ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

熊谷哲哉 ドイツ語教育、ドイツ文学、文学じゃないけどおもしろいものなど。

ノイシュヴァンシュタイン城を見てきたよ

人はいつノイシュヴァンシュタイン城へ行くのか?

私はこれまで20年以上ドイツ語を勉強してきました。初めての渡独は、1997年の春なので、もう21年前のことです。その当時からいろんな場所を訪れましたが、日本では一番メジャーなドイツの観光地には、まだ来たことがありませんでした。*1私が教えている学生たちの中には、修学旅行や家族旅行でドイツに来たことがきっかけで履修するようになったという人も多くいます。あるいはドイツ語を学んでいつかは旅行がしたいと言っている学生も多くいます。ドイツに憧れる私たちの多くが訪れるノイシュヴァンシュタイン城に、ようやく行くことになりました。

 

城下から歩く

オーバーアマガウから1時間程度バスに乗って(この間爆睡していました)、気がつくとお城が見えるところまで来ていました。

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ところが休日で駐車場が非常に混雑していたため、近くまでは来ているのになかなか駐車できず長いこと待ちました。自家用車やレンタカーで来ていた人たちは、狭くて大型バスだらけの駐車場で怖い思いをしたかもしれません。(駐車場が混んでるから路肩に止めようとして脱輪、横転していたBMW5シリーズを見ました)

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駐車場隣のインフォメーション前のブルネンです。美味しい水が出ているらしく、みんな飲んでいました。

駐車場でチケットを受け取り、ガイドツアーが始まるまで自由行動となりました。もう1時を過ぎていたのでまずは山麓のレストランでお昼を食べました。

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塩辛い肉と芋。よく知っているドイツ料理の味です。量が多かったけど完食しました。

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ここからいよいよ山登りです。お城までは、バス、馬車、徒歩といろいろなコースがあります。私はトレイルランナーですから、当然徒歩にしました。

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しばらく(20分程度)急な坂を登っていくと、お城が近づいて来ます。

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崖っぷちに高い城が建っています。

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お城裏口(北側)

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城のまわりは険しい山に囲まれています。

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城から離れたところにあるマリエンブリュッケ(吊り橋)からはお城がきれいに見えるそうで、たくさんの人がいるのが見えました。(私は始めそこから城をみようと険しい道を登っていましたが、時間がなくなったのでショートカットして城に行きました)

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城の入り口で入場時間を待ちます。リンダーホーフ城はガイドさんが英語で説明してくれましたが、ここは各言語のオーディオガイドが配布され、それぞれ音声を聞く形式です。周りの人はみな違う言語のガイドを聞いているのに、説明のタイミングが一致しているらしく、たとえば「左手をごらんください、そこにあるのがルートヴィヒ二世が・・・」などとアナウンスがあると、みな一斉に同じ方向を見るのがおもしろいと思いました。

城内は、リンダーホーフ城と同様、狭い空間に、贅沢な装飾がぎっしりつまっていました。貴族の城とはいえ1880年代に作られたのでわりと新しく見えました。内部に人口洞窟を作るなど、ルートヴィヒ2世の趣味全開のお城で、これまで見てきた日本のお城やヨーロッパの王宮などとはだいぶ雰囲気が違うことがわかりました。

城内は撮影禁止でしたが、オーディオガイドが終わった後、バルコニーからの景色を撮影することができました。

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また、一階にある厨房も撮影できました。

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お城から山麓

裏口から城を出て、また歩いて山麓へ戻ります。

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馬車は2頭立てですが、かなりたくさん人が乗っているのがわかります。力強い馬たちです。

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舗装されていない道を下って行きます。普段見慣れた六甲の山とは植生が全く違っていて興味深かったです。

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約15分程度で、山麓の駐車場まで降りることができました。

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こうして下から見ると、ほんとうによくあんな崖っぷちにお城を作ったものだと思います。

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このあと、17時ごろにバスが出発し、18時半ごろに中央駅までに戻ってきました。丸一日がかりのツアーでしたが、わりと制限時間が厳しく、もう少しゆっくり見られたらいいのにと思うことが何度もありました。調べたところだと、このうえさらにヴィースの巡礼教会も含めたツアーがありましたが、時間的にはだいぶ忙しくなるだろうと思いました。

 

 

 

*1:ほかの有名な観光地でまだ行ってないところというと、アーヘン大聖堂、トリーア、ズュルト島、ネルトリンゲン、ローテンブルク、バスタイなどです

リンダーホーフ城にツアーで行ってみる

黄金の噴水が撮りたい!

14日に大阪を出て、これから8月末まで、3回目のミュンヘン滞在です。昨年、一昨年でこの近辺のめぼしい噴水はだいたい見たと思っていたのですが、まだまだ言ってない場所がいくつかありました。

ガイドブックで以前見ていたのにすっかり忘れていたのが、リンダーホーフ城の黄金の噴水でした。リンダーホーフ城は、昨年訪れたヘレンキームゼー城と同様、バイエルンルートヴィヒ2世が作った城として知られています。

www.schlosslinderhof.de

調べてみるとけっこう山深い場所にあるようで、ちょっと電車で見に行くというのは難しそうだとわかりました。8月15日は聖母被昇天祭でバイエルン州は休日です。昨年はこの日にキームゼーへ行きました。

schlossbaerental.hatenablog.com

今年もまたバイエルン南部に、リンダーホーフ城の噴水を撮りに出かけようと決めました。

 

オーバーアマガウへの道

リンダーホーフ城から近い町、オーバーアマガウまでは、ミュンヘンから鉄道で(乗り換え一回2時間弱で)いけます。ところが調べてみるとかなり本数が少なく、だいぶ朝早い時間に出発しないといけません。バイエルン南部には他にも見どころがいろいろあるものの、電車だと他の観光地を回るのは難しそうです。14日にホテルのベッドに寝っ転がりながら、ツアーでいけばいいのでは、と気づき、夜中に現地旅行会社のツアーに申し込みました。

www.stadtrundfahrten-muenchen.de

ミュンヘン中央駅前発着の市内観光バスなどを走らせている会社です。市内観光のほかに、バイエルンの山の方とか、オーストリアへのツアーを行っているようです。

オーバーアマガウに鉄道で往復しても45ユーロくらいかかってしまうので、ノイシュヴァンシュタイン城もセットでこの値段なら安いかなと思いました。

 

