、ミュンヘン中心部にはそこかしこに、大きなビアホールやレストランがありました。

ホーフブロイハウスのすぐ裏にあったのが、このWolfsbrunnenです。犬を連れた女の子の像かと思って撮っていたのですが、写真を見たら狼Wolfと書いてありますね。f:id:doukana:20160821152713j:plain

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王宮や庭園の立派な噴水もたくさん

市内中心部の東側、イーザル川を渡ったところで見つけたのが、こちらの噴水。

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Maximilianeumというバイエルン州議会の建物です。ちょっと小高い丘の上に立つ議会。そこから噴水越しに、ミュンヘンの街を見下ろせます。

おなじイーザル川周辺にあったのが、こちらの噴水です。

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Maximiliansanlagenという広い公園の中に、普仏戦争終結25周年を祝して建てられた、平和の天使像の下に噴水がありました。

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平和の天使前からイーザル川を渡って、西に進むとイングリッシャーガルテンに出ます。この公園は端から端まで5km以上にわたって、川沿いに広がっています。ちょうどこの時期は、日光浴をしたり、水遊びをしたりする人で賑わっていました。

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水遊びというか、ミュンヘン名物の川サーフィンですね。

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平和の天使像から見えた噴水が、こちら。カール王子宮殿の前の噴水です。そのとなりには、ホーフガルテン(宮殿の庭園)があります。正方形できれいに整えられた庭園に、4つの噴水がありました。

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庭園のすぐ南側には、王家の宮殿ミュンヘンレジデンツがあり、そのなかにも噴水がありました。こちらは、ろうそくがまわりに立てられていました。夜にライトアップするイベントがあったのかもしれません。

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大学や美術館の噴水

市内北部には、ミュンヘン大学があります。大学の本館の前には、ショル兄妹広場があります。ゾフィーとハンスのショル兄妹は、仲間たちとともに反ナチス政権のビラを、このミュンヘン大学校舎内で撒きました。その結果逮捕され、わずか4日後の裁判で、死刑判決が下り、即座に処刑されてしまいました。この事件については、映画『白バラの祈り』を何度も見ていたので、じっさいにこの広場に来て、胸が締め付けられる思いがしました。

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この広場はとても美しくて、何度か訪れてそのたびに噴水の写真を撮りました。

大学近くには、ミュンヘンの有名な観光地である、ノイエ・ピナコテークがあります。

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この美術館には、クリムトホドラーなど近現代の名作が多数所蔵されています。美術館の前には、噴水を備えた池がありました。ちょうど2歳くらいの男の子が下半身丸出しで水遊びをしていましたが、うまく構図を工夫して、彼が入らないようにしました。

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ミュンヘンのベストはこの噴水!

ここまで、ミュンヘンで見つけた噴水を幾つか紹介してきましたが、とりわけ私が気に入ったのが、次の二つの噴水でした。

1)Neptunbrunnen

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中央駅からカールスプラッツに行く途中にある、美しい公園の中にありました。植物園と名付けられた公園だけに、たくさんの花に囲まれていました。ネプチューン像の大きさ、像を取り囲む池の美しさが圧倒的です。

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この公園の中には、ホーフブロイハウスのビアガーデンがありました。

2)Wittelsbacherbrunnen

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カールスプラッツに面した通りを北へ進むとすぐにこの広場に出ます。この噴水は、水量、彫像の見事さ、水のきれいさなど、今回の旅で出会った中でも一番美しい噴水ではないかと思いました。構図や絞り、シャッタースピードなどを変えながら、夢中になって40枚くらいの写真を撮っていました。