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ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ノブ子が虫の息

またもや虫の話かと思われそうですが、違います。

研究室のドアの話です。

研究室のドアノブがガタついている

いつの頃からか忘れましたが、おそらく春頃から、個人研究室のドアノブ(仮にノブ子と名付けておきました)*1グラグラしていることに気づきました。実は2年前にも、ドアノブがゆるくなって、急にもげたことがありました。その時は、くるくるとノブを回して、ふたを閉めるように締め直したら、すぐに元通りに治っていました。

しかし、今回はちょっと違いました。ドアノブというのは、大きく2つの部分からなっています(多分)。→修理の仕方を調べるとこんなページが出てきます。複雑ですが、仕組みはある程度わかりそうです。

item.rakuten.co.jp

手で回す部分と、ドアにネジで固定されている部分です。この固定されてる部分の中に、爪とか鍵が収められているわけです。

今回は、ドアに固定されている部分が外側と内側に分割されそうになっていました。このように説明してもやはりわかりにくいので、写真を以下に示します。

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このように、ドアノブ(の根元の金具)を固定しているネジ2本がゆるゆるになってしまっていたのでした。それならばねじを締めなおせばいいと、すぐに思ったのですが、いくら回しても、ひっぱっても、ネジがどこで締め付けられているのかがわかりませんでした。

ノブ子が危うい!

というのがだいたい5月ごろのことで、その後もまあ、すぐにもげるものではないのだし、と楽観的に過ごしているうち、ここ数日はあきらかに危うくなってきました。外から入るときは、ドアノブをひねりながら内側へと押すので問題はありません。しかし、部屋から外に出るときは、ブランブランになったドアノブをひねって、引く必要があります。毎度ノブ子がもげてしまうのではないかと心配になってきました。

私の危機感が決定的になったのは、テスト期間が始まる直前、7月20日ごろのことでした。講義科目では、これまでの授業内容をテストに出すので、授業プリント等を無くした場合には、研究室に取りに来るように、と言ってしまったがために、普段誰も来ない私の部屋に、少なからぬ学生が訪れるようになってしまいました。

プリントを受け取った学生たちは、お礼を言いつつ部屋を出ようとして、ぶらんぶらんになったノブ子にギョッとした様子でした。勝手を知らない学生たちが引っ張って、ノブ子に余計なストレスをかけてしまうのではないかと、心配になってきました。毎日「もう学生たち、来てくれるなよ」と祈りながら過ごしていました。

ビニール袋で応急処置

テスト期間が始まったころ、ノブ子を支える長いネジのうち、一本が外れました。もう本当に予断を許さない状況まで追い込まれてしまっていました。そこで、ひねる動きや鍵をかけることは問題ないが、外に出る際に、外から内側へ引く動きがよくない、ということが分かっていたので、ノブ子に触れずに、ひも状のものでドアを開ければいいということに気が付きました。

とはいえ、研究室のなかですから、ちょうどよいひもなどはありません。とりあえず目についた、グルメシティのビニール袋を外側のノブに引っ掛け、細く伸ばした袋を、ビニールひものように内側から引いて開けることにしました。

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大手術と思ったら5分で治った

ノブ子をまもるべく、スーパーのビニール袋を研究室にぶらさげるようになり、数日が過ぎました。テスト期間は終わり、学生が頻繁に訪れる時期は過ぎ去りました。そこでようやく、落ち着いてノブ子の修理をしようという気になってきました。そもそも、ノブ子を本気で治そうと思わなかったのは、私の研究室が早晩別の建物に移るといううわさがあったからでした。新研究室はもともとは法学部の教室があった場所ですが、リフォームして広くてきれいな部屋に生まれ変わっています。

新しい部屋にいけば、ドアノブがもげようが、ドアが落ちようが関係ないと思って、せいぜい夏休みが始まるまでの我慢だと思っていたのでした。しかし、数日後の会議で、研究室の引っ越しは年末から年度末ごろになりそう、との新たな情報を得たのでした。

このまま夏休み以降もぶらんぶらんのノブ子のままこの部屋で過ごさなければならない、そうわかって、ようやくちゃんと修理しなければならないということに思い至りました。

f:id:doukana:20160801104758j:plain左側のネジが外れている。

そもそも、ノブ子の構造はどうなっているのでしょうか?いつものようにネットを検索すると、なぜこれまで気づかなかったのかと思うくらいかんたんな構造であることが分かりました。

mayap.net

要は、ドアノブ部分はネジのようにくるくる回せばとれる。ドアに張り付いてる金具部分(座金)を露出させ、ぶらんぶらんしてるネジをドライバーできっちり閉める。

ただこれだけのことでした。このリンクにあるように、ノブを外すのに、特殊な工具などで工夫(千枚通しを根元に刺す、マイナスドライバーを引っ掛けて回すなど)する必要すらありませんでした。

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簡単に取れたノブ子

 

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外側から抑えて、座金のネジを締め直しました。

安心して開けられるドアに

こうしてわずか数分で、虫の息だったノブ子を救うことができました。がっちりドアとくっついているドアノブを回して、やっと安心して日々の生活を送れるようになりました。ノブ子がもげそうだということで、休暇中に空き巣に狙われるのでは、と心配していましたが、無事にこのまま新学期を迎えられそうです。

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*1:もちろん、まずりん先生の『独身OLのすべて』にちなんでいます。