中央駅から出発

15日は早く起きて、中央駅まで歩いて行きました。祝日なので、観光客だけでなくドイツ人もいろいろなところへ出かけているようで、駅は朝から混雑していました。

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申し込み時にEチケットが発行されます。Eチケットに集合時間と場所が書いてありました。中央駅前、カールシュタットデパート側のバス乗り場に8時10分ごろということで、けっこう早めについていましたが、すでにたくさんのツアー客が集まっていました。

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リンダーホーフ城

たぶん100人以上集まっていたツアー客は、使用言語ごとに分かれて車に乗せられました。私が乗った車は、ドイツ語、英語、イタリア語、スペイン語などを話す添乗員さんが担当されていて、乗客の比率としてはスペイン語圏が半分、中国語圏が2割、日本人が2割、その他が1割程度のように見えました。

1時間半くらい高速道路に乗って、10時前にはリンダーホーフ城に着きました。

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Schloss Parkの入り口から大きな木にかこまれた美しい森が始まっています。

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少し遠いところには、高い山がそびえたっています。

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城の前に広がる庭園、中央に黄金の噴水(Flora und Putten Brunnen:女神フローラと天使たちの泉)が見えます。

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これがリンダーホーフ城です。建物自体はかなり小ぶりです。ここからガイドツアーで場内を回ります。写真撮影はできませんでした。

www.schlosslinderhof.de

こちらのページで室内の写真が見られます。

 

庭園の噴水を撮る

城内ガイドツアーを終え、バスの集合時間までは自由に庭園を見て回りました。

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こちらのおじさん、拡大して見ると、私と同じソニーのα7を持っていました。どんなレンズを使っているのかはわかりませんでしたが、たぶんソニーの標準ズームでしょうか。

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城館を出たところにある西の小庭園。こちらにも黄金の噴水がありました。

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こちらは庭園中央の池を越えたところにあるテラスにあるブルンネンです。冷たい水が出ていて、行き交う人が手を浸したり、涼んだりしていました。

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テラスから見た城館。城の裏側は工事中でした。

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Flora und Putten Brunnenは、決まった時間になると水が出るとのことで、しばらく待つことにしました。バスの集合時間は11時10分。噴水が出るのはたぶん11時ちょうどでは、と思ってギリギリまで待っていましたが、やはり11時すぎに噴水がはじまりました。

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思いの外盛大に水が噴き出しています。20mくらいの水柱が上がっていました。ちょうど太陽が遮られて暗くなってしまいましたが、時間がなかったので動画を撮ったりすることもなくリンダーホーフ城を後にしました。

 

オーバーアマガウを散策

バスは城を離れて、近くの町オーバーアマガウに寄りました。ここで30分程度散策する時間がありました。

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受難劇で知られる町だけに、町のいくつかの建物には、十字架や聖書モチーフの壁画が描かれていました。

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山奥の村だけに、木彫りの彫刻のお店がいくつかありました。

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町から見える岩山はコーフェル山(1342m)、山頂には十字架がささっています。

この町の中心で見つけたのがこちらのブルネンです。

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ペスト、ナポレオン戦争、受難劇など、町の歴史的な出来事が彫刻で表現されています。

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劇場前にあった、ロバに乗るイエス像の噴水です。

10年に一度、村をあげて行われる受難劇ですが、次回は2020年に行われるそうです。

pilgrimtours.com

 

後半は次の記事へつづきます。

ガタつくMacBook Pro、やはりバッテリー膨張

MacBook Proを修理に出す

2年ほど前に購入して、研究室用のメインマシンにしていた、MacBook Pro15インチを7月半ばに修理に出しました。

美しいRetinaディスプレイが気に入っていたのですが、どうせならもっと広い画面で使いたいと思い、27インチの外部ディスプレイをつないで、クラムシェルモードで使っていました。クラムシェルモードというのは、MacBookなどに、外付けのディスプレイやキーボードをくっつけて、画面を閉じても操作できるようにすることです。

 (このモニタです。非常に写りが良くて気に入っています)

 

昨年の冬に移った研究室では、来客用の大きなテーブル(来客なんてめったにないので実質物置でした)にMBPの本体を置き、仕事用のデスクにキーボード、トラックパッド、ディスプレイを置いていました。

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だんだんガタついてくる

MacBook Proにデルのモニタをつないで使うようになったのは、去年の今頃だったと思います。そして秋頃からMacBookの脚が平行にならず、少しずつガタついていることに気づきました。普段はモニタとキーボード、トラックパッドを外付けして、本体のほうはテーブルに放置していたのでなかなか気づきませんでしたが、ときどき本体の方を操作する際に、なんだか座りが悪いと感じることが増えました。

MacBookの脚がガタガタするというのは、よく考えたら以前のモデルでも経験したことがありました。メルカリで売り払ってしまった、MacBook Air2011年モデルがそうでした。おそらく軽くて薄いアルミで作られているので、熱や持つ場所の関係で、少し変形することくらいあるのだろうと思っていたし、実際のところちょっと机を使ったりしてぐぐっと力を加えると、すぐにがたつきはなくなりました。

しかし、今回のMacBook Proの場合はこれまでに見たのとは勝手が違っていました。ボディが変形して脚がガタつくのであれば、左右、前後、どちらかに力を入れれば治ります。しかし今回の場合は、どのように押してみてもいっこうによくなりませんでした。それどころか、しばらく経つと変形はますますひどくなったようにも見えました。

