(右:2013年に買い換えたiMac。左は2008年に買った21インチ)
先日職場用のコンピュータを買い換えたことを書いたばかりですが、先月家で使ってるiMac27インチ(Late 2012)も起動ディスクをHDDからSSDに取り替えていました。その結果、大変使いやすくなったので、レポートをまとめておきます。
そもそもの原因はEl Capitanだった
昨年10月に、新OS、El Capitanがリリースされました。私も自宅のiMacに早速インストールしてみました。その後は年末ごろまで、様々なトラブルが報告されていたことは記憶に新しいかと思います。私のiMacも動作が重くなったり、これまで使えてたアプリケーションが使えなくなったりと不具合が幾つか生じましたが、一番困っていたのが、スリープと電源オフの問題です。放っておくとスリープ状態になるのですが、一時間くらい経つとスリープから回復できなくなり、そのまま電源が落ちてしまいます。そのため、iMacを使う時はいちいち電源を入れ直し、立ち上がると「レポートを送信しますか」というメッセージが毎回表示されました。iMacにはメモリを24GB積んでいるので、動きは滑らかなのですが、とにかく電源を入れてから立ち上がるまでにけっこうな時間がかかってしまうので不便で仕方がありませんでした。
調べてみたものの直す方法は見つからず
この勝手に電源オフ現象について、いろいろネットで調べてみたのですが、なかなか根本的な解決になるような方法は見つかりませんでした。昨年末ごろまでは、多くの人がこのトラブルに悩まされて、TwitterやFBでも周りの人が書いていたように思いますが、皆さん、いつの間にか解決してしまっていたのでしょうか、誰からも話を聞かなくなっていました。El Capitanの電源オフ現象で困っているのはもう自分だけなのか?そう思えてきました。
起動ディスクを替えるといいらしい
勝手に電源オフ現象は直せないにしても、iMacの立ち上がりの遅さをどうにかしたいと思っていたので、起動ディスクをSSDに代えてみるという改造は魅力的に思えました。先代のiMac21インチ(2008モデル)の時は、分解して内臓ハードディスクを換装しましたが、今のモデルは分解しづらいようです。
ネットで調べると、いくつか参考になる方法が見つかりました。
詳細については、各リンクを見てもらえば分かりやすいでしょう。分解して中身を入れ替える、というような物理的な修理なら写真を撮ったりして嬉々として解説するのですが、こういうソフト面は苦手なので、うまく説明ができません。
まあ、何人かの人が試みているように、
1)usbにEl Capitanを入れる。
2)SSDをつなぐ。
3)立ち上げて、SSDにEl Capitanをインストールする
という三つのステップで完了です。
このSSDを使いました。250GBだけど7000円代で買えました。やすい。
ORICO 2.5インチ SATA対応 USB3.0対応 HDD/SSD外付けドライブケース リムーバブルケース ツール不要簡単着脱 ブラック 2588US3
- 出版社/メーカー: ORICO Technologies Co.,Ltd
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
SSDはこのケースに入れました。コンパクトで邪魔になりません。
その後は、MacOSの移行アシスタントを使って、これまでの環境をそのままSSDに移すことができます。しかし、私はあえて移行はしませんでした。
考えてみると、iCloudを使っていれば、ファイルなどはほとんどコピーする必要はないし、アプリケーションもApple純正のもの(Pages、Keynoteなど)はすぐにダウンロードして使えます。また、これまで使っていたiMacは2008年に買った先代iMacのアプリケーションなどをそのまま移行してて、明らかに全く使っていないものがけっこう多くなっていたので、ここで一気に刷新してしまった方がいいと思ったのでした。
結果、これが大成功でした。動作は軽くなるし、Launchpadもページ数が少なくなり非常に使いやすくなりました。唯一、Officeだけは、お金を払って買い直しました。まあ、これもそれまでOffice for Mac 2008なんていう古いソフトを使い続けていたので、買い替えどきだったと思うべきでしょう。
まとめ
細かい注意点などは全く乗ってないのであまり役に立たない記事ですが、分解できないiMacやMac miniなどでも、起動ディスクをSSDに切り替えるだけで、大幅なスピードアップが望めるというのは、覚えておいて損はないでしょう。