この夏に入る頃に、ガタガタする音ではなく、Macの底板を目で見て、明らかに変形していることがわかってきました。以前メルカリで出品した妻のMacBook Pro(2010年)を分解修理した時と同じ症状、すなわちバッテリーの膨張が原因だろうとここでわかりました。

 

よくみるとしょっちゅうファンが回っていた

バッテリーが膨張していることはわかったものの、いったい何が原因だったのでしょう。妻のMacBook Proの場合は、しばらく使わないで置いていたら、いつの間にか電源が入らなくなり、そしてさらに時間が経つと、モニタを閉じられないくらいバッテリーの膨張が著しくなっていました。

この場合は経年劣化だったのかもしれません。しかし私の場合は、外部モニタをつないで、クラムシェルモードで使用し続けていたことが原因だろうとわかりました。考えてみれば、しょっちゅう本体が熱くなって、ファンが回っていたのを覚えています。熱が原因で、徐々にバッテリーが膨張してしまったのだろうと考えました。

 

自力で修理できるか調べてみる

私はアップル製品の品質を信頼しているので、AppleCareに加入したことはありません。そんなにすぐ壊れるわけがない、自分が壊すこともないと思っているからです。そのため、初めはアップルに修理依頼を出すのではなく、ネットでバッテリー交換の方法を調べて、自分でできる工事か確認しました。

jp.ifixit.com

MacBook Pro 2015 バッテリー交換」で検索すると、海外の人を始め、いくつかの事例が見つかります。以前のモデルの場合は、背面のネジを外してすぐにバッテリーを交換できたのですが、現行モデルや2015年モデルだと、ネジを外すだけでなく接着剤を溶かして剥がしたりしないといけません。(上のリンク、中盤以降参照。防護メガネを着用しないといけないなんて!)先日のiMacのこともあるし、あまり面倒な修理は避けたほうが無難かなと思いました。

schlossbaerental.hatenablog.com

そこで、他の人のブログを探すと、Appleに依頼した修理の事例が紹介されていました。こちらを見ると、部品代や工賃は無料とありました。AppleCareに加入していないから無料ということはないにせよ、自力でやるよりは安全に早く修理してもらえそうだなと思い、心斎橋店に修理を依頼することにしました。

 

Apple心斎橋でジーニアスと話す

心斎橋店で担当の方とお話ししましたが、やはりクラムシェルモードで熱がこもるのがバッテリー膨張の原因とのことでした。また、ほとんど放電することなく、ずっと電源を繋ぎっぱなしで使ってるのもあまりよくないとのことでした。修理代が高くつくかもと少し心配でしたが、なんと無料でした。

こちらが修理見積もりです。

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単価は19800円とありますが、請求金額は0でした。こういう修理事例がたくさん報告されているので、2016年以降のモデルについては無料で修理をしているとのことでした。

そして気になる納期ですが、3〜5日のうちに連絡するというので待っていましたが、早くも3日後には完了の連絡が届いていました。自宅から心斎橋までは15分程度なので、すぐに引き取りに行きました。

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この通り、きれいに直りました。

ボトムケースを全交換したという話でしたが、一番下のゴム足はそのままだったので、底板は再利用で、それ以外のキーボードやトラックパッドがついている部分をすべて取り替えたようです。2年使ってテカリが出始めていたキーボードは新品に生まれ変わりました。

 

 

MacBook Pro2017(13インチ)が研究室に入る

心斎橋店から引き取ってきたMacBookは、現在は自宅で使っています。研究室では、先日新たに買ったMacBook Pro13インチを使うことにしました。新しいMacBook Proはこれまでより小さい13インチのものを選びました。授業や会議など月に数回は持ち出す機会があるので、少し軽い方がいいと思ったからです。

相変わらず外部モニタをつないで使っていますが、また同じことになってしまっては意味がないので、冷却台を使って、ハードな作業の時は本体が熱くなりすぎないよう注意するようになりました。

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冷却台はアマゾンで見つけた、ゲーミングPC用の安いものを使っています。

 

 わりといいのですが、ギザギザした外形がちょっとじゃまです。

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このように外部モニタ、キーボード、トラックパッドをつないで使っていますが、本体は画面の照度をゼロにして、半開きにして置いています。画面を閉じてしまうと、放熱できなくなるからです。

 

画面割れiMacの代わりに自宅用になったMacBook Pro2015

研究室には新しいMacBook Proが入ったので、修理した15インチのほうは自宅の書斎で使っています。今月は冷房がない書斎はかなり暑いので、リビングにもってきて作業をする日もありました。こういうとき、2kg以上の重さであっても、ノートPCのほうが便利だなと思います。

また、2016モデルから省略されてしまったSDカードスロットがあるのも非常に便利です。ここ最近は、レンズを新調したりして、写真の写りを確認するためMacBook Proを使うことが多々ありました。こういうとき、ハブを通さなくてもすぐにSDカードを抜き差しできるMBPは便利です。

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iMacや外部ディスプレイよりも画面サイズは小さくなりましたが、液晶がきれいなので、Lightroomを使った写真加工の作業もやりやすいです。しかし、Lightroomやグーグルマップ(ストリートビュー)などを使うと、CPUに負荷がかかるのか、かなり暑くなり、ファンが回ります。あまり毎日負荷のかかる作業をすると、また膨張するかもしれないと少し不安があります。

先日、まだ使うかもといっていたiMacですが、画面割れのジャンク品はけっこうメルカリなどでは売買されているようです。「iMac 画面割れ」で検索すると何軒かヒットするし、私と同じような箇所が壊れていて、お前はおれか!と言いたくなるような出品者もいました。どうもみんな私と同じように、DIYで改造しようとして失敗したみたいです。古いし、画面は割れてるし売れないかも、と思っていましたが、部品取り用などで需要はあるみたいなので、あとで売ってみます。

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α7RIIで花火を撮る

マンションの高層階に住む

7月の初めから、マンションの高層階に住み始めました。今の時期は昼の暑さが厳しいのですが、それでも広々とした景色を眺める暮らしには満足しています。

部屋を初めて見に来た日、売主さんから、淀川花火大会がよく見えることを教えてもらいました。その時は西宮に住んでいたので、花火大会がどのくらいのものなのか想像がつかず、へー楽しみですねとか言っていました。7月下旬ごろになると、淀川河川敷や自宅近所に案内標識が出たり、マンション内に花火大会当日への注意が掲示されたりして、花火へ向けて町全体の気分が盛り上がっているのを感じました。

 

淀川花火に備えてレンズを買う

花火といえば、せっかく買ったα7を有効活用するいい機会です。8月にはドイツに行くことだし、新たなレンズをつけて、花火を撮ったりして、暗所撮影の練習をしないといけません。

と言うことで、テストが終わる頃に、以前から欲しかったレンズをいくつか注文し、まずは自宅近所の様子を撮影してみました。

トキナーAT-X Pro SD17-35 F4(キャノンEFマウント)

 

 α7シリーズの場合は、マウントアダプターMC-11を間にくっつける必要があります。

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けっこう大きくて重いです(600g)。また、レンズの口径が82mmもあるので、キャップが巨大です。

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以前からドイツで使ってみたいと思っていた広角レンズです。広角端17mmなので、スマホや普通のカメラよりもはるかに広い景色を一度に撮ることができます。

 

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夜景もこのとおり、手持ちできれいに撮れます。(ときどきAFが迷うことがあります)

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職場に出かける時ももちだして、通勤中に気になっていた風景を撮ったりしました。

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ごっちゃりした風景がはっきり写るので、撮っていて楽しいです。

 

 

キヤノンEF24-105mm IS STM

広角レンズ以外にも、評価が高いキヤノンの標準ズームも用意しました。

 

このレンズはもとが割と安く、数もたくさん出ているので中古で安く手に入りました。さっそく梅田の街を撮ってみました。

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トキナーとはちょっと色合いが違うけど、同じく非常によく撮れます。

 

シミュレーション、会場の確認

数日前からカメラを淀川方面に向けて、画角や距離、角度のチェックをしていました。

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淀川に中洲のようにはしけが浮かんでいるのがわかります。河岸にはたくさんテントやイスが設置され、観覧会場が整備されつつありました。

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夜には、照明がつけられ、遅くまで明るくなっていました。準備作業等が続いていたのかもしれません。

当日は、夕方ごろに、自宅書斎を片付け、机に三脚をたてて、淀川方面を撮ることにしました。

開始直前の様子です。

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拡大して見るとわかりますが、人がびっしりいました。まるでロックフェスのような盛り上がりです。自宅からは歩いても15分くらいの距離ですが、やはり行かなくて正解だったと思いました。

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暗所撮影にやや不安があったので、トキナーではなく、操作しやすいキヤノンをつけました。このようにα7を設置し、窓辺には、段ボール箱の上にGoProHero6を置いて、こちらはタイムラプス写真をとることにしました。

 

iPhoneをつかったリモコン撮影

始まる直前まで、自分でシャッターボタンを押して撮影すればいいやと思っていたのですが、花火のようなシャッター速度の遅い場合には、当然手ぶれ補正がついていてもぶれぶれになります。そのため普通はUSBで接続するリモコンを使ってシャッターを切ります。しかし私はソニーが出しているアプリをつかって手元で撮影しました。

www.sony.jp

このアプリで本体とスマホをつなぐと、スマホ画面にビューファインダの映像が映し出され、手元でシャッターボタンを押せます。撮れた写真はすぐさま本体からiPhoneに送られ、写りを見ることができます。

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本体に触れなくてもシャッター速度やF値などを操作できるようでしたが、よくわからなかったので本体のダイヤルで調整しました。

一時間ずっと暑い自室でシャッターを切り続けて数十枚撮りました。以下、よく撮れてるものをあげておきます。

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三脚で画角を固定していたはずでしたが、実際に花火が上がるのをみていると、高さが低いものや高いもの、開き方が大きいもの、小さいものと色々な種類があるので、ときどきカメラの向きや画角を動かす必要がありました。花火が開く際の煙や川面への反射などがきれいに写りましたが、花火自体はもっとシャッター速度を遅くして、光の軌跡を撮った方が良かったかなと思いました。

まあ、マンションは賃貸ではないので、まだまだ住むつもりです。毎年1回の花火大会ですが、いい写真が撮れるように少しずつ工夫していきたいと思います。

毛脛を出す男子たち 学生の服装はどう変化したか

テスト中は普段考えないことを考える

学期末ということで、今週は授業の代わりにテスト監督をしていました。私たち専任教員の場合は、監督補助として、別の授業(おもに100人以上の大講義科目)のテストをお手伝いすることがあります。

自分の担当科目であれば、学生たちがちゃんとできているかやきもきしながら見守るわけですが、他の先生の科目の場合は、テストの間は机間巡視や出席確認などの仕事はするものの、けっこうひまです。退屈でしょうがないので、テストの問題を読んだりすることもあるし、あとは学生たちの様子を観察したりしてすごします。

 

薄着の男子学生多くない?

先日の監督補助のときに気になったのですが、やたら薄着の男子学生が多いように思いました。以前から多いなあと思っていましたが、膝上丈の半ズボンの男子学生はいまや半数以上です。(7分丈まで含めると7割超かもしれません)昨今ではノースリーブで肩を出している男子もいます。経営学部にたくさんいる体育会の学生(スポーツマネジメントコース)かと思えば、そういうわけでもなさそうです。

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考えてみれば、私が学生・院生だったころや助手として大学に勤め始めたころは、こんなに男子学生の露出度は高くなかったように思います。いったいいつごろから、どういう経緯で、男子たちは毛脛をだすようになったのでしょうか。正確なことはよくわからないのですが、男子学生の服装の変化について少し考えてみました。

 

温暖化の影響なのか?

私たちが学部生だった20年前は、プライベートならともかく、大学に来るのに男子が半ズボンをはいていくなんてことはなかったと思います。べつにきちっとした格好をしなきゃいけないとは思っていなくて、サンダルばきの男子はふつうにいました。ただ、毛脛を露出してはいけないんじゃないかという遠慮のようなものは、みんなが共有していたと思います。

今年の熱波で小中学校、高校などにエアコンを取り付けるべきかが議論になっています。私は高校までたしかにエアコンなどない学校にいました。*1だからといって、当時はいまよりずっと涼しくて、冷房なしで夏を過ごすのは当たり前だったということはまったくありません。私が過ごした北関東は20年前からすでに7月8月は35度以上の真夏日がめずらしくありませんでした。高校は男子校だったので、通学時は学生服を着ていたものの、授業中はみな半袖短パンでした。短パンすら脱いでいる生徒も少なからずいました。

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(大学3年生の初夏、いまはなき明大駿河台11号館屋上にて。ポールスミスのデニムを履いていました。アバハウスのハチや羽アリのイラストが入ったTシャツをよく着ていました)

大学時代はコンビニで働いていましたが、暑い夏には飲み物の発注や品出しに追われました。毎日夕方には翌日の天気予報を店のPCで確認して、東京は35度を超えるからスポーツドリンクをいっぱい注文しておこう、昼間の時間帯は手が空いたらすぐに冷蔵庫の補充をしようと、いつも気温を気にながら仕事をしていたので、当時の暑さはよく覚えています。

1999年、大学4年生のころは、院試の勉強をしながら通訳派遣・国際会議コーディネートなどの会社でアルバイトをしていました。私の役割は会社や官庁などのクライアントと通訳者さんとの間で、書類や機材を運ぶ仕事だったので、年中スーツ着用でした。真夏でもネクタイを締めて、ジャケットを持ち歩き、お客さんの前ではボタンを閉めて着ていました。暑さと疲れで、夏には血尿がでて病院で検査してもらったことすらありました。

思い出してみると、やはり当時から既に十分暑かったのでしょう。20年前は、学生も大人の男性も、みんな暑さはがまんするものという認識だったのかもしれません。

現在は、ようやく数年前からクールビズが定着し、会社や学校につとめる大人も、ジャケットは着ないで、半袖シャツやポロシャツを着て働くのがあたりまえになりました。おかげでだいぶ夏が過ごしやすくなりました。

 

いつごろ男子学生は半ズボンを履くようになったのか?

半ズボンの学生は、いつの間に増えたのでしょうか。思い出してみると、私自身も、助手の頃は自転車通勤だったこともあり、7分丈のパンツで通勤をしていたし、男子学生たちも足首を出す程度は当たり前だったように思います。

6年前、この大学の経済学部で教え始めた頃は、たしかにラフな格好の男子が多いと思ったものの、みんながみんな半ズボンなんていうことはありませんでした。

太ももが半分くらい出てしまうような短いハーフパンツは、おそらくこの3年くらいで急激に定着してきました。私の学部はそもそも男子学生が多いし、ドイツ語にくるのもほとんど男子です。自分のクラスに集まる学生たちを思い出すと、やはりここ数年で爆発的に短い半ズボン男子が増えてきました。

 

何が学生たちのファッションに影響を与えているのか?

学生たちにおけるファッションの流行というのは、女子学生だけでなく、男子学生においても当然あります。例えば明るい髪色は女子学生には今も人気ですが、男子たちにおいては数年前より減ったように思います。私の周りの男子学生たちは、脚や肩は出しているけど、ファッション自体は以前より地味になってきています。

学生の雰囲気が大学ごとに違うのと同様、学部ごとのカラーもけっこう違っていて興味深いです。ときどき、横断歩道を渡って、少し離れた文芸学部や総合社会学部に行くと、学生たちの雰囲気や服装が違っていることに気づきます。これらの学部は経営学部に比べて女子学生の比率が高く(半分以上)、それが男子学生の服装にも影響しているのかもしれません。(あまり半ズボン男子はいないようです)

また、経営学部の特徴として、スポーツ学生が多く在籍していることが挙げられます。朝から昼にかけて練習をして、午後以降授業に出てくる運動部の学生たちは、いつもジャージやTシャツなど動きやすそうな服装で教室にやってきます。設備が古くて廊下や階段が暑い経営学部にはちょうどいい服装だとも言えます。彼らの服装が一般学生にも取り入れられているという部分はあるでしょう。

留学生たちももしかしたら学生のファッションに影響を与えているかもしれません。とくに東アジア圏からきている学生たちは、日本人学生に比べて薄着でラフな格好をしていることが多く、彼らのファッションから日本人学生が影響を受けていることも考えられます。あるいは昨今非常に増えた、外国人旅行者からの影響もあるかもしれません。

いずれにせよ、私たちの世代では、ファッションの情報源が紙媒体と口コミがメインだった(学生時代の私も毎月ファッション誌を読んで、渋谷や原宿のショップによく出かけていました)のに対し、現在では雑誌の影響力は低下し、海外から来る人やネットでの情報(ユーチューバーなども含めて)など、多様化しているのは確かです。

 

毛脛を出す自由を!

ここまで、半ズボンを履いて大学に来る男子たちについて、考えたことを述べてきました。もちろん、世の中の多くの人が、このような流行を歓迎しているわけではないでしょう。

matome.naver.jp

 

これらのまとめ記事に見られるように、男子の半ズボンは女性には不評だというし、男性自身にも抵抗があることはわかっています。しかし、この熱波に適応するべく、薄着になっていくというのは自然なことなので私としては大歓迎です。

イギリスでは、校則で半ズボンが認められないから女子のスカートを履いて登校する男子たちが話題になりました。

news.livedoor.com

 

男子学生が毛脛をさらすことが、今時の世の中では、だんだんと当たり前のこととして受け入れられてきているのに対し、大人とくに教員が半ズボンで仕事をするのは未だ許されていません。

自分が積極的に半ズボン化推進の旗振り役になる気はありませんが、近い将来半ズボン先生も認められるようになることを望みます。

 

*1:エアコンはありませんでしたが、石油ストーブは各教室についていました。石油当番が石油を補給しにいったり、給食の時にはストーブの上で牛乳を湯灌したりしました。大阪府南部出身の妻に話したところ、やはりストーブなどなかったと言っていました。大阪程度の冷え込みならたしかに必要ないでしょう。

アクティブラーニング教室でのプレゼンテーションの試験

いよいよ前期が終わる

大雨での休講が途中に入りましたが、なんとか今学期も15週目まで終えることができました。

以前の記事にも取り上げていた、アクティブラーニング教室での授業ですが、だんだん私も学生たちも要領がわかってきて、グループワークを中心にした授業ができるようになってきました。

 

schlossbaerental.hatenablog.com

 今回はこの記事の後半で説明している、グループごとにデスクを並べ替えたり、グループで一つずつホワイトボードを使える教室での授業について書きます。

金曜日の2年生向けドイツ語総合3のクラスは、教科書を指定しているものの、教科書の解説と問題練習だけではつまらないので、毎回15分から30分程度、ホワイトボードを使ったグループワークを実施しています。

15回目は口述試験

私はどのクラスでも、15回目に口述試験を行うようにしています。大学全体で定めているルールとして、試験期間中にペーパーテストは行っています。それとは別に、ドイツ語の文章を自分で作ったり、ちゃんと発音できるかを確認したりするテストを、各クラスの最終回に行なっております。

この口述試験の目的は正直なところスピーキングやコミュニケーション能力をはかることではありません。それよりはむしろ、教科書や授業内の練習で身につけた、ドイツ語文法や文を作る上でのルールや、発音を確認する機会としています。また、授業内容全体を復習し、(翌週に行う)ペーパーテストの勉強への導入になればと期待しています。

そのため、これまでのクラスでは、教科書の前半で出てくる内容(動詞の人称変化、話法の助動詞、所有冠詞など)を使って、自分および自分の家族や趣味についてのプレゼンテーションを試験としてきました。あるいは、学生にある程度下準備をさせた上で、一人一人に私が5つくらい質問をしてちゃんと答えられるかを見るテストをしたこともありました。

 

グループワーク中心の授業で、どんな口述試験ができるか?

ペアではなく、3〜4人のグループでどのような口述試験ができるでしょうか。かつて実施したものとしては、京大などでやった動画を作る課題とか、本務校で実施した4コマでお話しをつくってプレゼンするといった方法があります。

schlossbaerental.hatenablog.com

今回は、普段からホワイトボードを使って文章を作るグループワークをしているので、その延長ですぐできるものにする必要がありました。普段のワークで私が重視していたのは、教科書にでてくる新しい文法事項を習得することと、ドイツ語の基本である語順や変化を、繰り返し練習する中で身につけることでした。

いつもの授業での課題は、たとえば「〇〇を使った疑問文とその答えの文を作る」(〇〇にはその日の学習内容、不規則変化動詞、3、4格の目的語、所有冠詞つきの名詞、3、4格支配の形容詞などが入ります)という形です。そのため、学生たちにはある程度、問いと答えのパターンや例文のストックが定着していると考えられました(まあ程度の差はあるのですが)。

そこで今回は、問いと答えをもう少し膨らませて、10文以上からなる会話文を作り、プレゼンテーションをするということを課題としました。

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会話文の作成

いちおう試験なので、レジュメで課題の詳細を説明しました。

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(レジュメでは10文程度としていますが、当日は10文よりもっと長くてもいいと言いました)

10時45分からの授業で、11時ごろからグループでの作業をスタートしました。1時間は長いかなと思ったのですが、各グループの動きを見ていると、ちょうどいいくらいでした。

普段のグループワークでは、各グループの答えを見ながら、私がちょくちょく文法のミスや意味のわかりにくいところを指摘して回るのですが、今回はひたすら待つことに徹しました。近いところで解答を作ってるグループは、チーム内で議論しつつ、私の方に目で助けを求めてきていましたが、曖昧な笑みでかわしました。

文法事項のミスについては指摘しない、自分たちで話し合う、とはっきり言ったことがよかったのか、各グループとも、仕上げの時間になると、単語の転記ミス(なぜか学生たちを見ているとこれが非常に多いです)や文法のミスなどをちゃんと訂正できていました。

 

プレゼンテーションを終えて

どのグループも1時間で文章を作成し、発音を確認するところまでちゃんと終わらせられました。残りの15分で、5つのグループのプレゼンテーションを見ました。

教科書の会話文を参考に、メンバー全員が発言できるように登場人物をふやして文章を作ったチームもあれば、夏休みの予定を話題にしたチーム、振り込め詐欺や銀行強盗との会話を作ったチーム、予選敗退したドイツ代表選手との架空の会話を作ったチームなど、非常に工夫された力作ぞろいでした。

今回のワークでは、辞書や教科書はもちろん、スマホを使うことも認めていたので、ほとんどのチームがGoogle翻訳を使っていました。それにもかかわらず、あまりにも突拍子のない文が出てこなかったのは、やはりこれまでにやってきた授業内のワークが役に立っていると考えられます。(以前は学生に会話文を作らせると、教科書を全く無視してすべて自動翻訳で作成するなんてこともよくありました)

Google翻訳を使えばある程度の文を自動で作ってもらうことはできますが、それ以上に教科書やこれまでの授業で積み重ねてきた練習で得たものを生かしたほうが、簡単で確実に文章を書くことができるはずです。少なくとも多くの学生がそう思って、グループ内でよく話し合っていたことが、このグループワークの最大の成果だろうと思います。

 

まとめ

 

外国語の習得の過程を考えると、教科書を読んだり、練習問題を解いたりといった、文章を読んで理解する段階が最初にあります。その次に、読んだものを参考に、自分で文を作ってみる、さらに問いと答えの形を作ります。その積み重ねで会話のやり取りへと発展していくわけです。今回は前期の授業を通じて、この筋道をたどって、言語の構造のようなものを学生たちが理解できればと思いました。

初習外国語の授業において重要なポイントは、文法、覚えたフレーズによる会話、語彙などさまざまであり、どこに重点を置くかは教員の判断によります。私の方針としては、文法事項を解説したら、それを生かした作文練習を積んで、ドイツ語の構造を理解していくことが、コマ数が少なく、専門の学習に必要ない(語彙を増やす必要がない)学部においては最適ではないかと考えています。

まだテストが終わっていないので、このクラスが完全な成功だったとはいいきれないのですが、非常にいい手応えを得て前期を終えることができました。後期は話法の助動詞、現在完了形など、もう少し扱う文法事項が複雑になってきます。また会話文を作るワークをするとなれば、どのような話ができるのか楽しみです。

 

じゃあ、便利な大学ってどこよ?

暑くて毎日の通勤が苦痛

先日公開した記事にも書きましたが、私は非常勤で2年、専任教員になって4年、東大阪市の職場に通っています。

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今月からは大阪市に引っ越したので、だいぶ通勤時間が短くなりました。とはいえ、自転車を使わない限り、最寄り駅から大学まで暑い中を歩かなければならないことには変わりありません。職場は4つくらいの駅から歩いて行けますが、一番近い近鉄長瀬駅からでも12〜13分程度かかります。朝も夕方も、駅までの道は学生でごった返すし、帰りの時間帯は大阪市内方面へ向かう電車のホームが、まるで花火大会後のように混雑します。

この人混みがいやで、通い始めた頃は、迂回路を通ったり、あまり近くない別の駅を利用したりしていました。最近は、研究室が門のすぐ上の建物に移動したこともあり、諦めて最寄り駅を使っています。

6年前からずっと不便だと思っていた近畿大学への通勤ですが、考えてみれば関西近辺の大学って、どこもそんなに便利じゃないような気がします。そもそも私の職場と比べて、もっと不便な大学の方が多いかもしれません。今回は、自宅や職場から近い大学や友人知人が勤務する大学など、京阪神のいくつかの大学の中でどこが通勤通学に便利なのかを比較してみます。

適当に書き始めたら、評価が「やや便利」、「かなり不便」「わりと不便」のように曖昧な表現になってしまったので、文章の最後に点数をつけることにします。通勤通学に便利な順に10段階評価とします。

(しかし、便利さというのも真面目に考えようとするとけっこう難しくなります。駅から近くても、その駅に来る電車が1時間に一本しかないなんていう場合は、どちらかといえば不便ということにもなります。また、電車に乗ったところで都市部まで1時間かかるなんていう立地も便利とは言い難いでしょう。さらに、車でなら行きやすいという評価も今回は除外します。主観的に、駅から近い、駅に多くの電車が停まる、市街地(都心)に近いといった点を重視して「便利さ」とします。)

 

京都の大学 鉄道駅が近ければ便利、バスは不便

京都大学:やや不便。大学院生の頃はすぐ近くに住んでいたので気にならなかったのですが、遠くから来る人にとって、京大は割と不便なところです。最寄りの鉄道駅は京阪出町柳駅ですが、歩いて最低10分はかかります。私がいた吉田南校舎だと15分くらいはかかります。バス停は周辺にたくさんありますが、昨今の混雑状況を考えると、時間が読めないし、あまり使い勝手はよくありません。最近でも京大に行く用事はありますが、たいていは京都駅から地下鉄で丸太町か今出川、そこからバスかタクシーという方法をとっています。(自宅が京阪中之島駅から近くなったので、今度は京阪電車でも行けます)評価:4

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同志社大学:たいへん便利。たぶん同志社がこの辺では一番便利でしょう。京都市営地下鉄今出川駅の出口がキャンパス入り口と直結しています。評価:10

 

立命館大学:かなり不便。バスの路線はありますが、学生数が多く、観光客に人気の金閣寺龍安寺が近くにあるので、いつ乗っても混雑します。等持院駅など鉄道駅もありますが、嵐電北野線京都市外から来る人にとってはほとんど使えません。JR嵯峨野線からはやや遠いので、よほど健脚の人でないと歩けません。評価:2

 

龍谷大学:便利。JR奈良線京阪電車、市営地下鉄の駅からそれぞれ10分以内に行けます。私は非常勤で通っていた頃、右京区からJR嵯峨野線JR奈良線と乗り継いでいましたが、30分程度しかかかりませんでした。評価:8

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京都ではなくどこか遠い地方の鉄道のように見える奈良線

 

京都精華大学:わりと便利。左京区の端っこにあり、市内からは遠く見えますが、叡山電車の駅とつながっています。また、地下鉄国際会館駅からはスクールバスがかなりの頻度で発着しています。評価:7

 

京都産業大学:やや不便。精華大学とは同じ峠の反対側の斜面に位置する京産大ですが、叡電の駅からは少し遠く、京都バスを使うほかありません。地下鉄北大路駅から大学行きのバスがたくさん出ているようです。私は自転車で行ったことしかないのですが、ほんとうに北大路から15分で着くのでしょうか?評価:5

 

京都造形芸術大学:やや不便。京都市バスで京都駅や四条河原町から直行できるバスがありますが、どの路線も市内中心部を経由するので時間がかかります。叡電茶山駅から歩けますが、坂道で15分くらいかかります。評価:4

 

京都工芸繊維大学:便利。地下鉄松ヶ崎駅から歩いてすぐです。ここも自転車でしか行ったことがないのでどういう交通手段があるのかよくわかりません。評価:8

 

京都外国語大学:まあまあ便利。最寄り駅は阪急西院駅ですが、そこからバスで5分程度、歩くと15分以上かかります。大学ホームページには書いてありませんが、嵐電山内駅から歩くこともできます。(あまり近くないし、道が入り組んでいるのでおすすめしませんが)評価:7

 

京都府立大学:非常に便利。地下鉄北山駅から徒歩10分以内。北大路駅からも近い。北大路通沿いのバス停からも近いです。評価:9

 

京都女子大学:便利。京阪七条駅東大路通から近い。京都駅からは学生用の赤い市バスが出ています。七条駅から歩くと登り坂なのでちょっときついでしょう。京都の他の大学に比べると、京都駅から近いので市外からのアクセスはかなりいい方です。 評価:7

 

佛教大学 :思ったより便利。市内の北部で中心街や鉄道駅からは遠いものの、環状道路(北大路・西大路)に近いため、バスがたくさん走っています。市外からは地下鉄北大路、そして北大路バスターミナルから10分程度です。評価:6 

大阪の大学 郊外化が進んでおり、市街地から外れたところに大学がある

大阪大学豊中):やや不便。最寄りの阪急石橋駅は急行停車駅なので、電車はたくさん来ます。しかし駅から坂道を15分程度歩かないといけません。夏は厳しいです。吹田や箕面のキャンパスはさらに不便です。評価:5

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大阪府立大学:やや不便。メインの校舎である堺市中区学園町のキャンパスは、なかもずから徒歩で20分、白鷺駅から10分程度かかります。評価:4

 

大阪市立大学 やや不便。最寄りの杉本町からは歩いてすぐですが、そもそも阪和線の本数が少ない。御堂筋線のほうが本数は多いが、あびこ駅からは少し歩く。大阪市中心部からはまだ近いのが救いでしょうか。評価:5

 

大阪産業大学 不便。駅から遠い。バスに乗ればすぐ着きますが、歩くとかなり時間がかかります。大阪の中心街からも遠いです。(同じ市内ですが、私の職場からだと1時間くらいかかるようです)評価:2

 

大阪商業大学 わりと便利。近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩5分以内です。しかし各駅停車しか停まらないのでピーク時でもなかなか電車に乗れません。評価:7

 

関西大学 やや不便。関大前の駅からは坂道を徒歩約10分。エスカレーターがついて坂道を歩くのはだいぶ楽になりました。しかしそもそも阪急千里線自体が淡路からの支線なので他の沿線からは少し時間がかかります。評価:6

 

近畿大学 やや不便。近鉄大阪線長瀬駅弥刀駅から12〜13分、JR俊徳道駅から20分、近鉄奈良線河内小阪駅八戸ノ里駅から徒歩20分程度です。河内小阪駅以外は各駅停車しか停まらない駅なので、なかなか電車が来ません。駅から大学までの道は平坦なので歩きやすいのですが、夏は暑くて大変です。評価:5

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JR俊徳道へ行く途中でであう猫。最近見ていない)

 

神戸、阪神間の大学 キャンパスは充実していますが、だいたい山の手です

神戸大学:やや不便。阪神・JR・阪急と三路線が使える神戸の一等地にありますが、駅からはやや遠く、一番裾野の文学部など以外はバスでないと行きにくいでしょう。バスは電車通学の学生・教員がみんな乗るので当然混雑します。評価:5

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(国際文化学部前。ここまでJR六甲駅から歩いたときは汗だくになりました。)

 

甲南大学:たいへん便利。JR、阪急の駅から近く、徒歩10分程度で着きます。(阪急岡本駅は特急停車駅です。)最寄り駅周辺は神戸でも人気の上品なエリアです。阪神線だとどの駅になるのでしょうか。よくわかりませんが、阪神からもそう遠くはありません。(私は近所に住んでましたが、走って行ったことしかないので駅からの所要時間は推測です)評価:10

 

甲南女子大学:わりと便利。JRの甲南山手駅からは近いのですが、非常に急な坂を登らなければ行けないので、スクールバスが出ています。自転車などは恐らく無理でしょう。評価:7

 

神戸女学院大学:やや不便。西宮北口から乗り換えて一駅目の阪急門戸厄神駅から徒歩10分程度ですが、入り組んだ住宅街を抜けて、山を登ったところに大学があります。JR西宮駅からバスで行くこともできますが、裏門から入る形になり少しわかりにくいようです。 評価:6

 

関西学院大学:不便。神戸女学院からは同じ山脈の北側に位置しています。電車だと一駅先の甲東園が最寄りですが、徒歩で15分くらいかかり、しかも山道で、階段などもあります。JR西宮からのバスは狭い住宅地を通るので時間がかかります。評価:6

 

武庫川女子大学:便利。阪神神戸線鳴尾駅から約5分程度です。駅から歩く距離は短いのですが、鳴尾に停まる電車が少ないのが残念です。評価:7

 

芦屋大学:かなり不便。芦屋のザ・山の手、六麓荘にあります。大学周辺は博物館のような個人宅が立ち並んでいます。電車が通っている平野部からはかなり上ったところにあるので、徒歩や自転車で通学するのは難しそうです。阪急夙川駅やJR芦屋駅などから路線バスやスクールバスが出ているので、他所から来る学生はバスを利用するようです。評価:3

 

大手前大学:かなり便利。西宮時代のマンションから一番近い大学でした。JRさくら夙川、阪急夙川、阪神香櫨園と三駅から徒歩10分以内と、非常に便利です。阪神間の大学はどこも坂の上にあって、通学に不便なところばかりなので、大手前のように平地にある大学は珍しい方です。受験生が集まらず、近年は迷走しているようですが、立地はいいのでもったいないです。評価:9

 

まとめ どこも似たり寄ったりであんまり便利じゃなかった

ここまで書いてみて、同志社大学甲南大学のような一部の例外を除いて、近畿圏の大学はどこも駅から離れていて、あまり便利ではないことがわかりました。私の母校のように、学会でときどき訪れる東京の大学などは駅から歩いて数分というところが多く、東京の方がいいかなと思うこともあるのですが、東京だと今度は乗り換えなどで時間と体力を消耗するわけですから、どっちみち同じことでしょう。

あんまり贅沢を言わないで、今の職場でがんばっていこうと気持ちを新たにしました。